
ライダー予備軍や免許取り立てなら、知らないことばかりなのは当たり前。だけどキャリアの長いライダーだって「知っているようで解らない」があったりする。理解しなくてもバイクは乗れるけれど、知っていればトクするコトや、バイクライフが深まるヒントもたくさん。コッソリ知って、貴方も今日からベテランだ。96問目はとっても気になる、値段に関するギモン。
●文:ヤングマシン編集部
A96:規制や電子化が主な要因だが……
まず各種規制への対応。’18年からABS(アンチロックブレーキシステム)の装備が義務化されたり、ユーロ5に準拠する最新の令和2年排出ガス規制では世界標準規格の車載式故障診断装置であるOBD-IIも義務になり、装備するには当然コストがかかる。
また、ライディングモード/トラクションコントロール等の電制アイテム/緻密な制御に欠かせないライドバイワイヤ/IMUなど、この20年ほどで驚くほど進化したが、それらの電子装備もコストアップにつながる。30年ほど昔のキャブレター時代と比べたら雲泥の差だ。
さらに最近は原材料の高騰や半導体不足、輸送費など世界的なサプライチェーン問題も影響している。価格上昇の要因がたくさんあるので仕方ない部分ではある……。
【’23 HONDA CB1300 SUPER FOUR】156万2000円(STD/税込)
FI化されてから基本設計は変わらないが、CB1300なら50万円以上も上昇。’03年モデルはABS非装備で、現行モデルはスロットルバイワイヤやライディングモードなど電子装備も盛り沢山だ。 [写真タップで拡大]
※各設問の回答は編集部独自の見解であり、諸説あります。
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