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サンビームサイクルズ(Sunbeam Cycles)もバーミンガムを拠点としていたメーカーで、1920年台にはマン島TTで活躍して頭角を現した。その後の1937年、AMC(アソシエイテッド・モーターサイクルズ)に買収され、さらに1943年にはBSAに買収される。それ以降はBSAのスクーターブランドとして名を残していたが、それも1965年に消滅してしまう。第二次世界大戦後、サンビームは鹵獲したBMW R75をベースとしたバイクを生産していたが、このS7(1946年)はBSA初期(1932年頃)のプロトタイプ『ライン・アヘッド・ツイン』を改良した、クランク縦置き500cc直列2気筒エンジンを搭載している。