
ヤマハは、アドベンチャーモデル「テネレ700 ABS(Ténéré700 ABS)」の機能をアップデートし、2024年モデルとして発表した。カラーリングと基本諸元は踏襲しながら、電子部品系を最新のものに換装している。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ヤマハ
前21/後18インチホイールの本格派
ヤマハは、MT-07系の並列2気筒エンジンを搭載するアドベンチャーモデル「テネレ700 ABS」の機能をアップデートし、利便性と質感を向上して2023年9月28日に発売する。
今春発表された2023年モデルから車体色は踏襲しており、ブルーはヤマハレーシングブルーをベースにソリッドグレーのグラフィックを配置、マットグリーニッシュグレーは高い質感のマットグレーを採用している。ホワイトは、歴代のヤマハレースシーンをイメージさせる赤いスピードブロック(ストロボライン)が目印だ。
今回のマイナーチェンジでは、5インチフルカラーTFTメーターを採用したほか、3モード(前後ON、前後OFF、後輪のみOFF)に設定可能なABS、前後LEDウインカー、USBソケットを新たに採用したほか、クラッチ操作不要で滑らかなシフトアップを実現するクイックシフターをアクセサリー設定した。
主な諸元数値に変更はなく、価格は139万7000円になった。
YAMAHA Ténéré700 ABS[2024 model]
| 車名 | Ténéré700 |
| 認定型式/原動機打刻型式 | 8BL-DM13J/M424E |
| 全長×全幅×全高 | 2370×905×1455mm |
| 軸距 | 1595mm |
| 最低地上高 | 240mm |
| シート高 | 875mm |
| キャスター/トレール | 27°00′/105mm |
| 装備重量 | 205kg |
| エンジン型式 | 水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ |
| 総排気量 | 688cc |
| 内径×行程 | 88.0×68.5mm |
| 圧縮比 | 11.5:1 |
| 最高出力 | 73ps/9000rpm |
| 最大トルク | 6.9kg-m/6500rpm |
| 変速機 | 常時噛合式6段リターン |
| 燃料タンク容量 | 16L |
| WMTCモード燃費 | 23.8km/L(クラス3、サブクラス3-2、1名乗車時) |
| タイヤサイズ前 | 90/90-21(チューブタイプ) |
| タイヤサイズ後 | 150/70R18(チューブタイプ) |
| ブレーキ前 | 油圧式ダブルディスク |
| ブレーキ後 | 油圧式ディスク |
| 乗車定員 | 2名 |
| 価格 | 139万7000円 |
| 発売日 | 2023年9月28日 |
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
XT500で第1回、第2回を連覇したシリル・ヌヴーに続け! ヤマハSR400/500のベースにもなった「XT500」は、1976年に誕生したビッグオフロードマシン。これを一人の情熱的なフランス人、ジャ[…]
【テスター:谷田貝洋暁】ヤングマシンでは、ガチテスト企画とオフロード試乗記事を担当することが多いフリーランスライター。今回の海外試乗で転倒するまで乗り込んできた(恥!)。おかげでアバラと首が痛い。 '[…]
ドゥカティ デザートXとヤマハ テネレ700が強い! EICMA2022でまず感じたのは、ビッグアドベンチャーがあまり展示されていなかったこと。少し前はBMWのGS系が多かった印象だが、今回はニューモ[…]
最新マルチパーパスフルフェイスに早くもグラフィックモデル 『TOUR-CROSS V DISCOVERY』は、同モデル初のグラフィックモデルだ。刺激されて高揚した冒険心、つまり「ワクワクする気持ち」に[…]
ラリーエディションとほぼ共通のパック仕様もラインナップ テネレ700には、日本未発売のラリーエディションなる上位仕様が存在する。オフロード走行に役立つアクセサリー類やアクラポビッチ製のマフラーを装着す[…]
最新の関連記事(新型アドベンチャー/クロスオーバー/オフロード)
パンアメリカのオフロード性能をユーザーに体験してもらう 2021年夏に販売開始されたパンアメリカ。ストローク量の多い前後サスペンションのおかげで、ハーレーの中で唯一ダート走行が可能なアドベンチャーカテ[…]
カスタムバイクのような仕上がりを誇るBRIXTON オーストリアのバイクメーカー・BRIXTON(ブリクストン)は、個性的なスタイルのモーターサイクルを数多く販売していることで知られている。ブランドの[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
DRZ4シリーズが24年ぶりのフルモデルチェンジ ʼ00年に登場したDR-Z400シリーズ。オフ車の“S”が24年ぶり、モタードの“SM”が19年ぶりとなるフルチェンでDR-Z4シリーズへと進化! 早[…]
オンロードメインで楽しむ扱いやすいツアラーモデル いい意味で、事前の想像とは大きく異なる乗り味だったのが、油冷単気筒エンジンを搭載した軽二輪アドベンチャーのVストローム250SX。このルックスから、個[…]
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA])
ライバル勢を圧倒する抜群のコーナリング性能 ’80年代初頭のヤングマシン紙面には何度もRZが登場しているが、デビュー当初のRZ250の実情を知る素材としてここで選択したのは、’80年11月号に掲載した[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
デザイナーの“眼”は何を捉えたか? 今回紹介するのは、ただのロゴ入りTシャツではない。なんと「数々のヤマハ車を手掛けてきた車体デザイナー本人が描き下ろした」という、正真正銘のデザイナーズスケッチTシャ[…]
50ccクラスは16歳から取得可能な“原付免許”で運転できるほか、普通自動車免許でもOK バイクを運転するための免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大[…]
TZの技術を転用しながら独創的な思想を随所に注入 伝統の2サイクルパラレルツインという構成を維持しつつも、数多くの新技術を導入したRZ。中でも最もインパクトが大きかったのは、市販レーサーTZを踏襲する[…]
人気記事ランキング(全体)
色褪せないヘリテイジ、進化する「Z」の系譜 017年秋の東京モーターショーで世界初公開されて以来、Z900RSは常に我々ライダーの注目の的であり続けている。その最大の魅力は、往年の名車Z1/Z2への敬[…]
排気量拡大路線から4バルブヘッド開発へ 1980年代の後半はAMGにとって重要な分岐点だった気がします。もともと、彼らはメルセデスベンツが作ったエンジンをボアアップ、強固な足回りへと改造することに終始[…]
Q:雪道や凍結路は通れるの? チェーンやスタッドレスってある?? 一部の冒険好きバイク乗りと雪国の職業ライダー以外にはあまり知られていないが、バイク用のスノーチェーンやスタッドレスタイヤもある。 スタ[…]
オンロードメインで楽しむ扱いやすいツアラーモデル いい意味で、事前の想像とは大きく異なる乗り味だったのが、油冷単気筒エンジンを搭載した軽二輪アドベンチャーのVストローム250SX。このルックスから、個[…]
「着る換気扇」サーキュレーターメッシュ 今回紹介するのは、2025年9月の発売からわずか2ヶ月半で累計3万枚を突破したという「サーキュレーターシリーズ」だ。最大の特長は、裏地に採用された「サーキュレー[…]
最新の投稿記事(全体)
ナンバー登録して公道を走れる2スト! 日本では20年以上前に絶滅してしまった公道用2ストローク車。それが令和の今でも新車で買える…と聞けば、ゾワゾワするマニアの方も多いのではないか。その名は「ランゲン[…]
ライバル勢を圧倒する抜群のコーナリング性能 ’80年代初頭のヤングマシン紙面には何度もRZが登場しているが、デビュー当初のRZ250の実情を知る素材としてここで選択したのは、’80年11月号に掲載した[…]
寒暖差が大きくても着替えずに対応できる! ワークマンのヒーターウエア『WindCore(ウインドコア)』シリーズは、電熱ヒーターを内蔵する防寒アイテム。別売りのバッテリー(4900円)は必要だが、もの[…]
パンアメリカのオフロード性能をユーザーに体験してもらう 2021年夏に販売開始されたパンアメリカ。ストローク量の多い前後サスペンションのおかげで、ハーレーの中で唯一ダート走行が可能なアドベンチャーカテ[…]
勝つための合理性と最新テクノロジーが辿り着いたパラレルツイン! レーシングマシンは勝つためを最優先に開発される。だから優位なテクノロジーなら躊躇せず採用する斬新で個性の集合体のように思われがち。 とこ[…]
- 1
- 2




















































