北米カワサキが謎のカウントダウンを開始し、日本時間6月6日22時に16機種ものニューモデルを発表することが明らかになっている。そんななか、カワサキモータース株式会社が意匠登録したヘッドライトユニットの姿を捉えることができたのでお伝えしたい。 ※タイトル画像はZX-4Rと新形状ヘッドライトを合成したもの
●文:ヤングマシン編集部
現行モデルよりもシャープなデザインに?
新型ZX-6Rのヘッドライトと思われるデザインが明らかになった! 日本国特許庁が令和5年4月に公開した意匠登録は、『自動二輪車用前照灯』と書かれており、それだけでは何の車種に用いられるかわからないものだが、間もなく登場との情報をつかんでいるニンジャZX-6Rに採用される可能性が高いと思われる。
その根拠は、いくつかある。まず、ライトユニットの形状から、センターにラムエアダクトが配置される可能性が高そうなこと。となれば、Ninja ZX-Rシリーズのどれかということになるが、ZX-25RおよびZX-4Rは2023年モデルが発表されたばかり。ZX-25Rは国内でも発売済みで、ZX-4Rも夏までには発表されそうとの情報がある。
さらに、現行ZX-10Rについては異なる系統のデザインを採用しており、直近でモデルチェンジしそうという噂もない。そうしたなかで残されているのは、ニンジャZX-6Rということになる。
北米カワサキは、2023年6月6日に16機種もの2023~2024年モデルを発表するとして公式HPでカウントダウンをはじめており、そこにはスーパースポーツ(これがおそらく新型ZX-6R)、エリミネーターと思われるクルーザー、KLX系と思われるトレールバイク、そしてモトクロス(もしくはオフロード競技車両)、サイド×サイドと呼ばれるオフロード四輪のシルエットが浮かび上がっている。
ZX-6Rの新しい顔の中心となるヘッドライトユニットは、現行型よりもシャープかつ有機的な形状だ。中央寄りに左右一対のライトが内蔵され、その外側上方にはポジションライトに見えるものが配置される。従来は左右のハロゲンライトの下方にポジションライトが配置されていたので、ZX系のファミリーフェイスは維持しながらも、けっこうイメージが変わりそうな感じに思える。
また、逆スラント形状なのは現行と同じだが、外側に向かって樹脂レンズの形状は三次元的に変化していっており、これも新型ZX-6Rのシャープな表情を連想させる。北米カワサキですでに公開されている新型(と思われる)ZX-6Rのシルエットも、コンパクトでシャープな表情が印象的だ。
さあ、答え合わせまであと数日。日本時間で22時に公開されるはずだ!
公開された意匠登録はコチラ↓
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