
総決算として、バイクライフ最後の1台を選ぶとしたら…。“上がりのバイク”は、人それぞれ、バイクへの考え方がモロに露出する正解のない概念だろう。…というわけで、2輪業界の様々な識者たちに質問してみた。「アナタにとっての“上がりバイク”を教えて下さい!」レーサーとして全日本やWGPに参戦し、今はアールズギア代表を務める樋渡治氏に話を伺うと、”これで終わり”というバイクは考えていないという。
●文:ヤングマシン編集部
【樋渡治 AGE:65】モリワキやスズキで名を馳せた名レーシングライダー。現在は「アールズ・ギア」の代表として、極上マフラーの開発に精力を注ぐ。
- 1 引退はあるがバイクに“終わり”はない
- 2 [連載]上がりのバイク論に関連する記事
- 3 ヤングマシン読者が選ぶ人生最後のバイク 投票結果:カブ系/ネオクラ系が強かった!〈上がりのバイク論〉
- 4 丸山浩が選ぶ人生最後のバイク:自ら手がけた”プロジェクトF”カスタム〈上がりのバイク論〉
- 5 若手ライダーに聞く:人生最後のバイクを選ぶなら?〈上がりのバイク論〉
- 6 バイクメディア編集者が選ぶ人生最後のバイクとは SV650/Z1/XR250/テージ3Dネイキッド〈上がりのバイク論〉
- 7 大鶴義丹「60過ぎたらアドベンチャーバイクで世界旅行に出たい」〈上がりのバイク論〉
- 8 アールズギア代表・樋渡治「引退はあるがバイクに終わりはない!」〈上がりのバイク論〉
- 9 元GPレーサー・青木宣篤が人生最後に選ぶバイクは「その時の最高峰のスーパースポーツ」〈上がりのバイク論〉
- 10 元GPチャンピオン 原田哲也が選ぶ人生最後のバイクはスーパーカブだった!?〈上がりのバイク論〉
- 11 人気記事ランキング(全体)
- 12 最新の記事
引退はあるがバイクに“終わり”はない
「上がりバイク」。嫌な言葉ですねぇ(笑)。もちろん歳を取れば、体力、反射能力は衰えてくるけど、それに合わせた乗り方やバイクは必ずあるはず。考え方は人それぞれなので「引退」はあると思うものの、私にとって「これで終わり」というバイクはありえませんね。
現在の愛車はR1250GSアドベンチャーですが、体力がなくなれば車格の小さいものに乗り換えるだけのこと。次のバイクはその時にならないと考えられません。私が代表を務めているBMWオーナーズクラブ「BMW Clubs Nippon」では、70代の方も多い。最年長は88歳でR1250GSやF700GSに乗っていてとても上手。私なんか「若造」と言われています(笑)。
やっぱりバイクが好きなんです。私は16歳でZ2から乗り始めましたが、時代ごとに好きなバイクを楽しんできました。今はいかに長く乗るかということしか考えていませんし、感覚と体力が許す限り乗り続けていきます。レースではなく趣味なので、自分のペースで走れますからね。
レース引退後にツーリングに目覚め、今も愛機GSで年間2万km以上は走るという樋渡さん。様々な状況を走り込むことで、身を持って知った「乗って楽しく疲れない」特性こそ、アールズギア社製のマフラーの身上だ。
※本記事は“ヤングマシン”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
[連載]上がりのバイク論に関連する記事
人気記事ランキング(全体)
日本仕様が出れば車名はスーパーフォアになるか ホンダの名車CB400スーパーフォアが生産終了になって今年ではや3年目。入れ替わるようにカワサキから直列4気筒を搭載する「Ninja ZX-4R」が登場し[…]
トレリスフレーム+ユニトラックサスペンションの本格派 カワサキは欧州で、15psを発揮する水冷125cc単気筒エンジンをスチール製トレリスフレームに搭載し、前後17インチホイールを履かせたフルサイズス[…]
125ccクラス 軽さランキングTOP10 原付二種は免許取得のハードルも低く、手軽に楽しめる最高の相棒だ。とくに重要なのは「軽さ」だろう。軽ければ軽いほど、街中での取り回しは楽になるし、タイトなワイ[…]
高級感漂うゴールドカーキのデザイン 「IQOS ILUMA PRIME ゴールドカーキ」は、その名の通り落ち着いたゴールドトーンとカーキを組み合わせた洗練デザインが特徴です。手に取った瞬間に感じられる[…]
PROGRIP専用の信頼接着剤 デイトナ(Daytona)の「グリップボンド PROGRIP 耐振ゲルタイプ専用 12g 93129」は、PROGRIP用に設計された専用接着剤です。容量は12gで、初[…]
最新の記事
- 大改革によってもたらされた光と影:カワサキZ1-R【1978~1980】各部解説
- 【限定仕様】ABS付きで19万円台ってマジ?! ヤマハ新型「PG-1」登場で日本導入にも期待できちゃうかも【海外】
- 「のちに累計1億台へ」ホンダ初代スーパーカブC100[’58年製造]〈走行映像あり〉
- 秋ツーリングに! 絶景と秘湯が待つ南伊豆の、天然かけ流しの湯処「下賀茂温泉 花のおもてなし南楽」が魅力的すぎる
- 世界が注目するビルダーの最新作! ロイヤルエンフィールド「CLASSIC 650」カスタムが横浜HRCSに登場
- 1
- 2