ダブルディスクが4RRの証ッ!

大阪モーターサイクルショーより入電ッ!! ラムエア80馬力の「ニンジャZX-4RR」で4気筒ヨンヒャク復活の狼煙!

さすがは俺たちのカワサキ! シビれる! あこがれるゥ! 2月の欧米同時発表と同じテンションな気もするが興奮せずにはいられない、400ccクラスでは久ぶりとなるガチンコスポーツバイクのお出ましだ。その名はNinja ZX-4RR! 日本への導入も明言されていたが、まずは大阪モーターサイクルショーで初お披露目だッ!


●文/写真:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:カワサキモータースジャパン

価格やスペックは未発表なれど、実車公開に大興奮!

ホンダが誇るベストセラー、CB400スーパーフォア/スーパーボルドールが生産終了となったのは2022年10月。これを残念がる声はとても多かったが、それ以前から新作の4気筒400ccエンジンが開発されなくなって久しかった。

ニンジャZX-4Rの影は、2019年秋の東京モーターショーで初登場した「ニンジャZX-25R」のデビュー時からチラついていた。一時はその可能性が低いとの情報も飛び交いつつ、再びZX-25Rのヨンヒャク版登場の機運が高まり、ヤングマシン本誌で(勝手に)カウントダウンに踏み切ったのが2022年4月号。

ヤングマシン2021年3月号・初夢スクープでお届けしたイメージCG。250ccのマシンにオーバークオリティと思えた25Rの車体をベースと想定。

ニンジャZX-25Rのフロントホイールにはダブルディスク化を念頭に置いているとしか思えないボスが存在していた。これは25R登場当初から話題に。

少しずつ聞こえてくる情報に、わくわくせずにはいられなかった。

そしてついに、2023年2月1日・日本時間23時、北米&欧州という意外な場所で正式発表されるに至ったのだ。すでにひと通りのスペックが明らかになっていて、日本への導入も確定といっていい状況。そしてついに、大阪モーターサイクルショーで実車の初公開に至ったのである。

展示されたのは最上級モデルのニンジャZX-4RRのみ。海外試乗向けには無印4RやSEもラインナップされるが、日本で実際にユーザーが買うグレードはこれしかないでしょ、という判断かもしれない。

──というわけで、現地の生撮り写真を超速でお届け!

まず右横!

ちょい後ろめ!

ダブルディスク採用よ!

ホレ反対側も!

メーターはフルカラーTFTスクリーン、倒立フロントフォークはSHOWA製SFF-BP+プリロード調整機構です!

リヤブレーキキャリパーはニッシン! マフラーも長いぜ!

ホリゾンタルバックリンク式リヤサスペンションでショックユニットはSHOWA製BFRC-liteだ!

待ってたよ4気筒!

77ps(ラムエア加圧時80ps)の4気筒エンジンには、3モード+マニュアル設定のKTRC(カワサキトラクションコントロール)、2500rpm以上で作動する上下対応KQS(カワサキクイックシフター/スタンダードの4Rにはオプション設定)、そしてパワーモードと、大排気量クラスにも負けない豪華装備が奢られる。

参考までに輸出仕様のスペックを置いときますね

車名Ninja ZX-4R / Ninja ZX-4R SE / Ninja ZX-4RR
型式ZX400PPF / ZX400RPF/ ZX400SPF
全長×全幅×全高1990×765×1110mm
軸距1380mm
最低地上高135mm
シート高800mm
キャスター/トレール23°30′/97mm
装備重量SE=189kg/R&RR=188kg
エンジン型式水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ
総排気量399cc
内径×行程57.0×39.1mm
圧縮比12.3:1
最高出力77ps/回転数不明(ラムエア加圧時80ps)※欧州発表値
最大トルク3.66kg-m/11000rpm ※北米発表値
変速機常時噛合式6段リターン
燃料タンク容量15L
燃費──
タイヤサイズ前120/70ZR17
タイヤサイズ後160/60ZR17
ブレーキ前φ290mmダブルディスク+4ポットキャリパー
ブレーキ後φ220mmディスク+1ポットキャリパー
参考価格9699米ドル(北米仕様/日本円換算約125万5500円・2月1日現在)
発売時期2023年春(北米)
スペックは海外仕様

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