
フロントブレーキのレバー位置を、握りやすい近い位置にするライダーが多い。とくに手の小さい女性ライダーは指が届きにくいので、遠いレバー位置だとチカラが入らないと思いがちだ。ところが握りやすい近い位置だとチカラも入りにくく、細かいブレーキ入力がしにくいのだ。
●記事提供: ライドハイ編集部
握りやすいと思う状態のほうがチカラが入らない
体力測定で握力計を握ったことがあると思う。これもレバー位置が遠くてチカラが入りにくいと感じたはず。
ところが握りやすく感じる近さにセットすると、実は強く握れず測定値も低く出てしまうのをご存じだろうか。
具体的には第一関節が曲がって第二関節がまだ浅く曲がっている状態、指先が届いて90度曲がっている程度が、入力を最も強めることのできる位置なのだ。
感覚的には第二関節も90度曲がった状態、つまり握りやすい角度のほうがチカラが入ると思いがちだが、この先入観の呪縛から抜け出すことが、ブレーキをリスクなく安全に操作するひとつのコツでもある。
レバー位置が近いとブレーキ入力の微調整も効きにくい
これを実感できるのが、レバーを誰かにリリース側へ軽く引っ張ってもらい、その状態でレバー入力してみるチェック方法。 こうすれば、関節がどれくらい曲がった状態がブレーキを入力しやすいのか、実感できる。
また、レバーの位置が遠いほうが入力の微調整がしやすいのも、驚くほど明確にわかるはず。入力、つまりブレーキをかけるときはもちろん、リリースの緩める操作もデリケートさがまるで違ってくる。
この確認を実感しているのとしていないのでは、ブレーキ操作への自信が大きく変わる。忘れないうちにレバーのアジャスターで調整しながら試されるよう、強くお奨めしておく。
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