●文/写真:モトメカニック編集部(栗田晃) ●取材協力:デイトナ
自動車用はもちろん、バイクでもユーザーが増えてきたドライブレコーダー。注目の市場に登場したデイトナの新製品「MiVue M760D/M777D」は、並み居るライバルに負けない高スペックとリーズナブルな価格が大きな魅力。ドラレコ未装備のライダーは、そろそろ導入を考えてみては?
搭載自由度の高いコンパクトなM760D/バッテリー内蔵で単独撮影可能なM770D
デイトナから発売された新型ドライブレコーダーは、前後2カメラ+GPS搭載モデル「MiVue M760D」と、2カメラレコーダーとしても1台単独でアクションカメラとしても使える「MiVue M777D」の2機種。
MiVue M760Dは前後カメラと別にシート下などに本体を設置するタイプだが、一辺60mm×厚み22mmとコンパクトで、設置場所の自由度が高いのが大きな強み。もっとも重要な画像品質についても、高機能ドライブレコーダーが採用するソニー製CMOSセンサーを装備。GPSを搭載しており、画像とともに場所や時間も記録できる。
一方のMiVue M777Dは、GPS未搭載ではあるものの、円筒形のカメラ本体にバッテリーや画像処理/記録に必要な基盤が組み込まれており、単体でも使用できる。バイクに付けられるのはもちろん、ヘルメットに取り付けてアクションカムのようにも使えたりする。
設定や画像確認はスマホにインストールした専用アプリを通じて行うが、アプリの使い勝手がとても良く、本体との通信をWi-Fiで行うため録画された画像もその場でできる。
この手の製品は後から出た方が優れているのは世の常だが、数種類のバイク用ドラレコを触れた経験からすると、実際に装着して画像を確認したMiVueの実力はかなり優秀だと感じた。
MiVue M760D:リモコンスイッチで任意録画でき、GPSが走行軌跡を記録
このドラレコは台湾Mio社製で、同社のバイク用ドラレコはデイトナが日本総代理店を務める。日本のLED信号でチラつきが起きないよう、録画時のフレームレートが29.1fpsに設定されている。
専用アプリ「MiVue Pro」をスマートフォンにダウンロードすることで、主要な操作がスマホから行えるようになる。MiVueM760D/M777Dとスマホが接続されると、カメラのSDカード内の映像がスマホで確認、ダウンロード可能になる。 [写真タップで拡大]
MiVueM777D:アクションカムとしても使えるWi-Fi搭載ドライブレコーダー
単2乾電池を2個繋いだ程度の本体は、バッテリー内蔵で単独撮影が可能。台湾本国ではオプションとなるリアカメラも、国内デイトナ仕様では標準装備。リアカメラで撮影した画像は、付属の2in1電源ケーブルを通じて本体のSDカードに記録される。フレームレートは55fps。
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