角度によって見え方が変わるクジャクみたいなフルフェイスヘルメット SHARK D-SKWAL2

  • [CREATOR POST]相京雅行
D-SKWAL2 シガングリーン

●文:[クリエイターチャンネル] 相京雅行

ワイズギアが扱っているヘルメットといえばゼニスが有名ですが、最近ではフランスのヘルメットメーカーSHARKも扱っています。

当初はダラクというジェットヘルメットの取り扱いからスタートしていて、ゴーグルとマスクを装着することでフルフェイス化できるユニークなシステムが特徴のヘルメットでした。

現在では取り扱いの幅を広げており、モトGPで走るためのヘルメットやシステムヘルメット、カーボンヘルメットなど特徴的な製品をラインナップしています。

今回紹介するのは、SHARKのラインナップ中でも機能性とコスパのバランスの良いツーリングヘルメット、D-SKWAL2(ディースクワールツー)です。

付属品とカラーバリエーション

ヘルメットの箱を見てみるとSHARKのロゴが入っていますが、サメの背ビレのようなロゴなので、SHARKはまさにサメを意識して作られたブランド名なのでしょう。

付属品はヘルメットの袋と説明書、ピンロックシートが付属されています。

袋は1枚生地ですが、表と裏側で手触りが異なり、裏側は滑りが良くヘルメットが傷つきにくい加工がされています。

入り口は4本の紐で絞れるようになっていますが、しっかり絞っても厚手の服を着ていると肩掛けするのは難しそうです。

ピンロックシートはシールドに取り付けて曇りにくくするための物。筆者愛用のヘルメットにもつけていますが、雨の日にも曇りにくく効果は絶大です。

ヘルメットの操作方法や、内装、シールドの外し方などは図入りの説明書があります。フランスのメーカーですが日本語なのでご安心を。

単色モデルはブラック、ホワイト、マットブラックの3色で価格は3万5200円。

グラフィックモデルは7色用意され、オリベイラファルコというモデルのみ4万1050円。その他のモデルは3万8500円となっています。

僕の推しは圧倒的にシガングリーンというカラーです。他のグラフィックモデルにはない光の当たり方で見え方が変わる特徴があります。

D-SKWAL2のデザイン

ブラックの塗装をベースにグラフィックステッカーを張り、クリア塗装でとじていますが、グラフィック部分がポイント。

鳥の羽と植物の葉を組み合わせたような独創的なグラフィックパターンですが、パールが入っており光の当たり方で青、緑、紫など色味が変わります。

シャークのロゴは額の部分と後頭部に一か所ずつ、サイドはグラフィックと一体化する形で入っていて、いずれもクリア塗装の下側に貼られているので剥がすことはできません。

後頭部にはPSCとSGのステッカーとサイズステッカーが貼られています。サイズの方は剥がしちゃっても良いかもしれません。

後頭部上側に配置されたリアスポイラーは大型でデザイン上も大きなインパクトがあります。

横から見るとちょうど頬の部分が絞り込まれているのがわかります。頭頂部もリアスポイラーにかけてエッジの効いたデザインになっておりシャープな印象です。

D-SKWAL2の機能性

ベンチレーションは頭頂部と口元にそれぞれ一か所ずつになります。

頭頂部はノブを後ろにスライドさせると開き「OPEN」と表示されます。ヘルメットの形状によっては開いているのか閉まっているのかわかりにくかったりしますが、これなら一目でわかります。

口元は凹みの部分を推すことで上側にベンチレーションが出てくる仕組みですが、ヘルメットを少し下向きにしないと走行風を取り込むのが難しいように見えます。

インナーバイザーの出し入れはシールドベースの部分を操作することで可能です。通常下淵やベース下側に操作機能を設けることが多いですが、シールドベース部分であればインカム装着の邪魔にもならないので画期的といえます。

インナーバイザーを出してみると、中心部分はノーズガードよりも下までカバーしているので、顔をしっかり隠し、日差しから目を守ることができます。

インカムの装着は、左サイド下にエッジがなく平面なので両面テープ固定は問題ありません。

下淵の部分はゴムが折り込まれていて、後ろに行くほど折り込みの量が大きくなるのでクリップで止めるならシールドベースの少し前あたりがお勧めです。

顎紐に関してはラチェットバックルタイプを採用しています。

D-SKWAL2の内装

トップ、チークパッド左右とチンカーテンの4つが取り外し可能です。

肌が振れる部分は肌触りの良いメッシュ生地が採用されており、汗の吸い取りが良さそうです。

被る時に目に入る下側などはベロアのような生地が採用されていて質の高さを感じさせます。

チークパッドはボタン3点とマジックテープで固定されています。ボタン部分は赤色で差し色になっています。

こめかみ部分はクッションが抜かれており、眼鏡のかけやすさを意識した設計になっています。

ちょっと変わった点としては、トップ内装は差し込みだけで固定されている事と、後頭部の下側にもクッションがついている点です。一般的なヘルメットはこの部分にクッションはありません。

チンカーテンは広めですが、薄めのメッシュ素材が採用されています。ある程度風は通しつつ、遮音性を高める作りなのかもしれません。

D-SKWAL2の重さ

今回はD-SKWAL2のMサイズ、カラーはシガングリーンの重さを図ってみました。

ヘルメットは重さに個体差があります。またグラフィックモデルは塗料やステッカーの量が多くなるため単色に比べて重くなります。

重さの測定結果は1594gでした。

単色は更に軽量だと思いますが、インナーバイザー、ラチェットバックル採用モデルで1600g以下の珍しいヘルメットです。

多機能型のヘルメットが欲しいけど重いのはちょっと、という方にもおすすめです。

D-SKWAL2のサイズ感

筆者はArai、SHOEI、Kabutoなど国内ヘルメットメーカーはMサイズ、LS2などの海外ヘルメットもMサイズです。

メインで使っているのはSHOEIのヘルメットですが、前後左右共にフィッティングで内装を追加しています。

それもあって海外製のヘルメットであってもMサイズで問題ないことが多いのですが、D-SKWAL2もMサイズでピッタリでした。

ただ横幅に関してはぎりぎりの印象です。長時間被っても頭が痛くなったりすることはありませんでしたが、内装を追加しないでもMサイズでピッタリという方は1サイズアップしないと厳しいでしょう。

また被り口は狭めなので、顎紐をしっかりと掴んで広げながら被る必要があります。チークパッドも圧迫感が強めなので馴染むまではインカム通話などは喋りにくいかもしれません。

D-SKWAL2走行インプレッション

今回はNMAX155に乗ってD-SKWAL2の性能をチェックしてみました。

かなり風が強い日だったので静粛性を検証するのには条件が悪かったのですが、想像以上に静粛性の高さを感じることができました。

チンカーテンが薄手+メッシュ生地だったため、ある程度走行風が入ってしまう事を想定していましたが、しっかり密閉され静かでした。

インカム用のスピーカーホールも用意され、未使用時に塞ぐクッションがないので、チンカーテンが走行風をカットしないと、下から入った風が耳の方まで流れて雑音になりますが、口元に多少入るぐらいなので問題なし。

ある程度走った後にベンチレーションを開けてみましたが、頭頂部、口元共に下道走行でもしっかり効果を体感することができました。

高速道路の走行では速度に乗じて頭頂部のベンチレーションの効果が高くなる印象でしたが、口元は下道走行時と大きくは変わらない印象です。

インナーバイザーを出した際には少しスモークが薄いように感じましたが、太陽を真正面に走行した際にも眩しさは感じませんでした。

スポーツタイプのフルフェイスヘルメットなので、高速道路を法定速度で走る程度は全く問題なし。走行風の抵抗を感じることはありませんでした。

コスパに優れ所有欲も満たすヘルメット

静粛性などのヘルメットの基本性能が高く、インカム対応、インナーシールドなど使い勝手にも配慮されているので、ツーリングや通勤でも使いやすいヘルメットですが、特にグラフィックモデルは高級感があります。

それでいて通販サイトなどを見る限り実勢価格は3万円代前半なのでコスパにも優れています。

多機能型には魅力を感じるけど重さがちょっと、という方には特にお勧めなので検討してみてはいかがでしょうか?



※本記事は当該執筆者が寄稿したものであり、その文責は執筆者に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

最新の記事