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ウーラー(Wooler)は1911年に創業し、20年代には“フライング・バナナ”の愛称で有名になったが、1930年に世界大恐慌のため倒産。しかし第二次世界大戦が終わった1945年、ウーラーは水平対向4気筒エンジンを搭載したマシンのプロトタイプを発表し、1948年のロンドンショーで公開した。フライング・バナナの由来となった、ガソリンタンクがステアリングヘッドを取り囲む独特のディテールは健在で、エンジン形式と駆動機構はホンダ・ゴールドウイングの水平対向4気筒+シャフトドライブの登場より20年以上先駆けていたが、1956年に創業者のジョン・ウーラー氏が死去するとブランドもバイクも消滅した。