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Q83:よく聞くバネ下重量の低減…。バネ下ってどこ? なぜ軽いほうがいいの??【30秒でわかる! バイクの疑問】

Q83:よく聞くバネ下重量の低減…。バネ下ってどこ? なぜ軽いほうがいいの??【30秒でわかる! バイクの疑問】

ライダー予備軍や免許取り立てなら、知らないことばかりなのは当たり前。だけどキャリアの長いライダーだって「知っているようで解らない」があったりする。理解しなくてもバイクは乗れるけれど、知っていればトクするコトや、バイクライフが深まるヒントもたくさん。コッソリ知って、貴方も今日からベテランだ。83問目はよく聞くワード、バネ下に関するギモン。


●文:ヤングマシン編集部

A83:軽いほどハンドリングや路面追従性がアップするぞ!

「バネ下」とはバネの下、つまりサスペンションより下に付いているパーツのこと。ホイール/タイヤ/ブレーキディスク/キャリパーや、スイングアームもこれに含まれる。

これらが軽いほどサスの動きが良くなってタイヤの路面追従性が向上するので、ハンドリングやブレーキ性能が良くなり、スリップの危険も減少する。車重が軽くなることによる、燃費の向上にも期待できるぞ。

以上のようにスポーツ走行ではメリットの多いバネ下の軽量化。ただし、ジャイロ効果(その場に留まろうとする力)低減による直進安定性の低下、路面の凹凸をよく拾うことによる乗り心地の低下などがデメリットとして挙げられる。

ホイールやタイヤなどの回転物が軽くなると、ジャイロ効果も小さくなるため、走行性能向上には実重量以上の効果がある。ただし直進安定性は下がる可能性が。

KTMの現行RC390はブレーキディスクで0.96kg、前後ホイールで3.4kgの軽量化を実現。バネ下の大胆な軽量化はハンドリングの軽さに直結し、サスペンションの動きも向上するのだ。


※各設問の回答は編集部独自の見解であり、諸説あります。
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