
カワサキは北米で2023年モデルを相次いで発表。既報のニンジャ400/Z400やZ900RS/カフェに加え、スーパーチャージドエンジンを搭載したZ H2/SEなどのニューカラーも公開された。
新排出ガス規制未対応の日本仕様「Z H2/SE」も同様のカラーが登場する?
カワサキはインドネシアに続き北米でも2023年モデルのラインナップを更新。モデルチェンジを含むものは秋以降に持ち越しとなりそうだが、新鮮なニューカラーの登場は日本仕様の2023年モデルを占うのにもうってつけだ。
すでにニンジャ400/Z400やZ900RS/カフェについてはお伝えしたが、これに続くのは、最高出力200psを発揮するスーパーチャージドエンジンを搭載したスーパーネイキッドにして“Zの王”、「Z H2/SE」の新色だ。
Z H2は、バランス型スーパーチャージャーを装備し、吸気ダクトを左前方のみに設けるアシンメトリーデザインが、アグレッシブな個性を強調。IMUを搭載した電脳装備は、トラクションコントロール/パワーモード/コーナリングABS/ローンチコントロール/上下対応クイックシフター/クルーズコントロール/スマホ接続機能など充実の限りを見せる。SEはショーワスカイフックテクノロジーをベースとした電子制御サスペンションとブレンボの最上級キャリパー“Stylema”まで装備する上級版だ。
また、2021年にモデルチェンジを経て復活した「KLR650」は、エンジンはFIを採用し、燃費性能を向上させるとともに冷間時や高地でも高い始動性を実現。車体も燃料タンク容量の増加や、振動低減のためにハンドルバーなど各部をラバーマウント化した。さらに、よりリラックスしたライディングポジションへの変更やキャリアの積載性向上、風防性能を高めたウインドシールド、LEDヘッドライトなどの改良を随所に施したという。2023年モデルでは、鮮やかなオレンジやグリーンをラインナップするほか、フォグランプや迷彩柄を採用した“アドベンチャー”も健在だ。
また、ヴェルシスX250ツアラーの海外版といえるヴェルシスX300はマット系のグリーンを新たに採用。このほか、バルカン900やバルカン1700ボイジャーといったクルーザーもニューカラーにアップデートされている。
KAWASAKI Z H2 / Z H2 SE[2023 U.S. model]
主要諸元■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 998cc 出力未発表 変速機6段 燃料タンク容量5.0ガロン■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ※諸元は北米仕様Z H2 SE
KAWASAKI KLR650 / ADVENTURE[2023 U.S. model]
主要諸元■水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 652cc 出力未発表 変速機5段 燃料タンク容量6.1ガロン■タイヤサイズF=90/90-21 R=130/80-17 ※諸元は北米仕様アドベンチャー
KAWASAKI VERSYS-X300[2023 U.S. model]
主要諸元■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 296cc 出力未発表 変速機6段 燃料タンク容量4.5ガロン■タイヤサイズF=100/90-19 R=130/80-17 ※諸元は北米仕様
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