記事へ戻る

【23/31】【マン島TT 出張便り】世界に先駆けてバイクを進化させてきたイギリスの歴史がずらりと並ぶ博物館を見よ!

キングスベリー・アビエーション(Kingsbury Aviation)は1916年から1921年まで存在していたイギリスの航空機メーカーで、1919年からスクーターも製造していた。これは2ストローク170ccエンジンを搭載したスクーターだが、シートを装備していないため立ち乗りするタイプ。パワーソースこそ異なるが、今でいうならキックボードスタイルで、100年以上も前にこうした形状のパーソナルモビリティが存在していたことにはあらためて驚かされる。リアサスペンションは装備していないが、ボードを取り囲むフレームがしなることで、路面からの衝撃を吸収する性能を持っていたという。