
’23年も各地で開催されるモーターサイクルショー、中でも第一弾となる3/17~19の大阪ショーを目前にして、メーカー各社が出展概要を発表した。当日実車と触れ合う前に、各モデルの情報を改めて予習しておこう! ホンダの注目モデルは、’22年のミラノショーで発表されたXL750トランザルプが国内初披露! かねてよりヤングマシンでも取り上げてきたCL250/500も登場するほか、次世代EVスクーターEM1 e:も日本初公開となる。
●文:ヤングマシン編集部
’23 ホンダXL750トランザルプ
完全新設計の270度クランク並列2気筒エンジンを抱き、アフリカツインと400Xの間を埋めるミドルクラスアドベンチャーとして令和の世に蘇った新生トランザルプ。スポークホイールに前21/後18インチというオフロードに振った設定が、本格的に”アルプス越え”の野望をかき立てる。同時に展示される豊富な純正アクセサリーも楽しみなところだ。
【’23 HONDA XL750 TRANSALP】主要装備■全長2325 全幅840 全高1450 軸距1560 最低地上高210 シート高850(各mm) 車重208kg(装備) ■水冷4ストローク並列2気筒SOHCバルブ754cc 91ps/9500rpm 7.6kg-m/7250rpm 変速機6速リターン 燃料タンク容量16L ■キャスター27°/トレール111mm ブレーキF=φ310mmダブルディスク+2ポット キャリパーR=φ256mmディスク+1ポットキャリパー ■タイヤサイズF=90/90R21 R=150/70R18
最新の関連記事(XL750トランザルプ)
フェイスリフトと前後サスペンションの再設定 ホンダが「XL750トランザルプ」の国内2025年モデルを発売する。CB750ホーネットに似た2眼ヘッドライトを新たに採用し、センターダクトを設けたウインド[…]
2023年モデルで復活した「トランザルプ」の名跡 ホンダは欧州で「XL750トランザルプ」の2025年モデルを発表。アフリカツインにインスパイアされたという2眼LEDヘッドライトを採用し、バイオエンジ[…]
迫力を感じさせるトランザルプ750 最初にお話をお聞きしたのはトランザルプ750のオーナーさん。まだ乗り始めて半年ほどとのことでしたが、オーナーさんの好みに合わせて綺麗にカスタムされていました。 オー[…]
手強そうなルックスだけどじつはだいぶフレンドリー すでに正式に体制発表されているはずですが、2024年の今季も全日本ロードレース選手権のJ-GP3クラスにフル参戦します。所属チームは昨年までと同じ「日[…]
前回からの続きです 中央自動車道で終始快適に関東を突破! たまたま会社で『Honda XL750 TRANSALP(以下トランザルプ)』を見かけたことから始まった一泊二日のトランザルプツーリングは、陽[…]
’23 ホンダCL250/500
ホンダのスクランブラー伝統の”CL”が復活し、ついに先ほど正式発表を果たした! これまでもお伝えしてきた通り、CL250は人気のオンロードマシン レブル250をベースにしつつ、低中速トルクを強化してアップマフラーを装備。加えて大径フロントホイールやロングストロークサスペンションを採用、シティライドからフラットダートの走破まで、さまざまなシチュエーションでのマルチライドを企図する。
CL500に関してはまだ正式発表がなされていないものの、MCショーには登場する模様。こちらのリリースも時間の問題だろう。待て続報!
【’23 HONDA CL250】主要装備■全長2175 全幅730 全高1135 軸距1485 最低地上高165 シート高790(各mm) 車重172kg(装備) ■水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ249cc 24ps/8500rpm 2.3kg-m/6250rpm 変速機6速リターン 燃料タンク容量12L ■キャスター27°/トレール108mm ブレーキF=ディスク R=ディスク ■タイヤサイズF=110/80R19 R=150/70R17 ●価格:62万1500円
【HONDA CL500】●発売時期:未定 ●予想価格:80万円前後 ●色:緑 橙 青 黒
最新の関連記事(CL250)
レブル250ではユーザーの8割が選択するというHonda E-Clutch ベストセラーモデルのレブル250と基本骨格を共有しながら、シートレールの変更や専用タンク、マフラー、ライディングポジション構[…]
欧州で国内導入が明らかになったCL250の2025年モデル CL250の2025年モデルについて、国内導入が明かされたのは2024年11月のこと。フレームを共有するシリーズの長兄モデル「レブル500」[…]
250ccクラスは16歳から取得可能な“普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は全部で7種類ある。原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制[…]
250ccクラスは16歳から取得可能な“普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は全部で7種類ある。原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制[…]
250ccクラスは16歳から取得可能な“普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は全部で7種類ある。原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制[…]
’23 ホンダ EM1 e:
これまで法人向けモデルとしてベンリィ e:シリーズ/ジャイロ e:シリーズを製造していたホンダだが、一般向けに電動スクーターをリリースするのはこのEM1 e:が初。「2025年までに全世界に10車種以上の電動二輪車を投入する」という宣言の第一歩だ。原付一種扱いで、取り外して充電できる「ホンダモバイルパワーパックe:」1個を使用して駆動する。ちなみに「EM」は「Electric Moped」の略。
【’23 HONDA EM1 e:】
EM1 e:の関連記事
ホンダ二輪のカーボンニュートラルに向けた第一歩 今年の9月にホンダは「2025年までに全世界に10車種以上の電動二輪車を投入する」と発表したが、ホンダEM1 e:はその皮切りとなる電動スクーターで、同[…]
約500万人が便利に利用している原付一種の存続を強く訴えていく 全国オートバイ協同組合連合会(以下AJ)は、日本全国の約1600社のバイクショップが加盟する都道府県単位の協同組合で組織される団体で、大[…]
展示予定車両は最多の38台!
ホンダのブースでは上記のブランニューモデルたちに加え、すでに街でも見かける最新作”レブル1100T”ほか、38台もの車両を展示予定。ブース中央には、円形状に回転するバイクにまたがることで、疑似走行を体験できる「ホンダゴーラウンド」が設置され、またがりも一段と気合が入りそうだ!
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(モーターサイクルショー/モーターショー)
「いくっしょ、モビショー! 」を合言葉に、未来へのワクワクを体験 ジャパンモビリティショー2025で掲げられているのは、「ワクワクする未来を、探しに行こう! 」というコンセプト。「みんなが[…]
モトラのデザインエッセンスが令和に登場 バブルが弾ける前、空前のオートバイブームが訪れた1980年代には現在では思いもよらぬほど多種多様なモデルが生まれた。ホンダからは、トールボーイデザインの新しいコ[…]
1971年の東京モーターショーに突如出現した750cc2スト並列4気筒、YZR500の4気筒マシン・デビュー2年前! いまでもファンの間で幻のドリームマシンとして語り継がれるヤマハGL750。その衝撃[…]
スズキは、昨年のEICMAで世界初公開、大阪・東京・名古屋モーターサイクルショーで日本でも公開した新型モデル「DR-Z4S」および「DR-Z4SM」を見て、触って、跨ることができるイベント「スズキ モ[…]
取り扱いが始まった4輪用ブレンボを装着したロードスターと2輪用ブレンボを装着したMC Gemma GPZ900R カスタムの提案として、ブレンボ/アクラポビッチ/モートーンは最大面積での展示 アクラポ[…]
最新の関連記事(ホンダ [HONDA])
RVF400参戦でV4パフォーマンスに優れたハンドリングと闘えるトラクションが加味され最強に! ホンダのV型4気筒戦略がスタートしたのは1982年。 VF750系に続いてVF400系も加わり、当初は高[…]
「走る」を変える次世代の相棒 一般的なガソリンバイクが燃料を燃焼させてエンジンを駆動するのに対し、電動バイクはバッテリーに充電した電気でモーターを回して走行する。そのため、排気ガスを一切排出しない、環[…]
ピカイチの快適性を誇り、タンデムユースも無理ナシ ようやく全日本JーGP3の開幕戦が近づいてきて(記事制作時)、最近はバイクに乗るトレーニングもスタート。 筋力が増えたことで、これまで苦手だった車種で[…]
メーカーメイドのカフェレーサー ’74年末から発売が始まったCB400フォア、通称ヨンフォアは、’60~’70年代に世界中でブームとなった、カフェレーサーを抜きにして語れないモデルである。カフェレーサ[…]
コスパも高い! 新型「CUV e:」が“シティコミューターの新常識”になる可能性 最初にぶっちゃけて言わせてもらうと、筆者(北岡)は“EV”全般に対して懐疑的なところがある者です。カーボンニュートラル[…]
人気記事ランキング(全体)
ミニカーとは何かがわかると登録変更のハードルもわかる まず「ミニカー」とは、法律上どのような乗り物として扱われるのか、基本的な定義から押さえておく必要がある。実はこれ、道路交通法上では「普通自動車」扱[…]
昭和レトロの世界が広がる神奈川県『中古タイヤ市場 相模原店』 昭和の夏休みって、どんなでしたっけ? 朝はラジオ体操に行って、午前10時頃からは仮面ライダーやウルトラマンの再放送。昼は学校や地域のプール[…]
2025年6月16日に83歳になったアゴスティーニのスペシャル仕様 MVアグスタは欧州で、同ブランドが2025年で創立80周年を迎えるとともに、Agoことジャコモ・アゴスティーニ氏が83歳の誕生日を迎[…]
ガレージで眠っているマシンを引っ張りだそう! 今後の展開も期待されるポテンシャルの高さが魅力 コンストラクターの手によるオリジナルフレームを用いたシングル&ツインレースが流行した1990年代、オーヴァ[…]
初心者からベテランまで、老若男女だれもが一日中楽しめる オフロードバイクさえあれば、初心者だろうとベテランだろうと、老若男女だれもが一日中楽しめるフリーライドイベントとして企画されたのがエンジョイライ[…]
最新の投稿記事(全体)
冷たさが最大16時間続く、ピーコックの持ち運べる氷のう 炎天下の休憩で火照った体を一気にクールダウンさせたい。そんな時におすすめしたいのがピーコックの「アイスパックシリーズ」だ。 アイスパックは、創業[…]
初心者向けの溶接機は? 「初心者ですが、溶接機は何を買えばいいでしょうか?」そんな質問をいただくことが、最近増えています。折れたステーの修理から始まり、フレーム補強やスイングアーム自作、極めつけがフレ[…]
8月上旬発売:Kabuto「AEROBLADE-6 ADACT」 軽量コンパクトなフルフェイスヘルメットで、99%の紫外線と74%赤外線を軽減する「UV&IRカットシールド」を装備する。これによってヘ[…]
カワサキZ1系:1973~1978 1973 900super4 (Z1) 初期型となる’73年型。北米向けは橙×茶の「火の玉」のみだが、欧州仕様は黄×緑の通称 「イエローボール」も設定。長いリヤフェ[…]
FLHRロードキング[2002年式] ハーレーダビッドソンが1999年に満を持してリリースしたツインカムエンジン。従来(エボリューション)までのワンカム構造を改め、カムシャフトを2本配置。伝統のOHV[…]
- 1
- 2