
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:CAMSHOP.JP
走り屋たちの魂を揺さぶる名作『バリバリ伝説』
空前のバイクブームに沸いた1980年代。峠には若者たちがあふれ、誰もが速さを追い求めていた。そんな時代のど真ん中を駆け抜け、バイク乗りたちの青春そのものを描いた伝説の漫画がある。
それが、しげの秀一氏が世に送り出した『バリバリ伝説』だ。『頭文字D』や『MFゴースト』といったヒット作で知られるしげの氏の原点とも言えるこの作品は、1983年から1991年にかけて「週刊少年マガジン」で連載され、当時の若者たちを熱狂の渦に巻き込んだ。
物語の主人公は、高校生ライダーの巨摩 郡(こま ぐん)。彼は天賦の才能を武器に、峠の走り屋から全日本ロードレース選手権、そしてついにはロードレース世界選手権の500ccクラスチャンピオンへと駆け上がっていく。
そのサクセスストーリーは、単なる速さの追求だけではない。仲間たちとの固い絆、そして宿命のライバルたちとの激闘を通じて成長していくグンの姿は、当時のバイク少年たちのリアルな“憧れ”そのものだった。
この作品が持つ影響力は計り知れない。作中でグンが駆るCB750Fの咆哮、ワークスマシンを力ずくで手に入れていく姿は、多くの読者の胸を熱くさせた。その熱は漫画の世界を飛び出し、現実のレースシーンにまで及んだ。
元MotoGPライダーの中野真矢氏が、ヤマハのワークスマシンでグンのゼッケンナンバーである「56」を付けて走っていたという逸話は、いかに『バリバリ伝説』がプロのレーサーたちにまで影響を与えていたかを物語っている。
連載終了から長い年月が経った今でもその人気は衰えず、作者のしげの秀一氏からは、世界チャンピオンになった後のグンが鈴鹿8耐でカムバックするという幻のストーリー構想があったことも明かされており、ファンはその後の展開を待ち望み続けている。
『バリバリ伝説』は、まさにバイクカルチャーの原点であり、走り屋たちのバイブルなのだ。
伝説の名シーンが150個限定のZippoライターで登場
そんな伝説の作品が、時を超えて我々の手元に蘇る。ノリモノ雑貨ブランド「CAMSHOP.JP」から、『バリバリ伝説』の限定Zippoライターが一般販売を開始されたのだ。これは単なるキャラクターグッズではない。作品の熱量と魂が込められた、究極のコレクターズアイテムと言えるだろう。
このZippoの表面には、原作の人気カットがレーザー刻印によって忠実に再現されている。描かれているのは、主人公・巨摩郡が愛機に跨る姿、そして彼の生涯の友でありライバルであった聖秀吉と固い握手を交わす、あの名シーンだ。
プリントでは決して表現できない繊細なディテールと高級感は、レーザー仕上げならではのもの。光沢のあるガンメタリックのボディは、見る角度によって黒にもシルバーにも表情を変え、シンプルながらも洗練されたデザインは、作品とともに時代を駆け抜けた大人のファンが持つにふさわしい風格を漂わせている。
手に取れば、クロームメッキ仕上げによるずっしりとした重厚感と、Zippoならではの無骨さが伝わってくる。そこに『バリバリ伝説』の熱い魂が融合し、他に類を見ない逸品が完成した。素材は米国Zippo社製の真鍮を使用しており、その品質は折り紙付きだ。
このZippoが特別なのは、そのデザインや質感だけではない。最大の魅力は、その希少性にある。生産数はわずか150個限定。Zippoのサイドには1つ1つ異なるシリアルナンバーが刻まれており、これが世界にひとつだけのプレミアムなアイテムであることの証となっている。なお、このシリアルナンバーは前作の限定Zippoからの連番仕様で、「151/300」から「300/300」までが割り振られる(ナンバーはランダム発送)。
価格は税込1万6500円。決して安くはないかもしれない。しかし、1980年代のバイクブームを駆け抜け、グンの走りに自らの夢を重ねたライダーたちにとって、これは単なるライターではない。「伝説を手にする証」そのものなのだ。
販売はCAMSHOP.JPのオンラインストア。世界に150個しか存在しない伝説の証をその手にしよう。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
フェラーリ好きが高じてエンツォから招待された⁉ ケーニッヒ・スペシャルはドイツのミュンヘンに拠点を構えるスペシャルカーメーカーで、創立は1974年とすでに50年以上の歴史があります。 創設者はビリー・[…]
125ccとは別物!「男のオモチャ」としての操縦性 APトライク250は、単に125cc版の排気量を2倍にしただけのモデルではない。そのキャラクターは「チョイ乗り」から「ガチ乗り」へと変貌を遂げている[…]
1. 【背景と現状】“原付”モビリティの現状について かつては50ccガソリンエンジン車しかなかった“原付”も現在では多様化している。今回の排ガス規制により50ccガソリン原付は生産を終了し[…]
日本が文明開化している頃に生まれたメーカー ノートンは言わずと知れたイギリスの古参メーカー。日本が文明開化の真っただ中、19世紀末に創業されています。 その後、激動の社史をつづりつつ、1976年には1[…]
リアルとコミックの融合が生む「NSR500」の造形 本モデル最大の特徴は、実車のリアリティと漫画の世界観を高度に融合させている点にある。制作にあたってはホンダの協力のもと、実在するレーシングマシン「N[…]
人気記事ランキング(全体)
スタイリッシュでコンパクトなボディで、最長9時間記録可能 今回紹介するモデルは、バイク用品やカー用品を幅広くラインナップするMAXWINブランドの、オールラウンド小型ドライブレコーダー「id-C5Pr[…]
CBR400FのハーフカウルENDURANCE人気にフルカウルも加わる! 1981年にホンダはCBX400Fで4気筒最強をアピール、続いて次世代のその名もCBRを冠としたCBR400Fを1983年12[…]
2023年に41年ぶりの欧州復帰を果たしたレジャーバイク ホンダは欧州で2026年モデルの「ST125 DAX(ST125ダックス)」を発表。従来色のパールシャイニングブラックに加え、新色としてパール[…]
126~250ccスクーターは16歳から取得可能な“AT限定普通二輪免許”で運転できる 250ccクラス(軽二輪)のスクーターを運転できるのは「AT限定普通二輪免許」もしくは「普通二輪免許」以上だ。 […]
さ~て今週のラバゲインは!? これまでのラバゲインの活躍っぷりは過去記事でご覧になってください(↓) これまでラバゲインを使って、おもにインシュレーターを中心に検証してきたわけですが、正直に言うと、ず[…]
最新の投稿記事(全体)
2026春の新作ギア&ガーメント注目アイテム! ① GSラリーGTX ジャケット/パンツ 泥も雨も恐れない。最強のアドベンチャー・スーツ! GS乗りの正装とも言える「GSラリー」がさらなる進化を遂げた[…]
3年はかかる進化を1年以内に詰め込む猛スピード開発! 世界GPを4ストNR500ではなく、2ストローク3気筒のNS500で闘うと急遽方針転換したホンダは、市販ロードスポーツにも2スト路線を敷く宿命とな[…]
優しいイージークルーザー「メテオ350」が快適性と商品性を高めた 350cc~750ccというグローバルにおけるミドルクラスセグメントで確固たる地位を築いているロイヤルエンフィールドが、日本向けに20[…]
フェラーリ好きが高じてエンツォから招待された⁉ ケーニッヒ・スペシャルはドイツのミュンヘンに拠点を構えるスペシャルカーメーカーで、創立は1974年とすでに50年以上の歴史があります。 創設者はビリー・[…]
王者ローソンのレプリカモデルがSHOEIフラッグシップに登場! エディ・ローソン選手はアメリカ出身のレーシングライダーで、1980~90年代に世界を席巻したトップライダーだ。ロードレース世界選手権(W[…]
- 1
- 2































