●文/写真:モトメカニック編集部 ●取材協力:アストロプロダクツ
ワイヤーブラシ:電動工具にセットして錆取りから磨きまで。レストアの必需アイテム
古いバイクの修理やレストアで欠かせない道具のひとつがワイヤーブラシだ。サビ取りはもちろん、携帯バーナーや剥離剤で浮かせた塗装を剥がす際にも重宝する。ホームセンターでは歯ブラシタイプを見かけることが多いが、それよりもっと効率アップを図りたいなら、電動工具が使えるブラシがおすすめだ。
アストロプロダクツのワイヤーブラシにはスチールと真鍮素材があり、すべて1/4インチの六角軸仕様で電動ドリルやドリルドライバーに取り付けられる。ブラシ形状は3種類あるので作業内容に応じて使い分けよう。消耗してもすぐにアストロで購入できるから安心だ。
【アストロプロダクツ|AP 1/4HEXワイヤーブラシ スチール】●税別価格:カップ型 270円 ペン型270円 ホイール型270円 【AP 1/4HEXワイヤーブラシ 真鍮】●税別価格:カップ型380円 ペン型420円 ホイール型390円
狭い範囲を狙いやすいペン型と広範囲を一気に研磨できるカップ型、スタンドやフレームなどの円筒形部品で使いやすいホイール型は3個セットで準備しておきたい。真鍮は柔軟性があるので傷つけたくない部品の磨きに適しており、スチールが強い研削力が特長だ。
ドリルドライバーを使えば手磨きに比べて作業時間が短縮できるのはもちろん、モーターの力で深いサビも掘り起こしやすくなる。めっき部品の表面サビは、防錆潤滑剤をスプレーしながら真鍮ブラシでこすると、かなり見られるようになる。
電動工具で回すとブラシが広がり抜けることもあるので、保護メガネなどの安全策を講じると同時に最高使用回転数(4500rpm)以下で使用する。どのブラシもリーズナブルなので、使い惜しみすることなくサビ取りができる。
ラチェットコンビネーションレンチ:V字ギアでスリムヘッドを実現。72歯は狭い場所でも使い勝手良好
V字形状によるクサビ効果で、従来品より強度アップして本締めまで可能になった新型レンチ。強度アップのおかげでヘッドがスリムになり、ラチェットギアは狭い場所でも使いやすい72歯を採用。初めてのギアラチェットとしてだけでなく、同じサイズを買い足す際にもおすすめできる。
【アストロプロダクツ|APラチェットコンビネーションレンチ】●税別価格:10mm 930円 12mm980円 13mm1000円 14mm1050円 17mm1300円 19mm1400円
V字形状によるクサビ効果で、従来品より強度アップして本締めまで可能になった。
本締めの際にV字ギアが食い込んで力を受けるため、ギアが滑ったりナメる危険性が低下している。ギアの噛み込み方向は一定になるため、締め緩めの回転方向の切り替えはレバー式ではなくヘッドの表裏で変更する。回転方向はヘッドに明記されている。
ラチェットハンドルとソケットを組み合わせる必要なくレンチ1本でラチェット動作ができ、ボルトナットの着脱に必要な時間を短縮できる。作業効率アップの必需品だ。
フレックスラチェットコンビネーションレンチ:首振りヘッドで自由度アップ。エンジンから車体まであらゆる場所で活躍
レンチを回す際に邪魔になる障害物があっても、ヘッドの角度を変更して逃げられるフレックスタイプ。90度まで折り曲げればラチェットドライバーのように早回しもできる。ヒンジがある分ヘッド部分のスリムさは固定タイプの方が上なので、状況に応じて使い分けたい。
【アストロプロダクツ|APフレックスラチェットコンビネーションレンチ】●税別価格:10mm1280円 12mm1350円 13mm1380円 14mm1430円 17mm1580円 19mm1860円
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓
あなたにおすすめの関連記事
搭載自由度の高いコンパクトなM760D/バッテリー内蔵で単独撮影可能なM770D デイトナから発売された新型ドライブレコーダーは、前後2カメラ+GPS搭載モデル「MiVue M760D」と、2カメラレ[…]
"トランポ生活"でイイとこ取り 300km。一日で走った距離? いえいえ。正解は「CT125ハンターカブ」納車後3ヶ月で走った距離。少ないですね、お恥ずかしい話で…。 その理由は単純で、"トランポ生活[…]
絶好調エンジンは「柱付きICBM®」仕様。間違いのないエンジン仕様で乗り心地抜群!! 『モトメカニック』編集部では、先ごろヤマハトレールの雄「'69 250 DT1」をフルレストアした。極低速域から不[…]
人気の理由が分かるプレセット型トルクレンチ 製造現場や修理現場を問わず、規定トルクでネジを締めるのは正確性を担保する第一歩だ。だが、その結果をどう扱うかは仕事の内容によって異なる。KTCが推進する「ト[…]
往年のF-1レーサーのイメージと現代的足まわりを融合 '82年の創業以来、オリジナルバイクを製作することにこだわり続けてきたオーヴァーレーシングプロジェクツ。その性能をアピールするのに最も効果的なレー[…]
最新の記事
- 2025MotoGPヘルメット勢力図は5社がトップを分け合う戦国時代へ突入! 日本の3メーカーに躍進の予感!?
- 【SCOOP!】スズキ「GSX-8」系にネオクラが存在か!? 丸目のGS&クーリーレプリカ復活希望!!
- 「初の100ps超え!! 」全面改革で進化した第二世代のZ:カワサキZ1000J【あの素晴らしい名車をもう一度】
- 3色ラインナップ化! ホンダ「CT125ハンターカブ」歴代カラー大図鑑【2022年モデル】
- 【受注限定】SHOEI「グラムスター」に新色モスグリーン! 5月発売で全5色展開に
- 1
- 2