‘22年の春、クラウドファンディングサイトMakuakeの先行販売で、電動バイク部門最高の1億9000万円を超え、大注目を集めたコスウェル「MIRAI」。原付一種と原付二種のラインナップから、今回は人気の原付二種モデルに試乗しました~!
●文:ヤングマシン編集部(近藤スパ太郎) ●写真:輪 ●外部リンク:株式会社Acalie
- 1 クラウドファンディングで注目度No.1の電動バイク MIRAI
- 2 コスウェル MIRAI 試乗インプレッション
- 3 コスウェル MIRAI バッテリー性能:車体に搭載したままでも外しても充電が可能な、便利な2WAY式!
- 4 コスウェル MIRAI 車両紹介
- 5 [連載] 近藤スパ太郎の電動バイクに乗っタロウ!に関連する記事
- 6 重さ35kg!? 話題の電動バイク コスウェル MIRAI試乗インプレッション
- 7 ミッション採用の電動バイクだ! モータリスト VMS6 試乗インプレッション【EVにバイクとしての楽しさを】
- 8 ヤマハの本格EV!「E01」試乗インプレッション【航続距離104 kmの実験バイク!】
- 9 セグウェイから電動バイク登場! B110S 試乗インプレッション【機能満載でスリム&コンパクト】
- 10 シティライド最適設計! BMWの電動バイク CE04試乗インプレッション
- 11 軽くてパワフルなEVファットバイク登場!【マーベリック S1-1000】試乗インプレッション
- 12 EVも’22モデルが続々登場! 最新電動バイク一挙紹介〈BMW/ヤマハ/アイディアetc.〉
- 13 EVバイクレース”モトE”参戦! エネルジカから最新スポーツ電動バイク登場
- 14 人気記事ランキング(全体)
- 15 最新の記事
クラウドファンディングで注目度No.1の電動バイク MIRAI
極太フレームにファットタイヤ、サドルシートと丸目ライトが個性的なペダル付き電動バイク「MIRAI」は、日本市場向けにアカリエ(本社:名古屋市)が設計をして、中国の電動モビリティ企業のコスウェルと共同開発した車両だ。原付一種の「MIRAI-S」と二種の「MIRAI」は、’22年の春にクラウドファンディングで約2億円を集めた。
ボクは二種の「MIRAI」に試乗したのだが、見た目の無骨さとは異なり、跨るとスリムでコンパクト。何と言っても車重が35kgと軽く、取り回しもメチャクチャ楽である。
電動バイクはアイドリング音がなく、スロットルを不用意に触ることで誤発進してしまう事故が多々ある。そのため、車体に跨って走り出す直前に起動させることが鉄則なのだが、MIRAIは起動後もパーキング解除スイッチを押すか、両方のブレーキを握ってからでないと、走り出せない仕様だ。
さらに約1分間操作を何もしないとスロットルへの電流が自動的に切れ、電動バイクに慣れていない人にも安全性が配慮されている。
コスウェル MIRAI 試乗インプレッション
走行は、ペダルを漕いで人力のみで走る「自転車モード」と「電動バイクモード」があり、後者でペダルを漕ぐとペダルのアシストパワーが加わる「ハイブリッド走行」が可能だ。
さらに電動バイクモードには、加速力や最高速が異なる3つのモードがある。スペック上では1が約28km/h、2が約42km/hで、3が約60km/hとなっていて、操作ユニットの±ボタンで切り替えられる。重量物であるバッテリーはトップチューブ内の高い位置に収納されているが、実際に走行してみると重量バランスは悪くなく快適に走行できた。
加速力はパワーに振っているわけではないが、ボクの体重では、モード3で35km/hぐらいまではそこそこ加速するので、他の車両にも付いて走れた。その上の速度はジワジワと伸びる感じで、ボクの場合は51km/hがMAXだった。 また急坂の登りは速度が少し落ちるが、ペダルを漕げば人力とモーターパワーが力強くアシストしてくれ、坂道や加速したい時に重宝した。それに車重が軽いので漕ぐのも大変ではないし、サドルという点も「漕ぐ」操作がとてもしやすい要素であった。
前後のサスペンションとブレーキにはMTB用が採用され「ファットタイヤはバネ下重量的にデメリットでは?」と思っていたが、この足回りもバランスが良く、コーナリングでもブレーキングでも快適だった。ファットだから路面からの衝撃を適度に吸収してくれていていたしね。
残念ながらプロトタイプの試乗車にはABSが付いてなかった。販売車両には装備されるのでより快適な制動性能になっているハズだ。
購入方法は全国に100以上あるパートナーショップかWebサイトで。アフターメンテもパートナーショップやアカリエでも対応している。
コスウェル MIRAI バッテリー性能:車体に搭載したままでも外しても充電が可能な、便利な2WAY式!
車体の搭載時も外した後も、バッテリーに充電ケーブルを直接差して充電する。容量は48V20Ah(0.96kWh)で最大航続距離は約40~50km。27.5Ahのオプションバッテリーでは航続距離が約10km増える。
コスウェル MIRAI 車両紹介
モーター:インホイールモーターとシマノ7段ギヤを装備
足まわり:前後20インチのタイヤ、前後にディスクブレーキ
主要装備
※本記事は“ヤングマシン”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
[連載] 近藤スパ太郎の電動バイクに乗っタロウ!に関連する記事
人気記事ランキング(全体)
私は冬用グローブを使うときにインナーグローブを併用しています。防寒目的もありますし、冬用グローブを清潔に保つ目的もあります。最近、長年使い続けたインナーグローブが破れてしまったこともあり、新品にしよう[…]
アクセルワイヤーが長すぎた!というトラブル ハンドルを交換して長さが合わなくなってしまったり、はたまたケーブルそのものが痛んでしまったり。こうしたアクセルワイヤー(スロットルケーブル)を交換する際、「[…]
白バイ隊員はバイクバカ⁉ 白バイに乗りたい、白バイ隊員になりたい、と白バイ隊員を目指す警察官のなかでバイクに関心のない人はいないと言い切っていいかと思います。少なくとも私が知るなかではひとりもいません[…]
2018 カワサキ ニンジャ400:250と共通設計としたことでツアラーから変貌(2018年8月30日公開記事より) 2018年型でフルモデルチェンジを敢行した際、従来の650共通ではなく250共通設[…]
高回転のバルブ往復にスプリングが追従できないとバルブがピストンに衝突してエンジンを壊すので、赤いゾーンまで回すのは絶対に厳禁! 回転計(タコメーター)の高回転域に表示されるレッドゾーン、赤くなっている[…]
最新の記事
- 2025新型発売記念! スズキ SV650X試乗インプレッション【2022排ガス規制対応後版】
- スズキ新スクーター「e-アクセス」「アクセス」登場! 国内には新型アドレスとして導入か
- ヤマハ新「XMAX」登場! 電動スクリーン、4.2インチTFT&3.2インチLCDメーターなどを新採用【海外】
- 「終活考えなきゃな」バイクも無縁じゃない相続トラブル。財産を円滑に引き継ぐための3つの方法
- 「安くて助かる」100円ショップ「セリア」のインナーグローブ徹底レビュー! 【KOMINE製との比較つき】
- 1
- 2