ヤマハYZF-R7【大幅アップデートで電脳強化、車体改良、よりイケメンに!】全日本ライダー岡崎静夏が試乗

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ヤマハYZF-R7【大幅アップデートで電脳強化、車体改良、よりイケメンに!】全日本ライダー岡崎静夏が試乗

水冷パラレルツインエンジン&スチール製フレームだけど、電子制御システムは多彩かつ最新で、ライポジもレーシー。2026年型は、満足感をたっぷり得られる秀逸パッケージに進化したヤマハYZF-R7。全日本ライダー岡崎静夏の試乗インプレッションをお届けしよう!

●まとめ:田宮 徹 ●写真:楠堂亜希 ●BRAND POST提供:YAMAHA [Y’S GEAR]

その気になっちゃう、優しいけど本格派!

スチール製フレームに688㏄水冷並列2気筒エンジンを搭載するネイキッドのMT-07をベースに、幅広いライダーが楽しく扱い切れるスーパースポーツとして開発され、日本には2022年に導入されたのがYZF-R7です。

その2026年型は、電子制御の高度化と車体の熟成を中心とした大幅刷新が施されています。電子制御スロットルと6軸IMUの新採用を軸に、ライディングモード選択機能や上下双方向対応クイックシフター、最高速リミッター、クルーズコントロール、エンブレに起因する後輪ロックの抑制機能を搭載。

さらに高張力鋼管フレームの剛性が見直され、スイングアームや前後ホイールなども新作されています。もちろん外装類も最新デザイン!

ヤマハYZF-R7主要諸元
主要諸元■全長2070 全幅725 全高1160 軸距1395 シート高830(各㎜) 車重189㎏(装備) ■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 688㏄ 73ps/8750rpm 6.9㎏-m/6500rpm 6段リターン式 燃料タンク容量13ℓ ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ■価格116万6000円/125万4000円(70th Anniversary Edition)

ライポジのみスパルタンで、全体的にはとてもフレンドリー

YZF-R7は、ストリートでも気負わず扱えることもテーマにしたスーパースポーツですが、正直なところ手強さを感じる部分もあります。それが足着き性。

シート高は先代より5㎜低減されていますが、それでも830㎜あり、身長160㎝以下だとつま先立ちがやっとです。またセパレートハンドルも、先代より3.6㎜上方かつ8.4㎜手前にセットされているとは言え、絞り角と垂れ角がわりとあるため、結果的に遠く感じます。

身長158㎝で両足着きだと、つま先というよりは靴のみが地面に触れている感じ。ハンドルは低く、垂れ角と絞り角もけっこうあります。対してステップは意外と前。

このように、またがった段階ではアグレッシブな乗り味を連想しがちなYZF-R7ですが、それ以外は全体的にフレンドリー。だからこそこのライポジが、スポーティにバイクを操る楽しさの演出にもつながっています。

CP2と呼ばれるエンジンは、688㏄の排気量があり、2028年からの新たなMoto3世界選手権で使用されるレーサーのベースエンジンになることも発表されていますが、だからと言って過激さは皆無。

水冷並列2気筒ということもあり、超高回転域までギンギンに回すことで真価を発揮するような仕様ではなく、低回転域の適度なトルク、中回転域でモリモリと立ち上がるパワー、高回転域での強烈すぎない伸びがバランスされています。

2026年型では電子制御スロットルが新採用されていますが、スロットル操作に対するエンジンの反応はとても忠実。しかもパワーやトルクが多すぎないため、自分の手の内にあるという安心感が大きく、“開けていく楽しさ”が詰まっています。

2026年型には、エンジンの出力特性や各種電子制御の介入度が切り替わるYRCも搭載されており、公道走行用にプリセットされたモードはスポーツ/ストリート/レインの3種類から選択可能。

その名のとおりスポーツは、心躍るような加速感を得られますが、タイトでツイスティな峠道では持て余し気味になることもあると思うので、そんなときはスポーティに操りたいとしてもストリートを選ぶのがオススメです。もちろんレインは、優しがたっぷり。下からそっと支えるような加速に変化するので、雨で滑りやすいようなときにはかなり安心です。

スロットルが電子制御化されたことで、上下双方向対応のクイックシフターが標準装備になりましたが、その作動性も良好。自分でクラッチやスロットルを操作するより精度が高いし、スポーティな雰囲気を高める要素のひとつにもなっています。

車体は、ワインディングを走りつなぐようなツーリングにぴったりのフィーリング。新型になってかなり充実化された電子制御に助けられているのかもしれませんが、思いどおりの減速や旋回が簡単にでき、タイトターンから高速カーブまで自由自在に操れます。

ハンドリングは、速度が上がるほど軽快になる印象。それほど車重があるわけではなく、押し引きの転がりも軽いのですが、ライポジのキツさから低速域ではやや乗りづらい傾向にあり、逆にある程度の速度域ならそのライポジがピタッと気持ちよく決まるため、軽快感にもつながるのだと思います。

先代に続いて、フロントブレーキにはブレンボ製の純ラジアルマスターシリンダーが採用されており、これも扱いやすさを高める要素のひとつ。

スポーツライディングでは、止まることだけでなく、ブレーキで車体の姿勢や荷重をコントロールすることも重要で、これがやりやすいため、自分が狙ったラインにフロントタイヤを通しやすいと感じました。

サスペンションは、フロントが倒立タイプのフルアジャスタブルで、リヤはプリロードと伸側減衰力が調整できるモノショック。公道で操縦しやすい、カタすぎないセッティングにまとめられています。

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速すぎず、電子制御満載だからサーキットも安全に楽しめそう

今回はワインディングをメインとした試乗でしたが、このYZF-R7は公道で乗れば乗るほど、サーキットでファンライド……あるいはけっこう本気で攻めてみたくなるバイク。

リッタークラスのように持て余すほどのパワーや車重ではなく、それでいてハイエンドモデルと肩を並べるほどの高精度かつ多彩な電子制御が走りをしっかり助けてくれるので、スポーツライディングの初中級者にも最適だし、上級者ならほとんどの電子制御をオフにして走らせたとしても、大きく破綻するようなことは少なさそうです。

リヤサスだけは、サーキットだと比較的早い段階で性能が物足りなくなってくるかもしれませんが、レーサー目線だとそんなリヤの動きをコントロールしながら走るのも、いいトレーニングになるかも。

敢えて電子制御の介入を減らし、跳ねをきっかけにスライドさせて……なんて妄想も膨らみます。これも、土台にとても扱いやすいエンジン特性と車体バランスがあるからこそです!

車両価格は、標準ラインアップの車体色なら116万6000円。現代の2気筒ミドルクラスということだけで考えたら妥当なラインかもしれませんが、YZF-R7は多彩な電子制御システムを備え、リヤはややベーシックとは言えフロント倒立サスはフルアジャスタブルで、ブレンボ製マスターシリンダーや多機能フルカラーディスプレイも搭載しています。

その性能と装備、そしてライディングの楽しさを総合的に考えたら、驚くほどコスパのいいスーパースポーツだと思いますよ!

YouTube試乗インプレッション

動画インプレッションはこちらから

ヤマハYZF-R7 カラーバリエーション

ブルーイッシュホワイトパール1(70th Anniversary Edition)

ディープパープリッシュブルーメタリックC

ブラックメタリックX

ヤマハYZF-R7 ディテール

従来型はアップ側クイックシフターのオプション設定のみだったが、新型は上下双方向対応シフターを標準装備!

ブレーキキャリパーがラジアルマウントされた倒立フロントフォークは、仕様変更で350gの軽量化も達成。

軽量化と慣性モーメント低減に寄与するスピンフォージドホイールを採用。リヤのみABSのキャンセルもできる。

リンク式のリヤモノショックは、7段階のプリロード調整に加えて、伸側のみ減衰力のセッティングも可能。

マフラーはミッドタイプデザイン。なお’26年型は、ダクトやファンネルの最適化による吸気サウンドチューンも。

左右非対称形状のスイングアームは、デザインを一新。リヤモノショック後端を支持するリンクも見直された。

前後方向への自由度向上を狙って、燃料タンク形状を変更。積極的な体重移動を想定しながら設計されている。

新作された前側シートには、YZF-R1やYZF-R9と共通の表皮シボを採用。シート高は従来型より5㎜ダウン。

ハンドル位置は従来型よりも3.6㎜上方かつ8.4㎜手前に移設。トップブリッジ下側にクランプされている。

ハンドルクラウンも新作。必要な強度も考慮しながら肉抜き加工が施され、キーシリンダーは左側にオフセット。

スマホ連携機能付きの5インチフルカラーTFTメーターを新採用。4種類の表示デザインとトラックモードが選べる。

先代はスチール製だったカウルステーはアルミダイキャスト製に変更され、273gの軽量化と質感向上を実現。


※本記事はYAMAHA [Y’S GEAR]が提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。