●文:ヤングマシン編集部 ●写真:スズキ
低回転域からの「ズヴォ~~」が気持ちいい! 最初に朗報! 既存のハヤブサファンよ、安心すべし。3代目になっても、ハヤブサはやっぱりハヤブサのままだ。歴代モデルが誇ってきた乗り味の方向性は、少しも変って[…]
スズキのインドにおける二輪車の生産販売子会社であるスズキ・モーターサイクル・インディア社(SMIPL社)は、2021年4月26日に新型「Hayabusa(隼=ハヤブサ)」を発表した。部品は日本から輸出され、SMIPL社の工場で組み立てを行い、5月よりインド国内で販売を開始する。
新型ハヤブサは、2月に世界同時発表された、スズキのフラッグシップモデルの3代目。インドにおける発売により、新型ハヤブサとして初めて海外工場で組み立てを行うという。
SMIPL社は2016年3月より、2代目ハヤブサをはじめとする大型二輪車の組み立てを行っており、新型ハヤブサの組み立てを通じて同社の高い技術力をアピールするとともに、インドにおけるスズキブランドの存在感を高めていく。
インドではホンダが「ハイネスCB350(日本名GB350」を発売するなど、二輪車の市場としてこれから大きく発展していくことが予想される。ハヤブサは現地販売仕様の現地生産だが、油冷単気筒のジクサー250シリーズなど、インド発の日本車も日本で支持されている。今後のモデル展開も楽しみだ。
SUZUKI HAYABUSA /隼[2021 model 日本仕様]
2021年2月5日に世界同時公開された新ハヤブサは、エンジンやフレームの基本を従来型の踏襲とし、6気筒やターボまで実際にテストしつつも“変えない”という英断がファンの喝采を浴びた。とはいうものの、エンジンは執念の超改良版として内部パーツをフルリファインするとともに念願の電子制御スロットルを採用。各種電子制御も一気に現代レベルへと引き上げられ、任意に設定できる速度リミッターを市販二輪車で初採用。さらにクルーズコントロール、上下双方向対応のクイックシフトシステムなどもフル装備となった。
国内仕様では最高出力が欧州仕様から2ps減の188ps、最大トルクは0.1kg-m減の15.2kg-m(ともに発生回転数は不変)になっているが、これは測定方法の違いによるもので、エンジンの仕様は全く同じだという。また、国内仕様はETC2.0車載器を標準搭載するとともに、標準車体色3色を含む全18パターンの組み合わせを可能とする「カラーオーダープラン」も実施する。
【SUZUKI HAYABUSA /隼[2021 model]】主要諸元■全長2180 全幅735 全高1165 軸距1480 シート高800(各mm) 車重264kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 1339cc 188ps/9700rpm 15.2kg-m/7000rpm 変速機6段 燃料タンク容量20L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/50ZR17 ●価格&色:215万6000円~(黒×金、白×青)、216万7000円(銀×青) ●発売日:2021年4月7日
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