![[’84-]カワサキ 750ターボ:リッターキラーの最速ターボ車【青春名車オールスターズ】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2022/11/Re_042_08-main.jpg?v=1667953819)
’80年のドイツ ケルンショーにおけるホンダ CX500の発表を皮切りに、日本にもターボエンジンの時代が訪れた。各社競うようにターボ車の開発に挑み、それぞれの方式でリッターマシンのパワーに迫ろうとした。カワサキが目指したのは「世界最強最速のターボモデル」だ。※本記事はヤングマシン特別号 青春単車大図鑑からの転載です。
●文:ヤングマシン編集部
- 1 装備は最先端を走っていた【’84 カワサキ 750 TURBO】
- 2 [連載]青春名車オールスターズに関連する記事
- 3 「限定車“R”は可変排気バルブEXUP初搭載」1986ヤマハFZR400:FZ400Rの発展進化形【ニッポン旧車列伝】
- 4 「GSX-Rエンジン搭載の派生車」1989スズキ バンディット400:GSX-R250R譲りの250も【ニッポン旧車列伝】
- 5 「ワークスマシンは初代TT-F3チャンプ」1984ヤマハFZ400R:XJ400Z系水冷直4を改良【ニッポン旧車列伝】
- 6 「超ショートストローク250cc直4」1987スズキGSX-R250:過激さマシマシのR250Rも【ニッポン旧車列伝】
- 7 「あえてのダブルクレードル! 」1990スズキGSX-R400R:1990年代も続く快進撃【ニッポン旧車列伝】
- 8 「ウマい奴しか乗れない」1984スズキGSX-R:4ストレプリカ時代の口火を切った金字塔【ニッポン旧車列伝】
- 9 「CBRはここから始まった」1983ホンダCBR400F:最後のホンダ空冷スポーツ【ニッポン旧車列伝】
- 10 「異名は“ジャジャ馬”」1988スズキRGV250Γ:国内ラストの2ストレプリカ【ニッポン旧車列伝】
- 11 人気記事ランキング(全体)
- 12 最新の記事
装備は最先端を走っていた【’84 カワサキ 750 TURBO】
最後発となるものの「世界最強最速のターボモデル」をコンセプトに開発されたマシンで、当時のカワサキのフラッグシップであるGPz1100に匹敵する112psものパワーを発揮した。タービンは日立製で、最高速度はナナハンクラスながら235km/hを記録したという。軽量さもウリで、ゼロヨン加速でもライバルを圧倒した。ただし、ターボ特性が強いこともあり、乗り手を選ぶワイルドなマシンでもあった。
【’84 KAWASAKI 750 TURBO】■空冷4スト並列4気筒 DOHC2バルブ 738cc 112ps/9000rpm 10.1kg-m/6500rpm ■233kg ■タイヤF=110/90-18 R=130/80-18 ※輸出モデル
空冷DOHC2バルブのGPz750系エンジンにターボを搭載。極力ターボラグを減らすという目的で、排気口近くにターボを配置。吸気方式はインジェクション方式を採用。
メーターはGPzシリーズと共通の異径2連メーター。タコメーターにはボタンを押すと作動する電圧計が組み込まれていた。各表示パネルが多く、人気のGPZ900Rニンジャシリーズよりも、スパルタンなコックピットとなっている。
馬力を追求した故か、非常にピーキーな出力特性が印象的。一説にはレース対応も考慮して作られていたとの話もある。写真でもキッチリ攻めきっているようだ。
【’81 KAWASAKI 750 TURBO PROTO TYPE】’81年のモーターショーに登場したプロトモデルは、リベットを意匠とした航空機を連想させるカワサキらしいデザインだった。
※本記事は“ヤングマシン”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
[連載]青春名車オールスターズに関連する記事
人気記事ランキング(全体)
日本仕様が出れば車名はスーパーフォアになるか ホンダの名車CB400スーパーフォアが生産終了になって今年ではや3年目。入れ替わるようにカワサキから直列4気筒を搭載する「Ninja ZX-4R」が登場し[…]
トレリスフレーム+ユニトラックサスペンションの本格派 カワサキは欧州で、15psを発揮する水冷125cc単気筒エンジンをスチール製トレリスフレームに搭載し、前後17インチホイールを履かせたフルサイズス[…]
125ccクラス 軽さランキングTOP10 原付二種は免許取得のハードルも低く、手軽に楽しめる最高の相棒だ。とくに重要なのは「軽さ」だろう。軽ければ軽いほど、街中での取り回しは楽になるし、タイトなワイ[…]
高級感漂うゴールドカーキのデザイン 「IQOS ILUMA PRIME ゴールドカーキ」は、その名の通り落ち着いたゴールドトーンとカーキを組み合わせた洗練デザインが特徴です。手に取った瞬間に感じられる[…]
PROGRIP専用の信頼接着剤 デイトナ(Daytona)の「グリップボンド PROGRIP 耐振ゲルタイプ専用 12g 93129」は、PROGRIP用に設計された専用接着剤です。容量は12gで、初[…]
最新の記事
- 「のちに累計1億台へ」ホンダ初代スーパーカブC100[’58年製造]〈走行映像あり〉
- 秋ツーリングに! 絶景と秘湯が待つ南伊豆の、天然かけ流しの湯処「下賀茂温泉 花のおもてなし南楽」が魅力的すぎる
- 世界が注目するビルダーの最新作! ロイヤルエンフィールド「CLASSIC 650」カスタムが横浜HRCSに登場
- カワサキ「ニンジャ125」「Z125」の2026年モデル登場! 原付二種クラス相当のフルサイズ入門マシンに新色【海外】
- 今度のニンジャはゴールドの差し色! カワサキ「ニンジャ1100SX」「ニンジャH2 SX」シリーズの2026年モデルが登場【海外】
- 1
- 2