上手近道・工具あれこれ[モトメカニック]

サンデーメカニック向けおすすめ工具:ワイヤーブラシ&ギアラチェット〈アストロプロダクツ〉

ワイヤーブラシ:電動工具にセットして錆取りから磨きまで。レストアの必需アイテム

古いバイクの修理やレストアで欠かせない道具のひとつがワイヤーブラシだ。サビ取りはもちろん、携帯バーナーや剥離剤で浮かせた塗装を剥がす際にも重宝する。ホームセンターでは歯ブラシタイプを見かけることが多いが、それよりもっと効率アップを図りたいなら、電動工具が使えるブラシがおすすめだ。

アストロプロダクツのワイヤーブラシにはスチールと真鍮素材があり、すべて1/4インチの六角軸仕様で電動ドリルやドリルドライバーに取り付けられる。ブラシ形状は3種類あるので作業内容に応じて使い分けよう。消耗してもすぐにアストロで購入できるから安心だ。

【アストロプロダクツ|AP 1/4HEXワイヤーブラシ スチール】●税別価格:カップ型 270円 ペン型270円 ホイール型270円 【AP 1/4HEXワイヤーブラシ 真鍮】●税別価格:カップ型380円 ペン型420円 ホイール型390円

狭い範囲を狙いやすいペン型と広範囲を一気に研磨できるカップ型、スタンドやフレームなどの円筒形部品で使いやすいホイール型は3個セットで準備しておきたい。真鍮は柔軟性があるので傷つけたくない部品の磨きに適しており、スチールが強い研削力が特長だ。

ドリルドライバーを使えば手磨きに比べて作業時間が短縮できるのはもちろん、モーターの力で深いサビも掘り起こしやすくなる。めっき部品の表面サビは、防錆潤滑剤をスプレーしながら真鍮ブラシでこすると、かなり見られるようになる。

電動工具で回すとブラシが広がり抜けることもあるので、保護メガネなどの安全策を講じると同時に最高使用回転数(4500rpm)以下で使用する。どのブラシもリーズナブルなので、使い惜しみすることなくサビ取りができる。

ラチェットコンビネーションレンチ:V字ギアでスリムヘッドを実現。72歯は狭い場所でも使い勝手良好

V字形状によるクサビ効果で、従来品より強度アップして本締めまで可能になった新型レンチ。強度アップのおかげでヘッドがスリムになり、ラチェットギアは狭い場所でも使いやすい72歯を採用。初めてのギアラチェットとしてだけでなく、同じサイズを買い足す際にもおすすめできる。

【アストロプロダクツ|APラチェットコンビネーションレンチ】●税別価格:10mm 930円 12mm980円 13mm1000円 14mm1050円 17mm1300円 19mm1400円

V字形状によるクサビ効果で、従来品より強度アップして本締めまで可能になった。

本締めの際にV字ギアが食い込んで力を受けるため、ギアが滑ったりナメる危険性が低下している。ギアの噛み込み方向は一定になるため、締め緩めの回転方向の切り替えはレバー式ではなくヘッドの表裏で変更する。回転方向はヘッドに明記されている。

ラチェットハンドルとソケットを組み合わせる必要なくレンチ1本でラチェット動作ができ、ボルトナットの着脱に必要な時間を短縮できる。作業効率アップの必需品だ。

フレックスラチェットコンビネーションレンチ:首振りヘッドで自由度アップ。エンジンから車体まであらゆる場所で活躍

レンチを回す際に邪魔になる障害物があっても、ヘッドの角度を変更して逃げられるフレックスタイプ。90度まで折り曲げればラチェットドライバーのように早回しもできる。ヒンジがある分ヘッド部分のスリムさは固定タイプの方が上なので、状況に応じて使い分けたい。

【アストロプロダクツ|APフレックスラチェットコンビネーションレンチ】●税別価格:10mm1280円 12mm1350円 13mm1380円 14mm1430円 17mm1580円 19mm1860円

回転方向が逆だと分かったら本体を裏返せば良いという切り替え方法はシンプルで扱いやすい。空転トルクも軽く、締め途中や緩め途中でもボルトナットをしっかり回すことができる。


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