KTM 250/390アドベンチャー試乗比較【林道ツーリングで見えた2台の個性】

KTM 250/390アドベンチャー試乗比較

KTMアドベンチャーシリーズの中でも、普通二輪免許で乗ることができる390と250の2台について、ディテールを紹介した前編に引き続き、後編ではオフロードマシン総合誌『ゴー・ライド』の編集長オガPと副編集長コイが2台を乗り換えつつ、林道ツーリングを通してのインプレッションをクロストークで紹介するゾ!!

●まとめ:ゴー・ライド編集部(小川浩康) ●写真:長谷川徹

舗装路走行:ロードモデル並みの操安性を発揮

編集長オガP(以下オガP):390/250アドベンチャーは、デュークがベースということもあって、舗装路ではロードモデルのようなカチッとした乗り心地だった。

副編集長コイ(以下コイ):フラットな乗り心地…というより、前後サスペンションがムダにストロークせず、ビタッとした乗り心地でしたね。エンジンは390のほうがパワーがあるのは当然ですけど、250もレスポンスがよくて必要充分以上的な。

2台ともクラッチがめちゃめちゃ軽く、それもあって市街地や高速道路ではキビキビした走りが楽しかったです! それにシールドは小さいけれど、走行風が胸に当たらないのもかなり良かったです。

オガP:クラッチの軽さは特筆ものだよね。渋滞でもクラッチ操作が苦にならないし、アクセルのレスポンスもいいから、マシン挙動を軽く感じる。シールドは高さ調整をして頭頂部に当たる走行風を減らしたいと思ったけど、小さくて視界を妨げないのはいいと思ったな。

ライディングポジションもハンドル幅は少し広く感じたけど、アドベンチャーマシンにありがちなハンドルの遠さがなかったのがよかった。

コイ:そうなんですよ! 身長の低い自分でも、ポジションが決まりやすい。大柄なマシンに乗る時は、これはかなり重要なんです。ポジショニングにムリがあるかないかでも、安心感が全然変わってきますから。舗装路に関しては、気負わずに乗ることのできるアドベンチャーマシンだと思いました。

KTM 250アドベンチャー|KTM 390アドベンチャー|インプレ|舗装路

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林道(ダート)走行:フラットダートなら余裕の接地感/グリップ力

コイ:でも、舗装路でのロードモデル並みの走り、それが逆にダートへの不安を感じさせました。サスがカチカチで、これダートでいい感じに動かないんじゃ? って。

オガP:それ、オレも思った。ダートではサスが動かず、接地感が分からなくて手強そうだなって。でも、ダートに入った瞬間、アレ? 意外と行けるぞって思った。トレールマシンのようなストローク感はなかったけど、前後サスペンションからのゴツゴツとした突き上げがなく、前輪の接地感も分かりやすかった。装着タイヤがロード寄りなので、マディ路面ではムリは禁物だけど、林道程度のフラットダートなら不安なく走破できるね。

コイ:自分もビックリでしたっ。ダートではカチカチした乗り心地が消えて、タイヤも見た目以上にグリップ感があって、結構走るって思いました。車重も軽いってわけじゃないけど、重すぎもしないから、Uターンの取り回しも楽でしたし(背の低いコイは、狭い林道内ではマシンから降りてUターンしている)。

KTM 250アドベンチャー|KTM390アドベンチャー|林道走行|インプレ|乗り比べ

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オガP:意外だったのは、極低速トルクは250のほうが太く感じたこと。アイドリング付近でもエンストせずに粘ってくれるので、トコトコとトレッキングも楽しめた。極低速域では390のほうがクラッチ操作を多用したよ。

でも、中速域からのエンジンの伸びは390がいいね。サスもダートでは390のほうがストローク感が分かりやすく、衝撃をしっかり吸収している。それが乗り心地の良さになっているから、林道をクルージングするのが楽しい。

コイ:ダートで乗りやすいのは、さすがKTMだなって感じでした。アドベンチャーマシンは燃料タンクが大きく、カウルが付いていたりと、車体は大きく重くなりがちですけど、この250と390にはそうしたネガティブさが感じられなかった。ダートではトレールマシンより大きさがあるけれど、それが扱いにくさにはなってないし、舗装路ではトレールマシン以上の走りと快適さがある。

オフロード性能とオンを含めたツーリングの快適さのバランスが、めちゃめちゃいいなあと思いました。とくに390のサスはダートでよく動いてくれて、250より乗り心地がよかったです。高速道路でもパワーに余裕があるし、個人的には390推しですね!

KTM 390アドベンチャー|林道走行|インプレ

ダートでも安定性を発揮する390!! [写真タップで拡大]

オガP:390はオンでの快適性とオフでの扱いやすさのバランスがよく、まさにアドベンチャーマシンって乗り味。250は高速巡航での余裕と快適性は390に一歩譲るけど、トレッキングもこなせる低速トルクがあって、ダートでは390以上に扱いやすくトレールマシンに近い乗り味。

390はトラクションコントロールやフルカラー液晶メーターなど装備面が充実しているけれど、極低速トルクが太く、低中速でよりダイレクトなレスポンスの250のほうが、オレ個人としては好みだな。

コイ:いずれにしても、しっかりしたダート性能を身につけているのが、KTMのアドベンチャーシリーズなんだなって実感しました。

オガP:同感!!

KTM 250アドベンチャー|林道走行|インプレ

トレッキングも楽しめる250!! [写真タップで拡大]

ゴー・ライド編集部のお気に入りポイント

250/390ともに軽い操作性のクラッチ

KTM 250アドベンチャー|KTM390アドベンチャー|クラッチ
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250/390ともにクラッチ操作が超軽い。人差し指1本でも軽く操作できる、ダートでのマシンコントロールのしやすさになっている。ツーリング時の疲労も軽減してくれる。

衝撃吸収性のいい390サスペンション

KTM390アドベンチャー|サスペンション
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舗装路ではストローク感を少なく感じるが、ダートでは一変。390のフロントサスは衝撃吸収性がよく、前輪の接地感もハッキリ分かる。250はダートでもやや硬い印象。

ダートで扱いやすい250のエンジン

KTM250アドベンチャー|エンジン
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高回転まで回す楽しさは390だが、250の極低速トルクの太さはエンストのしにくさになり、ダートでの扱いやすさにもなっている。低中速でのダイレクト感もいい。


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