直列4気筒ストリートファイターのZ900をベースに、レジェンダリーな外装とワイヤースポークをイメージした専用ホイールで、往年のZ1/Z2イメージをリバイバルさせた「Z900RS」シリーズ。2017年暮れのデビュー以来、大型自動二輪のトップセールス街道を爆進する超人気モデルだ。2025年モデルが登場したことも記憶に新しい今、WEBヤングマシンの記事アクセスランキングとともに、その魅力を振り返ってみよう。集計期間は2024年1月1日から10月31日までだ。
●文:ヤングマシン編集部
- 1 1位:「Z900RS SE」火の玉グレーが2024秋登場か
- 2 2位:「Z900RS」隠し火の玉とグリーンボール登場?!
- 3 3位: Z900RSシリーズ2025年インドネシアモデル
- 4 4位:2025年国内モデルZ900RSシリーズ発表
- 5 5位:Z900RSカフェの2025年国内モデル登場
- 6 6位:ドレミコレクション新作“Z900RS Mk.2スタイル”
- 7 7位:Z900RSシリーズが6年連続で大型バイク販売台数首位!
- 8 8位:【2024年5月版】600~1000ccネオクラシックおすすめ9選
- 9 9位:マジカルレーシングのZ900RS用カーボンパーツ
- 10 10位:戦車に神主も登場! 九州ライダーのお祭り「鉄馬」
1位:「Z900RS SE」火の玉グレーが2024秋登場か
インドネシアでは「Z900RS」および「Z900RSカフェ」の2025年モデルが発表済み。ともに北米や欧州はもちろん、日本でも発表されていない新色をまとっており、これが世界展開されるハズ。
Z900RSの新色は、1975年型のZ1Bがまとっていた茶玉虫カラーをオマージュしたもので、近年では2005年モデルのゼファー1100/750/χも採用していた。この茶玉虫(または赤玉虫とも)オマージュのニューカラーは、2024年秋に日本でも正式発表される可能性が高い。
ワインレッドにゴールドストライプの『イノ レッド』 参考:こちらは2005年型のZEPHYR1100/ZEPHYR750/ZEPHYRχ 参考:KAWASAKI Z900RS[2025 Indones[…]
2位:「Z900RS」隠し火の玉とグリーンボール登場?!
カワサキが欧州でZ900RSシリーズの2025年モデルを発表。このうち茶玉虫の通称を持つイノレッド(Ino Red)はインドネシアでも発表済みだった。初披露となったのは、まずZ900RS標準仕様のメタリックディアブロブラック(Metallic Diablo Black)。火の玉パターンを踏襲しながら濃いめのライムグリーンを配している。日本導入は不透明。
もうひとつは、上級仕様の「Z900RS SE」で、こちらも初公開のマットブラック×マットグレー(Metallic Flat Spark Black / Metallic Matte Carbon Gray)を採用した。塗り分けのパターンは火の玉系を踏襲。SEの色変更は初で、日本への導入も期待される。
「Z900RS」と「Z900RS SE」に色変更 カワサキは欧州でZ900RSシリーズの2025年モデルを発表。このうち茶玉虫の通称を持つイノレッド(Ino Red)はインドネシアでも発表済みで、今夏[…]
3位: Z900RSシリーズ2025年インドネシアモデル
インドネシアで「Z900RS」および「Z900RSカフェ」の2025年モデルが発表された。ともにニューカラー1色が用意されている。
Z900RSの新色は、キャンディ系のワインレッドをベースにゴールドのストライプを配したもの。イノレッドと名付けられた、このカラーは2005年モデルのゼファー1100/750/χ(400)をオマージュしているのは明らかだ。ゼファー系のレッドは初登場だった。
Z900RSはワインレッドにゴールドのストライプ カワサキはインドネシアで「Z900RS」および「Z900RSカフェ」の2025年モデルを発表。ともにニューカラー1色が用意された。北米や欧州はもちろん[…]
4位:2025年国内モデルZ900RSシリーズ発表
カワサキが2025年国内モデルの「Z900RS」「Z900RS SE」を発表。発売日は2024年9月1日だった。2017年の初登場以来、大きな変更は2023年モデルでの令和2年排出ガス規制への適合のみ。2025年モデルでは、価格も2024年モデルから据え置きだ。
2025年モデルでは、往年の茶玉虫Z1やゼファー(2005年モデル)などを想起させる新たなカラー、キャンディトーンレッドのみのラインナップ。また、燃料タンクのエンブレムは大文字の『KAWASAKI』とされた。
上級仕様「Z900RS SE」は、今回初めてカラーチェンジ。価格やスペックはそのままに、火の玉カラーをマット系ブラック×マットグレーのツートーンで表現したニューカラーが与えられた。
SEは2022年の登場以来、初のカラーチェンジ 参考:ZEPHYR1100/ZEPHYR750/ZEPHYRχ ブレンボ&オーリンズで武装した上級仕様「Z900RS SE」については、2022年1月の[…]
5位:Z900RSカフェの2025年国内モデル登場
カワサキ「Z900RS CAFE」の2025年国内モデルが登場。2018年モデルとしてZ900RSとほぼ同時にデビューした兄弟モデルで、低めに構えたハンドルバーやフロントカウル、シングル風シートなどの専用装備を持つことが特徴だ。
2025年モデルでは、価格据え置きのまま、エボニー×キャンディライムグリーンのツートーンカラーに変更された。これまで2021年モデルで黒×茶のグラデーションカラーが一度採用されたことはあったが、それ以来のグラデーション系ツートーンだ。
2021年モデルの茶グラデ以来! カワサキ「Z900RS CAFE」の2025年モデルが登場。価格据え置きのままエボニー×キャンディライムグリーンのツートーンカラーに変更された。2018年モデルとして[…]
6位:ドレミコレクション新作“Z900RS Mk.2スタイル”
Z1モチーフの外装色も、ほぼ一巡したところで、往年のZ1000Mk.2やZ1-Rのような“角Z”にZ900RSもモデルチェンジするのではという噂が囁かれている。ここに正面切って挑んだのが、ドレミコレクションで、同社が東京モーターサイクルショーに展示した“Z900RS Mk.2スタイル”は、まさに角Zそのもの。これは、カワサキに“角Z計画は存在しない”ことをリサーチした上で製作したという。
Mk.2が欲しければ、もう選択肢はこれだけだ!! 「各方面へリサーチした結果、カワサキさんにZ900RSをベースとしたMk.2仕様を開発する意向はないらしい…という結論に至りました。ならば我々が外装キ[…]
7位:Z900RSシリーズが6年連続で大型バイク販売台数首位!
バイク業界の出来事を網羅する二輪車新聞公開の、2023年二輪車総需要もとに、小型二輪のうち401cc以上のクラスにフォーカスした記事。小型二輪クラス全体(251cc以上のすべて)で見ると、前年比9.4%減(9489台減)の9万1400台。とくにホンダは前年比23.7%減(7759台減)の2万5000台となった。
車種別のランキングでは、2022年の6803台から5605台とダウンしたものの、Z900RSシリーズが貫禄の1位だった。
国内メーカーではカワサキのみ前年から増だが、全体でも9万台以上の高水準をキープ バイク業界の出来事を網羅する二輪車新聞は、1月1日号で2023年の二輪車総需要を総括した。これは毎年発表されるデータで、[…]
8位:【2024年5月版】600~1000ccネオクラシックおすすめ9選
401cc以上の大型バイクでもっとも販売台数の多いカワサキ「Z900RS」を筆頭に、2010年代後半からとくに人気が高まってきているのがネオクラシックモデルだ。国産&外国車ともに数多くラインナップされているが、国産の600cc~1000ccに絞ってお届けした。
大型二輪免許は18歳から取得可能! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外には“AT限定”免許も存在する[…]
9位:マジカルレーシングのZ900RS用カーボンパーツ
熱烈なカワサキファンや往年のバイク好きには、Zを受け継ぐバイクとして知られるZ900RSシリーズ。オリジナルのZ1を知らない、若い世代にも人気が高い。人気ゆえにカスタムパーツはさまざまなブランドから登場しているが、ボディパーツメーカーの先駆者であるマジカルレーシングは、ネオクラシック×スポーツという新たな装いを提案している。
カーボンパーツでスタイリングを洗練。高級感をアップ! 2017年のデビュー以来、新しいカスタムパーツが登場し続けるバイク、それがカワサキZ900RSだ。近年のカスタムシーンを牽引する代表的なバイクであ[…]
10位:戦車に神主も登場! 九州ライダーのお祭り「鉄馬」
九州は熊本で大勢の参戦者や観客を集めるイベントが鉄馬。昔懐かしい鉄フレームを採用するバイクで競われるレースイベントだ。2014年から開催されており、年を重ねるごとに参戦者も観客も増加している。
基本は1970~1980年代に生産された旧車がメインだが、モリワキがレース用パーツも用意して自らも参戦したことがきっかけで、カワサキZ900RSの参戦も増加。2024年には19台がエントリーする、一大クラスになった。
総勢2000人が鉄フレームのバイクを楽しむ イベントレースと言えば、毎年5月と11月に茨城県のTSUKUBA2000で開催される「テイスト・オブ・ツクバ」(以下T.O.T.)が有名で、最近は1万人を超[…]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(Z900RSシリーズ)
大型二輪免許は18歳から取得可能! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外には“AT限定”免許も存在する[…]
総勢2000人が鉄フレームのバイクを楽しむ イベントレースと言えば、毎年5月と11月に茨城県のTSUKUBA2000で開催される「テイスト・オブ・ツクバ」(以下T.O.T.)が有名で、最近は1万人を超[…]
大型二輪免許は18歳から取得可能! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外には“AT限定”免許も存在する[…]
SEは2022年の登場以来、初のカラーチェンジ 参考:ZEPHYR1100/ZEPHYR750/ZEPHYRχ ブレンボ&オーリンズで武装した上級仕様「Z900RS SE」については、2022年1月の[…]
2021年モデルの茶グラデ以来! カワサキ「Z900RS CAFE」の2025年モデルが登場。価格据え置きのままエボニー×キャンディライムグリーンのツートーンカラーに変更された。2018年モデルとして[…]
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI])
コンパクトな車体に味わいのエンジンを搭載 カワサキの新型モデル「W230」と「メグロS1」がついに正式発表! ジャパンモビリティショー2023に参考出品されてから約1年、W230は白と青の2色、メグロ[…]
シート高を5mm下げながらリヤサスを伸長 カワサキはKLX230シリーズをモデルチェンジ。11月27日発売のトレールモデルに続き、2025年1月13日にスーパーモトモデル「KLX230SM」を発売する[…]
サスペンションをロングストローク化しつつ抑えたシート高を両立 カワサキはKLX230シリーズをモデルチェンジし、2025年モデルとして発表した。以前のモデルは、標準仕様が2019年10月、車高を下げて[…]
消えてしまったセロー250の穴をカワサキが埋める?! カワサキの新トレッキングマシン「KLX230 シェルパ」が発表された。発売は2024年11月27日で、ボディカラーは全3色のラインナップだ。 ベー[…]
1位:ホンダ「新型CB400」SFルックで2025年秋にデビューか? 堂々の1位は、2022年に惜しくも生産終了した名車、ホンダCB400SF/ボルドールの後継モデルについて。途絶えていた400cc、[…]
人気記事ランキング(全体)
4気筒CBRシリーズの末弟として登場か EICMA 2024が盛況のうちに終了し、各メーカーの2025年モデルが出そろったのち、ホンダが「CBR500R FOUR」なる商標を出願していたことがわかった[…]
250ccクラスは16歳から取得可能な“普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は全部で7種類ある。原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制[…]
そもそもAmazonブラックフライデーとは アメリカ合衆国の感謝祭(11月の第4木曜日)の翌金曜日に行われるセール、ブラックフライデー。Amazonにおいては、実際はその前後数日間にかけて”Amazo[…]
100年の歴史が詰まった特別展示 1924年の創業以来、日本のプラモデル文化を支え続けてきたアオシマ。創業100周年を迎えたことを記念し、その歴史と魅力を存分に味わえる展示会を静岡パルコで開催する。 […]
プロジェクトの苦しさに相反する“優しい雰囲気” 全日本ロードレース最終戦・鈴鹿、金曜日の午前のセッション、私はサーキットに到着するとまず長島哲太のピットの姿を撮りに行った。プレスルームで初日のスポーツ[…]
最新の投稿記事(全体)
1位:「Z900RS SE」火の玉グレーが2024秋登場か インドネシアでは「Z900RS」および「Z900RSカフェ」の2025年モデルが発表済み。ともに北米や欧州はもちろん、日本でも発表されていな[…]
完全なMTの「Eクラッチ」と、実質的にはATの「Y-AMT」 駆動系まわりの新テクノロジー界隈が賑やかだ。以前からデュアルクラッチトランスミッション=DCTをラインナップしてきたホンダはクラッチを自動[…]
チューブレスタイヤのビード落としは難しいよね!? タイヤレバーを使ったタイヤ交換、いわゆる手組でタイヤの脱着ができるという方でも、チューブレスタイヤとなると腰が引いてしまう、そんな方も多いのではないで[…]
【第1位】ホンダ モンキー125:49票 チャンピオンに輝いたのは、現代に蘇ったホンダのかわいい”おサルさん”です! 初代は遊園地用のファンバイクとして、1961年に誕生しました。以来長く愛され、20[…]
「心の教育」とプロテクターの装着推進が課題 バイク通学実施高校、秩父農工 今井教諭の、日本二普協シンポジウムにおける講演タイトルは「地域と連携した交通安全」。埼玉県の秩父地域は中山間地であり、公共交通[…]
- 1
- 2