2008年、ブリヂストンにスイッチしてから初レースとなる第14戦インディアナポリスGPは予選8位/決勝8位。予選はドライだったが、決勝はハリケーンの影響でウエットスタート、レース途中で再び降り始めた雨と強風のため20周を終えて赤旗中断、そのままレース成立という厳しい状況だった。ペドロサ選手は当時、「厳しいレースだった。スタートは慎重だったが、徐々にペースを上げることができた。しかし、中盤にペースを落とし、タイムをロスしてしまった。終盤に向けて再びリズムを取り戻したが、赤旗で中断となった。風が強く、いろんなものがコース上に飛んできた。そんな状態で4、5周することになった。8位というのは決していい結果ではないが、今日のコンディションではこれ以上は無理だった」と語っている。
ブリヂストンがMotoGP(ロードレース世界選手権)でタイヤサプライヤーだった時代に総責任者を務め、2019年7月にブリヂストンを定年退職された山田宏さんが、そのタイヤ開発やレースの舞台裏を振り返ります。2008年後半、山田さんは1本の電話により異例の対応を迫られます。ダニ・ペドロサ選手が、シーズン途中でのタイヤスイッチを望んだのです。 目次 1 シーズン中に異なるメーカーのタイヤをテストする異例 […]

![|山田宏の[タイヤで語るバイクとレース]Vol.48「今度はダニ・ペドロサがBSを望んできた!」](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2021/08/wg080914004H.jpg?v=1630168497)





























