
読者による投票でその年のベストバイクを選出する企画”マシン オブ ザ イヤー”。大型バイクが総合部門で勝利するのが通例ながら、当部門では別のモデルが授賞するケースが多い。しかし今回はZ900RSが危なげなく2冠。通算2勝目を挙げた。前回王者のハヤブサは2連覇とならず、4位に落ち着いた。
●まとめ:沼尾宏明 ●写真:YMアーカイブス
1位:カワサキ Z900RSシリーズ 130票/981票【2勝目、長期政権を築くか】
初エントリーした’18で初勝利を飾った後、6位→3位→2位と推移し、今回が待望の通算2勝目。王座から離れると返り咲くのは難しいものだが、ここに来て人気にブーストが!
【’22 KAWASAKI Z900RS CAFE】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 111ps/10.0kg-m ■217kg シート高820mm 17L
投稿者の声【男カワサキの代表! 新型でさらによくなった】
- 見た目が断トツ!カッコイイ??アフターも安心だしカスタムも幅広くできるのも楽しい!(群馬T・T)
- 男カワサキを代表するマシン(京都S・I)
- 登場してから業界を騒がせ続け、新型になってさらに良くなったと丸山さんの記事見たらこれしかない(神奈川T・S)
2位:ホンダ CB1300シリーズ 92票
今や貴重な伝統の直4ビッグネイキッド。’21で最新の排ガス規制をクリアし当面存続するが、応援する票も集まったようだ。もちろんSPをベースにした30周年記念モデルも後押しに! ※写真は’23の30周年記念車
【’23 HONDA CB1300SF SP 30th Anniversary】■1284cc 113ps/11.4kg-m ■266kg
投稿者の声【伝統と王道、今後も存続を希望】
- ロングセラーである事の意義を感じます(千葉S・O)
- ビッグバイクの王道(岐阜T・S)
- 生産終了の噂も流れたが、安心しました! これからも残してほしい!(奈良Y・W)
3位:ホンダ HAWK11 84票
CRF1100L譲りの心臓を積んだニューフェイスのカフェレーサーが表彰台ゲット。大人の落ち着いたスタイルと適度なスポーティさ、乗りやすさが高く評価された結果だ。
【’22 HONDA HAWK11】■1082cc 102ps/10.6kg-m ■214kg
投稿者の声【スタイルも走りも大人のベテラン向け】
- 全てにおいて高レベルにまとまっている(石川K・M)
- HONDAの意欲作(静岡M・T)
- 一度は乗ってみたい大人のバイクって感じがします(千葉S・M)
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