まんまマッドマックスの世界観!? 魔改造ヤマハTW200にバイカー映画監督ナカモトユウが乗ってみた【ヤマシタエンヂニアリング】

●文:[クリエイターチャンネル] ナカモトユウ ●外部リンク:ヤマシタエンヂニアリング
どうも! ヤングマシンさんでちょいちょい記事を書かせて頂いております。バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。
突然ですが、皆さん。
現在、私は20XX年の未来からこの記事をお送りしております。こちらの世界ではついに人類の大半が死に絶え、環境汚染が進んで世紀末な世界になってしまいました。
いや〜、毎日大変です。ちょうど食料が尽きたので最寄りのコロニーまで行きたかったのですが、徒歩だとかなり距離があるのでどうしたもんか…。
うーん、このマッドマックスな世界でも活躍できそうな乗り物が欲しい…。
あ! あんなところに! ヤマハの名車TW200の世紀末カスタム仕様が!
横浜のショップ「ヤマシタエンヂニアリング」さんのカスタム車!
はい。というわけで今回はこちらの車両をご紹介させて頂きます。一見するとヤマハのTWというのが分からないぐらいフルカスタムをされております。
ロングスイングアームなので、なんとかTWと判別できるぐらいですね。こちらは横浜のカスタムショップ「ヤマシタエンヂニアリング」さんが手掛けた車両になります。
ヤマシタエンヂニアリングさんは、スズキのイナズマ、ホンダのナイトホークやVRXなどの車両をメインに、銀色のタンクとブロックタイヤがトレードマークのカスタムバイクを数多く手掛けているカスタムショップです。
SNSでの人気も高く、Instagramに至ってはフォロワー数1万人越え! というカスタム界隈ではかなり珍しいショップさんなのです。
あの超有名なファッション雑誌「GQ」のフランス版Instagramに取り上げられてから、一気にバズったと語る代表の山下さん。今回はそのGQで紹介されたヤマハのTWをお借りしてきました。
実は4輪のバギー用!? 超極太のブロックタイヤがイカす!
ほぼ全ての箇所がカスタムされているので、代表的なところをご紹介しますね。
まずはリアの極太のブロックタイヤ。ロンスイ仕様でしか装着できないほどのゴツさがあるファットタイヤです。こちらはなんと、4輪のバギー用のタイヤを装着!
フロントタイヤとの高さが同じになるよう、わざわざこのタイヤを探して取り付けたのだとか。たしかにフロントとリアのタイヤのサイズが同じに見えて、シルエットが綺麗に見えますね。
小ぶりなシングルシートが超絶クール!
次に注目したいのが、フレームをカットして製作したシングルシート。通常のTWは2人乗り仕様でオフロードバイク系のスタイルなのですが、こちらはかなりスッキリとした印象になっております。
マフラーも短めの物を取り付けており、エンジン付近にシートやマフラーなどの各パーツを密集させて絶妙なバランス感を演出しているとのこと。かなり計算されて製作されたカスタム車両というのが見受けられます。
他にもコンパクトなミニメーターや、バーエンドに取り付けられたウインカーなど挙げていったらキリが無いので、カスタム箇所の紹介については今回はこれぐらいにさせて頂きます。
この記事が好評でしたら次回はヤマシタエンヂニアリング代表の山下さんに、もうちょっと詳しくカスタムについてお伺いしてみようと思いますね!
世紀末TWの乗りやすさにびっくり!
最初はロングスイングアームと極太タイヤにビビっており、恐る恐る運転してみたのですが、さすが元の車両がTWだけあってかなり乗り手に優しい設計をされており、すぐに慣れることが出来ました。
スクランブラースタイルを強調するため、ノーマル状態より車高も上げてあるのですが、車体が軽いのもあり特に乗りづらいといった印象はありませんでした。
街乗りではもちろん、未舗装路でも安定した乗り心地で、TWを良さを活かしたカスタムだなと関心しちゃいました。ただ、前後のフェンダーが無いので、雨の日は乗らない方が賢明かなと!
オーダーしてから2年待ち!? 気になっている方はすぐにご連絡を!
ヤマシタエンヂニアリングさんにお伺いしたところ、実は今回の車両は最初に制作した1台目で、現在同じ仕様で10台以上を制作されており、パーツの選定や配線の取り回しはより洗練されているのだとか。
本記事でご紹介したTWはバッテリーレスでキック始動のみですが、現在は小型バッテリーをタンクの下に設置してシルエットは変えずセル仕様にも変更可能とのことでした。
全国からオーダーの連絡が入っており、1番忙しい時期は2年待ちという状況もあったのだとか。
現在は少しずつ解消されているらしいのですが、それでも納車まで数ヶ月はお待たせしてしまうとのことでしたので、この記事を読んで気になった方はできるだけ早めに問い合わせをしてみると良いですよ!
ドラマに登場し大人気になったTWとは!?
1987年に発売されたヤマハTW200について振り返っておくと、極太タイヤが特徴的な登山系として登場したオフロードバイクでした。その後、排気量が223ccになり、TW225という名称に変更。
木村拓哉さんが出演された「ビューティフルライフ」というドラマでスカチューン仕様のTWが登場したことで一躍有名になり、当時キムタク氏に憧れた若い人は皆同じような仕様のカスタムをして乗っていました。
そんな日本のカスタムバイク文化に名を刻んだTWが、姿を変えてまたこうしてカスタムされて令和の若者たちに注目を集めているのはなんだか胸がアツくなりますね。
唯一無二のスタイル! 他人と被りたくないライダーにオススメ!
はい、というわけで今回はヤマシタエンヂニアリングさんが手掛けたフルカスタム「ヤマハTW」をご紹介しました。唯一無二のスタイルで、他人と被りたくないライダーにオススメなカスタム車両です。
「俺もこのTWに乗りたい! 」「他のカスタム車も気になる! 」と思った方は是非、ヤマシタエンヂニアリングさんのSNSをフォローしてみてください。お問い合わせも基本的に、InstagramのDMで受け付けておられるとのことです!
いや〜。これでなんとかこの世界で生きていけそうです。TWは燃費も良いので、ガソリンが貴重なこのご時世、大変助かるのです。
では、皆さん! また世紀末で活躍しそうな車両が見つかりましたらご紹介しますね! ほいじゃまた!
カスタムTW200を動画でご紹介!
走っている姿が観たい!排気音が気になる!そんな方に向けて、今回も動画を撮影してみました。
この記事を最後まで読んでくださった世紀末サバイバルに憧れているそこの貴方!
YouTubeにアップしておりますので是非動画の方もチェックしてみて下さい!
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ナカモトユウ)
どうも! バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。賃貸ガレージユーザーの僕は、自宅でバイクのカスタムや整備をすることが多いのですが、ここ最近願望がありまして…。それは…エアコンを設置したい!!! 9月[…]
1分でわかる記事ダイジェスト クラシカルなデザインのフルフェイスヘルメット。Araiのラパイドネオや、SHOEIのグラムスターは結構な価格するし、BELLのブリットは海外製なので頭の形状的に日本人には[…]
どうも! バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。突然ですが皆さん、「仮面ライダー」は、お好きですか? 僕は幼少期に観た「仮面ライダークウガ」に憧れてバイクに乗り始めました。もしかしたら僕のような仮面[…]
どうも! ヤングマシンさんでバイク用品レビューを書かせていただいております。バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。 僕の愛車は、カワサキW800やKZ1000,W3などのレトロなスタイリングのバイク[…]
どうも! バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。 突然ですが皆さん。ヘルメットはどのブランドの製品を使用していますか? SHOEI、Arai、OGK KABUTO、BELL…色んなメーカーがあります[…]
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA])
ヤマハRZ250:4スト化の時代に降臨した”2ストレプリカ” 1970年代、国内における250ccクラスの人気は低迷していた。 車検がないためコスト的に有利だが、当時は車体設計が400ccと共通化され[…]
徳島藍染に昭和プリン、千草に霧桜だと?! ヤマハモーター台湾は、レトロポップな125ccスクーター「ビノーラ」をモデルチェンジ。「Newtro Fashion(ニュートロ・ファッション)」のコンセプト[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
ヤマハ トリッカー[2019] 試乗レビュー 軽い取り回しで市街地もダートも楽しい! ヤマハ セロー250とフレームとエンジンを共用しているトリッカー。“BMX感覚のサイズ感”を実現するために前19/[…]
50ccクラスは16歳から取得可能な“原付免許”で運転できるほか、普通自動車免許でもOK バイクを運転するための免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大[…]
最新の関連記事(カスタム&パーツ)
重厚感とユーザー寄りのデザインと扱いやすさが魅力本物のクラシックテイストがロイヤルエンフィールドの特長 1901年にイギリスで創業したロイヤルエンフィールドは、世界最古のバイクブランドとして長い歴史の[…]
SHOWAハイパフォーマンスシリーズキット体感試乗キャンペーン 東京都練馬区のK’s STYLE(ケイズ・スタイル)では、カワサキZ900/Z900RS用の高性能サスペンション「SHOWAハイパフォー[…]
オークションで購入したシート、2~3cmの裂けたようなキズが… 筆者が某大手オークションサイトで購入した、純正コブラシート。「これでイメージチェンジするぞ! 」と思っていたのだが、購入前に気になってい[…]
プラス11万6600円(工賃別)でカフェスタイルに変身! 2025年式のヤマハXSR900に対応する、フロントカウルおよびシートカウルがワイズギアより発売された。 フロントカウルは、車両本体のカラー[…]
XSR900GPとの組み合わせでよみがえる”フォーサイト” ベテラン、若手を問わずモリワキのブースで注目したのは、1980年代のモリワキを代表するマフラー、「FORESIGHT(フォーサイト)」の復活[…]
人気記事ランキング(全体)
使わないのは「どうせ利かない」もしくは「踏んでもよくわからない」…… リヤブレーキをかけているライダーは、驚くほど少ない。 ブレーキペダルを踏んでも利いているかわからない、すぐABS(アンチロック)が[…]
振動の低減って言われるけど、何の振動? ハンドルバーの端っこに付いていいて、黒く塗られていたりメッキ処理がされていたりする部品がある。主に鉄でできている錘(おもり)で、その名もハンドルバーウエイト。4[…]
足着きがいい! クルーザーは上半身が直立したライディングポジションのものが主流で、シート高は700mmを切るケースも。アドベンチャーモデルでは片足ツンツンでも、クルーザーなら両足がカカトまでベタ付きと[…]
ホンダ新型「CB400」 偉い人も“公認”済み ホンダ2輪の総責任者である二輪・パワープロダクツ事業本部長が、ホンダ新ヨンヒャクの存在をすでに認めている。発言があったのは、2024年7月2日にホンダが[…]
一回の違反で免許取消になる違反 交通違反が点数制度となっているのは、よく知られている。交通違反や交通事故に対して一定の基礎点数が設定されており、3年間の累積に応じて免許停止や取消などの処分が課せられる[…]
最新の投稿記事(全体)
片手で食べられるハンバーガーはバイク乗りにおすすめ いよいよ始まるゴールデンウィーク。気候も暖かくなり、梅雨や猛暑を迎える前のこの時期はツーリングにうってつけだ。 ちょっとバイクで遠出しようか…そんな[…]
1位:スズキ『MotoGP復帰』&『850ccで復活』の可能性あり?! スズキを一躍、世界的メーカーに押し上げたカリスマ経営者、鈴木修氏が94歳で死去し騒然となったのは、2024年12月27日のこと。[…]
1105点の応募から8点の入賞作品を選出 株式会社モリタホールディングスは、このたび「第20回 未来の消防車アイデアコンテスト」を実施、受賞作品が決定となりました。 全国の小学生から集まった、1105[…]
「ETC専用化等のロードマップ」の現状 2020年に国土交通省が発表した「ETC専用化等のロードマップ」。その名の通り、高速道路の料金所をETC専用化にするための計画書だ。これによると、ETC専用化は[…]
一大ブームが巻き起こった1986年 滑走路で戦闘機と加速競争する姿、美人教官とのタンデム、苦悩を抱えて丘の上に佇む夕暮れ──。数々の印象的なシーンに初代ニンジャ=GPZ900Rがいた。 1986年に公[…]
- 1
- 2