
カワサキモータースジャパンは、スーパーネイキッドZシリーズのフラッグシップモデル「Z H2」および「Z H2 SE」の2024年モデルを2023年8月31日に発売すると発表した。上級モデルのSEは4月にモデルチェンジしていたが、スタンダード仕様も令和2年排出ガス規制に適合して復活したことで、改めて2本立てラインナップが構築されたことになる。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:カワサキモータースジャパン
電子制御サスペンションのSEと価格差28万6000円のスタンダード仕様
最新の排出ガス規制に適合したバランス型スーパーチャージドエンジンを搭載し、“SUGOMI”スタイリングと“SUGOMI”パフォーマンスを最大化したスーパーネイキッドモデル「Z H2」のスタンダード仕様ががカラー&グラフィックの変更を受けて復活した。2023年モデルではスカイフックテクノロジーを実装する電子制御サスペンションを装備し、フロントブレーキをブレンボ製のStylemaキャリパー/マスターシリンダーで強化する上級モデル『Z H2 SE』のみのラインナップだったが、改めて2本立てが復活した形だ。
価格はSTDが201万3000円、SEは229万9000円になった。発売日は2023年8月31日だ。なお、カワサキケアモデルに設定されており、1か月目点検と3年間の定期点検&オイル交換(フィルター含む)が無償で受けられる。
KAWASAKI Z H2 / SE[2024 model]
車名 | Z H2 / Z H2 SE |
型式 | 8BL-ZRT00K |
全長×全幅×全高 | 2085×810×1130mm/SE=2085×815×1130mm |
軸距 | 1455mm |
最低地上高 | 140mm |
シート高 | 830mm |
キャスター/トレール | 24.9°/104mm |
装備重量 | 240kg/SE=241kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 998cc |
内径×行程 | 76.0×55.0mm |
圧縮比 | 11.2:1 |
最高出力 | 200ps/11000rpm |
最大トルク | 14.0kg-m/8500rpm |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
燃料タンク容量 | 19L |
WMTCモード燃費 | 17.4km/L(クラス3-2、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
タイヤサイズ後 | 190/55ZR17 |
ブレーキ前 | φ320mmダブルディスク+4ポットキャリパー |
ブレーキ後 | φ260mmディスク+1ポットキャリパー |
乗車定員 | 2名 |
価格 | 201万3000円/SE=229万9000円 |
発売日 | 2023年8月31日 |
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
より操作に忠実な過給機付きエンジンを実現する! ホンダがアフリカツインに過給機を搭載?! そんなニュースが現実味を帯びてきたかもしれない。2020年の特許公開時には海外メディアを中心に話題となったが、[…]
トップガン観たよね? 心の準備よろしく! 当WEBが11月13日付けで公開した記事『まさかのGPz900R復活!? EICMAで展示のトップガン仕様に「離陸に備えよ」の超意味深メッセージ!!』は予想以[…]
車体姿勢の制御に不可欠な“忠実なレスポンス”を具現化する “ユーロ5”や“令和2年排出ガス規制”といった文言を見かける機会がずいぶん増えてきた。今後ますます厳しくなっている一方の環境規制と大型バイクら[…]
2系統の燃料ライン。他燃料との混焼も想定? 10月1日に川崎重工から分社化し「カワサキモータース」を名乗ることとなったカワサキの2輪車部門。そのメディア向け説明会の会場に展示されていたのがこのエンジン[…]
最新の関連記事(Z H2 SE)
電子制御サスペンションのSEとスタンダード仕様の価格差は28万6000円 最新の排出ガス規制に適合したバランス型スーパーチャージドエンジンを搭載し、“SUGOMI”スタイリングと“SUGOMI”パフォ[…]
キャンディレッドからゴールドホイールを受け継ぐのは黒玉虫 欧州ではZ900RSに続きZ650RSのニューカラーも発表されている。全3色だったカラーバリエーションの全てが新色に置き換わり、黒ボディにゴー[…]
電子制御サスペンションのSE バランス型スーパーチャージドエンジンを搭載し、“SUGOMI”スタイリングと“SUGOMI”パフォーマンスを最大化したスーパーネイキッドモデル「Z H2 SE」がカラー&[…]
トップガン観たよね? 心の準備よろしく! 当WEBが11月13日付けで公開した記事『まさかのGPz900R復活!? EICMAで展示のトップガン仕様に「離陸に備えよ」の超意味深メッセージ!!』は予想以[…]
新排出ガス規制未対応の日本仕様「Z H2/SE」も同様のカラーが登場する? カワサキはインドネシアに続き北米でも2023年モデルのラインナップを更新。モデルチェンジを含むものは秋以降に持ち越しとなりそ[…]
最新の関連記事(新型ネイキッド)
通勤からツーリングまでマルチに使えるのが軽二輪、だからこそ低価格にもこだわりたい! 日本の道に最適なサイズで、通勤/通学だけでなくツーリングにも使えるのが軽二輪(126~250cc)のいいところ。AT[…]
従順で力強いエンジンと軽快な旋回性を生む車体 2024年はついに全日本ロードレース選手権で表彰台に立ち、次の目標はもちろん初優勝なのですが、先輩たちから「レースは積み重ねが大事。開幕から優勝狙いではな[…]
1998年モデル:初代1300はとにかく巨大だった ヤマハXJR1200、カワサキZRX1100といった、CB1000SFを超える排気量のライバル出現で、ビッグネイキッド界は重厚長大化していった。そん[…]
YZF-R1シリーズ直系の4気筒エンジンを搭載するスーパースポーツネイキッド ヤマハは、同社の最高峰スーパースポーツ「YZF-R1」のエンジンを低中速寄りに仕立て直して搭載した『MTシリーズ』のフラッ[…]
DRK-01 250CC CANDY RED/WHITE SAND 英国発、個性的なスタイルで注目を集めるマットモーターサイクルズが展開する「DRK-01」シリーズに、新たな魅力を加える限定カラーモデ[…]
人気記事ランキング(全体)
通勤からツーリングまでマルチに使えるのが軽二輪、だからこそ低価格にもこだわりたい! 日本の道に最適なサイズで、通勤/通学だけでなくツーリングにも使えるのが軽二輪(126~250cc)のいいところ。AT[…]
ライディングポジション関連を変更。実用性もアリ!! 基本構成はCB1000ホーネット譲りだが、各部のパーツは専用品が多い。とくに注目すべきはスマートキーだ。ホーネットでは物理キーを鍵穴に挿し込む一般的[…]
半クラッチは熱膨張で繋がる位置が変わる! ほんとんどのバイクは、エンジンのシリンダーよりちょっと後ろに丸い膨らみがある。これがクラッチ。 丸い膨らみの中には、エンジンのパワーを発生するクランクシャフト[…]
日本映画史の記憶に残り続ける『トラック野郎』シリーズ第1作 『トラック野郎 御意見無用』は、1975年に公開された鈴木則文監督による日本映画。東映製作/配給の『トラック野郎』シリーズの記念すべき第1作[…]
250A1、350A7に続く最速チャレンジャー真打ち登場!! 1966年に250ccA1サムライで、先行していたホンダCB72、ヤマハYDS3、スズキT20の性能を上回り、次いでボアアップした338c[…]
最新の投稿記事(全体)
ライトウェイト&ハイパワーな400が装いを新たにした 2022年モデルの発売は、2021年9月10日(一部カラーは10月15日)。並列2気筒エンジンを採用し、ニンジャ250とほぼ共通の167kgの軽量[…]
カワサキW800(2022) 試乗レビュー カワサキW800(2022) 概要 ■全長2190 全高1075 軸距1465 シート高790(各mm) 車重226kg ■水冷4スト2気筒SOHC4バルブ[…]
スリップオンながら純正マフラーから2馬力UP! 本製品は、トリックスターがこれまでレースで培ったすべてを集約し具現化したブランド最高性能サイレンサー「IKAZUCHI」を採用。オールチタンにて構成する[…]
【ご注意】本記事は、エンジンオイルの過剰注入がエンジンに与える影響を確認するための実験であり、一般使用車両での実施や再現を推奨するものではありませんのでご了承ください。 オイルの規定量は守らなくちゃイ[…]
カワサキZ1の次は2st.750スクエア4だったが頓挫 1969年に2ストローク3気筒500ccのマッハIIIで、とてつもないジャジャ馬ぶりの高性能で世界を驚かせたカワサキ。 そして1971年には同じ[…]
- 1
- 2