●まとめ:沼尾宏明 ●文:谷田貝洋暁(インプレ) ●情報提供:オージーケーカブト
SHUMA:風が吹き抜ける新感覚クール系
年々ひどくなる暑さに対応すべく、カブトが送り出した新作フルフェイスヘルメット「シューマ」。そのコンセプトは”涼しさ”と”快適さ”の徹底追求。…なのだが、まず驚いたのが軽さだ。カブトのヘルメットは軽量なモデルが多いが、その中でも軽いと感じるほど。そして被って驚くのが、やはり新開発のウルトラクールシステム。まずはベンチレーションを閉じて走り出し、途中から全開にしてみると…。顎と額の開口部を開放した瞬間、ヘルメットの中に空気の流れが生まれたのだ。しかもそれは”空気が入ってくる”レベルではなく、ヘルメットの中に明確な空気の流れを感じるほど。さらにスゴいと思ったのは、信号待ちで停止している時のことだ。走行風がなくても、そよ風がヘルメットの中に入ってくるのを感じる。ここまで風が通るヘルメットはちょっと今までお目にかかったことがない。当然、シールドの曇りも一発解消だ。
カラーバリエーション
F-17:揚力を抑える最先端思想
次世代レーシングモデル「F-17」がデビュー。新設計の帽体は、空力を徹底的に追求し、CFD(3次元数値流体解析)で前面投影面積を絞ると同時に、揚力を抑制する新デバイス=クレストスポイラーを投入した。さらに左右エアダクト/センターロック式2軸シールド/制菌内装ほか新装備を奢る。
RT-33:軽量な本格レース仕様
軽さと高強度を両立した複合素材帽体に、乱流を抑制するウェイクスタビライザーを融合したレース対応品「RT-33」。速乾内装には、頭の形に合わせたパッドを設定し、フィット感を高められる。
カムイ3:タフな軽快コンパクト
「カムイ3」は、スリムな帽体に大型サンバイザーを内蔵したストリートモデル。ウェイクスタビライザーによる空力性能や、ソフトな速乾内装で使い勝手良好だ。紫外線と赤外線をカットするテイジン製シールドも標準で備える。
エアロブレード5:軽さと空力が際立つ公道スポーツ
帽体は軽さを追求しつつ、直進時と横方向からの空気抵抗も削減した「エアロブレード5」。密閉性の高いセンターロック式のシールドや、涼しい頬パッドも魅力だ。カーボン仕様(5R SM-1/写真)を今夏追加。
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