これから林道ツーリングに行ってみたいというビギナーやリターンライダー、さらに乗り換えや増車を考えている人たちに向けて、オフロードマシン総合誌『ゴーライド』編集部が選んだ”新車で購入できる/未舗装路もバリバリ走って林道ツーリングを楽しめる”マシンたちを紹介。本記事では海外モデルを一挙掲載するゾ!
●文:ゴーライド編集部(谷田貝洋暁)
- 1 ファンティック XEF125/250:本格装備のプレミアムトレール
- 2 アプリリア RX125:フルサイズボディに扱いきれるエンジン
- 3 ベータ RRエンデューロ125 4T LC:エンデューロレーサー譲りの車体構成
- 4 KTM 690エンデューロR:ビッグシングルの強烈な加速感が味わえる
- 5 ハスクバーナモーターサイクルズ 701エンデューロ:ハスクバーナらしい角の取れた乗り味
- 6 ファンティック キャバレロラリー500:ラリーの名に恥じないオフロード性能を持つ
- 7 ファンティック キャバレロスクランブラー/フラットトラック:オフ性能にこだわった軽量な作り
- 8 BMW R1250GS/アドベンチャー:3パニア搭載時も高いオフ性能を発揮
- 9 KTM 1290/890スーパーアドベンチャーR:Rならジャンプにも対応できる
- 10 ドゥカティ ムルティストラーダV4S:意外なほどオフで走るV4エンジン
- 11 モトグッツィV85TT:タテ置きVツインのおっとりした乗り味
- 12 トライアンフ タイガー900ラリー:3気筒独自の咆哮とパワー特性を発揮
- 13 BMW F850GS/アドベンチャー:GSシリーズ屈指のオフロード性能を発揮
- 14 BMW G310GS:GSの世界観をミドルクラスで再現
- 15 ハーレーダビッドソン パンアメリカ1250スペシャル:H-D初のアドベンチャー
- 16 KTM 390/250アドベンチャー:抜群のダート性能のミドルアドベンチャー
- 17 SYM NHT200/125:軽量アドベンチャーが日本の道を走り出す
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ファンティック XEF125/250:本格装備のプレミアムトレール
低中速で粘るトルクと高回転までスムーズに伸びるエンジンを、軽量な車体に搭載。軽さと扱いやすさが、高いオフロード走破性として結実している。最新規制に対応した、上質な走りを楽しめるトレールマシンだ。
アプリリア RX125:フルサイズボディに扱いきれるエンジン
フロント240/リヤ210mmのサスストロークを確保し、シートも905mmと高めな反面、フルサイズらしい視界のよさを持つ。しっかりした車体と求めやすい価格で、フルサイズ入門として選びやすい1台だ。
ベータ RRエンデューロ125 4T LC:エンデューロレーサー譲りの車体構成
サスストロークはフロント260/リヤ270mmとフルサイズレーサー並みで、シートも高く市街地での足着き性は厳しい。だが、エンジンは低速域から扱いやすく、軽量な車体もあって、オフロードでは本格的な走りを楽しめる。
KTM 690エンデューロR:ビッグシングルの強烈な加速感が味わえる
BAJA1000レースを戦うBAJAレーサーレプリカが先祖。ビッグシングルは怒涛のパワーを発生し、その加速は圧倒的。排気量に見合った車体サイズだが、日本人にはやや大柄で乗りこなし甲斐のある、まさにビッグオフだ。
ハスクバーナモーターサイクルズ 701エンデューロ:ハスクバーナらしい角の取れた乗り味
エンジンとフレームはKTM 690エンデューロと同等だが、エンジンマッピングやサスセッティングはハスクバーナオリジナル。パワフルだがスムーズさがあり、乗り味にマイルドさが増えて扱いやすくなっている。
ファンティック キャバレロラリー500:ラリーの名に恥じないオフロード性能を持つ
スクランブラーのサスストロークを前後20mm延長し、アルミスイングアームを装備するなど、オフロード走破性を向上。パワフルなエンジンはビッグオフそのもので、市街地から高速道路そして林道まで、これ1台で余裕の走りを楽しめる。
ファンティック キャバレロスクランブラー/フラットトラック:オフ性能にこだわった軽量な作り
キャバレロシリーズの中核をなすスクランブラーは、太い低中速トルクと軽い車体にこだわり、侮れないオフロード走破性を発揮する。フラットトラックは前後19インチホイールを装備し、本格的なトラック走行が楽しい。
BMW R1250GS/アドベンチャー:3パニア搭載時も高いオフ性能を発揮
独自のシフトカム機構による潤沢なトルクで突き進むGSのトップモデル。3パニア装備時の走行性能と安定性は随一。’21年型で電子制御サスペンションの味付けを変更し、作動性が向上。オフロード性能が格段にアップしている。
KTM 1290/890スーパーアドベンチャーR:Rならジャンプにも対応できる
KTMのアドベンシリーズでフロント21インチを装備したRモデルは、サスストロークを伸ばし、ABSの介入具合を最適化するなど、オフロード性能を追求している。コースでのジャンプにも耐えられるタフな作りだ。
ドゥカティ ムルティストラーダV4S:意外なほどオフで走るV4エンジン
追従型クルーズコントロールが話題だが、じつはオフロード性能も高められている。フロント19インチ化に加え、前後にコンパクトなV4エンジンを搭載したことで、前輪への荷重を確保。ダートでもフロントからぐいぐい曲がるのだ。
モトグッツィV85TT:タテ置きVツインのおっとりした乗り味
モトグッチ独自のタテ置きVツインエンジンが、ドロドロした鼓動と、おっとりした味わい深い乗り味を提供。車体はオンロード重視の作りだが、ABSはオン用オフ用で制御が異なり、フラット林道なら走破できる。
トライアンフ タイガー900ラリー:3気筒独自の咆哮とパワー特性を発揮
タイガーシリーズ中、唯一21インチスポークホイールを装備し、サスストロークも長く、オフロード性能を強化。より細かいセッティングができる“PRO”もラインナップ。3気筒エンジンは、フラットなパワー特性と柔らかさを増した排気音を持つ。
BMW F850GS/アドベンチャー:GSシリーズ屈指のオフロード性能を発揮
パラレルツインエンジンは360°から270°クランクに変更し、トラクション性能を向上。GSシリーズ最高のオフロード性能を実現するために全面刷新された。高いツーリング性能を持つオフ寄りアドベンチャーマシンだ。
BMW G310GS:GSの世界観をミドルクラスで再現
後傾エンジンを採用するなどミドルクラスでもBMWらしい独自性を持つ。兄貴分より車体はコンパクトだが、乗ればGSらしい鷹揚なしっかり感が再現されている。サスストロークは短めで、オフロード性能は中庸だ。
ハーレーダビッドソン パンアメリカ1250スペシャル:H-D初のアドベンチャー
1580mmのホイールベースに水冷挟角Vツイン&フロント19インチに、走行時は最低地上高が35mmアップするショーワ製車高可変サスペンションを装備する「スペシャル」。未試乗で乗り味は不明だが、乗りこなし甲斐がありそうだ。
KTM 390/250アドベンチャー:抜群のダート性能のミドルアドベンチャー
舗装路でしっかりスポーツ走行を楽しめ、ダート性能はトレールマシンに近い。荷物を積んでもへこたれない真のアドベンチャーだ。390は傾斜角センサー付きのトラクションコントロールを装備するが、250は未装備。だが、素の250の乗り味も十分、というよりオモシロイ!
SYM NHT200/125:軽量アドベンチャーが日本の道を走り出す
扱いきれるエンジン、アップライトな乗車姿勢、前後140mmのサスストロークなどを軽量な車体にまとめ、都市から林道まで足を延ばせるクロスオーバーアドベンチャー。200/125ともに求めやすい価格設定も見逃せない。
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