カワサキは欧州で、並列2気筒エンジンを搭載するレトロスポーツ「Z650RS」の2024年モデルを発表した。全てニューカラーに切り替わっている。また、ベースモデルの「Z650」やZシリーズのフラッグシップ「Z H2」の新色も登場している。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
キャンディレッドからゴールドホイールを受け継ぐのは黒玉虫
欧州ではZ900RSに続きZ650RSのニューカラーも発表されている。全3色だったカラーバリエーションの全てが新色に置き換わり、黒ボディにゴールドストライプ&ゴールドホイールのエボニー、火の玉パターンにグリーンあるいはイエローを組み合わせた2色が登場した。
すでにZ900RSでラインナップされているイエローボールや、同じく2025年モデルで登場したグリーンボール(?)も新鮮で、これらは黒ホイールを採用。いずれも過去にZ1/Z2や後年のゼファー系などが採用したカラーをオマージュしたもののようだ。全カラーバリエーションともタンクエンブレムは大文字の『KAWASAKI』を採用している。
Z650RSは、ネイキッドスポーツ「Z650」をベースにレトロモダンが外装が与えられたZ-RSシリーズの第2弾で、誕生jには“レトロボリューション(レトロ×エボリューションを掛け合わせた造語)”が謳われた。
スチール製トレリスフレームに68ps/8000rpmの並列2気筒エンジンを搭載し、Z900RSよりも28kg軽い(欧州仕様で比較)車体に820mmのシート高(日本仕様は800mm)で、扱いやすく手に入れやすいZ-RSを実現したのがZ650RS。サスペンションはφ41mm正立フロントにホリゾンタルバックリンク式のモノショックを組み合わせ、前後ディスクブレーキは前φ300mm/後220mmにボッシュ製ABSで高度に支援される。
日本でも今回のカラーバリエーションの一部が発表されるものと思われるが、時期については不明。今後の情報を待ちたい。
KAWASAKI Z650RS[2025 EU model]
主要諸元■全長2065 全幅800 全高1115 軸距1405 シート高820(各mm) 車重187kg(装備)■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 649cc 68ps/8000rpm 6.5kg-m/6700rpm 変速機6段 燃料タンク容量12L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=160/60ZR17 ●色:黒、黒×緑×黒、黒×黄 ※諸元は欧州仕様
Z650、Z H2にも新色が登場
Z650RSのベースモデルでもある2気筒ストリートファイター系「Z650」、そしてバランス型スーパーチャージドエンジンを搭載したZシリーズのキング「Z H2」にもニューカラーが登場した。日本への導入については追って情報が入り次第お届けしたい。
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