4into1マフラーの企画こそホンダのデザイナーのアイデアだが、作図や試作段階から三恵が深く関与したことがきっかけとなり、三恵はマフラーメーカーとして承認され、完成したマフラーにはHONDAとならびSANKEIのロゴマークが刻印された。このロゴデザインを手がけたのもホンダのデザイナーだった佐藤氏で、言われてみればサイドカバーの書体の雰囲気とよく似ている。
バイクや自動車の純正マフラーや金属、樹脂部品の製造を行う独立系部品メーカーである三恵技研工業では、1970年代に発売されて今なお絶版車市場で高い人気を誇るホンダCB400FOUR用マフラーを数量限定で販売する。純正パーツ製造メーカーが当時の図面や製法で忠実に再現した復刻マフラーは、リプロダクトパーツでありながら令和の純正部品としても大いに注目を集めている。この製品が誕生した経緯と昭和と令和のモノ作 […]