【夏ツーリング】潮風と歴史が誘う地で、夏の夜空を彩る幻想の灯「伊勢二見ランタン2025」を体感せよ!

【夏ツーリング】潮風と歴史が誘う地で、夏の夜空を彩る幻想の灯「伊勢二見ランタン2025」を体感せよ!

伊勢神宮のほど近く、潮風が心地よい風光明媚な海辺のまち、三重県伊勢市二見エリアは絶好のツーリングスポットだ。江戸時代より伊勢神宮参拝前に身を清める「お清めの地」として栄え、参拝者の宿泊地としても発展したこの地には、歴史と自然が織りなす独特の魅力が息づいているのだ。


●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:伊勢二見ランタン2025

二見エリアはツーリングライダーを惹きつける場所の宝庫

二見の地に足を踏み入れれば、まず目に飛び込むのは、夫婦岩を模したユニークなJR二見浦駅舎だ。そこから二見興玉神社へと続く「夫婦岩表参道」、通称「旅館街」は、今では珍しい木造三階建ての純和風旅館が軒を連ね、古き良き日本の旅情を色濃く残している。

道中にはライダーの疲れた体を癒やしてくれる、酒素饅頭や御福餅、くうや茶屋餅、塩羊羹など、二見名物のスイーツが目白押しという点も見逃せない。

この地の象徴ともいえるのが、名勝「夫婦岩」を擁する「二見興玉神社」だ。海の波音を聞きながら海岸を散策し、鳥居をくぐれば、大小二つの岩が寄り添う夫婦岩が眼前に広がる。

ここでは夏至の頃には輝かしい日の出が、冬至の頃には美しい月の出が見られ、プロアマ問わず多くのカメラマンを魅了する絶景スポットとなっている。さらに、境内には「無事帰る」にちなんだカエルの置物が多数点在しており、ツーリングの無事を祈願するライダーにとっては願掛けに格好のポイントだ。

歴史好きなら、明治創建当時の面影を残す国指定重要文化財「賓日館」を訪れるのもいい。かつて皇族方や要人の宿泊所として利用されたこの建築は、当時の最高峰のデザインが凝縮されており、その洗練された美しさは一見の価値がある。

また、伊勢神宮の祭典で使用する堅塩を作る「御塩殿神社」や、その塩のもととなる高濃度の塩水を作る「御塩浜」も二見にある。神聖な「御塩」に思いを馳せながら、周辺の「岩戸の塩」を購入するのも、土産話になるだろう。

夏の夜空を彩るランタンで感動体験を

そして今夏、この魅力あふれる二見の地で、特別な一夜が開催される。それが2025年8月23日(土)の16:00から21:00まで、二見浦海水浴場を舞台に開催される「伊勢二見ランタン2025」だ。

このイベントの醍醐味は、参加者がそれぞれの願いや想いを込めて描いたランタンを夜空へと放つ、幻想的な体験型イベントであることだ。二見浦の穏やかな海辺で、無数のランタンが夜空へと舞い上がる光景は、まさに息をのむ美しさだ。大切な人との特別な夏の夜を過ごすには、これ以上ないシチュエーションであろう。

ランタンキットは1個3000円で、お絵描き用の和紙とセットが付属する。当日販売もあるが数に限りがあるため、事前予約しておくと安心だ。

さらに今年は、ランタン体験だけでなく、会場には縁日や飲食ブースも登場する。地元飲食店による屋台やキッチンカーの出店はもちろんのこと、会場内の海の家では、大阪・梅田の人気店「ビールと羊」による絶品ラム料理や、三重県限定クラフトビール「ミエビール」の特別販売も行われるというから、食も大いに期待できる。

宿を近場にとって、幻想的なランタンの光の下、美味しい食事とビールを片手に、最高の夏の夜を満喫するというのも乙なもの。言うまでもないことだが、日帰りのライダーの飲酒は厳禁だ。

雨天の場合は中止となるため、当日は向かう前に必ず公式サイトで最新情報を確認しよう。風光明媚な景色、歴史的な趣、そして夏の夜を彩る幻想的な光。日中のツーリングで二見の魅力を存分に味わい、夜は「伊勢二見ランタン2025」で忘れられない思い出を作ってみてはいかがかな。愛車と共にこの夏、最高の旅に出かけよう!

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