
タイでホンダのクラシック系125を専売するカブハウス(CUB HOUSE)は、「モンキー(日本名:モンキー125)」の2023年モデルをベースとした限定車「モンキー カーニバル リミテッドエディション」を発表した。1990年代のモンキーバハを思わせるカラーリングに、数々の特別仕様が施されている。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
1992年8月27日発売、モンキーBAJA(バハ)後期型のカラーリングをオマージュ
BAJA(バハ)とは、パリ~ダカール・ラリー(当時)と並び、世界で最も苛酷なレースの一つである、バハ・1000マイルレースが開催されている、米国・ババ・カリフォルニア半島より名付けたものだ。
最初に登場したのは1987年12月1日発売の「XLR BAJA」で、ベースモデルのXLR250にガード付きの大型デュアルヘッドライトを装備し、オイルクーラーも標準装備するタフ仕様だった。ヘッドライトの重さに合わせてフロントフォークのセッティングも変更されており、林道走行などでこちらを好むライダーも多かったと聞く。
そんなXLR BAJAの人気を受けて他機種に展開されたのが、1991年2月1日に発売された「モンキーBAJA」だ。翌年8月27日にはカラーリング変更が施された後期カラーが発売され、生産終了したのちにはプレミア価格で売買されるようになる。
そんな後期型カラーをオマージュした「モンキー」の特別仕様が、タイで発表された。99台限定でカブハウスが取り扱う「モンキー カーニバル リミテッドエディション」だ。懐かしのブラッシュパターンのグラフィックに赤シート、1つ眼ではあるもののヘッドライトガードも備え、ナックルガードとメーターバイザーで雰囲気を強化している。
燃料タンク/スイングアーム/サイドカバーに専用ロゴを配置し、燃料タンクには固有のシリアルナンバーバッジが貼付されるほか、エアクリーナーカバーにもシリアルナンバーがプリントされる。
こんな遊び心のある限定車、日本でもウケそうな気がするんですが、いかがでしょうかホンダさん??
HONDA MONKEY CARNIVAL Limited Edition[2023 Thai model]
車名 | MONKEY(タイ仕様) |
型式 | Z125MN 2TH |
全長×全幅×全高 | 1711×754×1028mm |
軸距 | 1143mm |
最低地上高 | 174mm |
シート高 | 775mm |
キャスター/トレール | 25°0′/82mm |
装備重量 | 103kg |
エンジン型式 | 空冷4ストローク単4気筒SOHC2バルブ |
総排気量 | 123.94cc |
内径×行程 | 50.0×63.1mm |
圧縮比 | 10.0:1 |
最高出力 | ── |
最大トルク | ── |
始動方式 | セルフスターター |
変速機 | 常時噛合式5段リターン |
燃料タンク容量 | 5.6L |
WMTCモード燃費 | ── |
タイヤサイズ前 | 120/80-12 |
タイヤサイズ後 | 130/80-12 |
ブレーキ前 | 油圧式ディスク |
ブレーキ後 | 油圧式ディスク |
乗車定員 | 1名 |
価格 | ── |
発売日 | ── |
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