●まとめ:モーサイ編集部・上野
バイクやクルマに無くてはならないもののひとつと言えば「タイヤ」。カタカナで表記されるように「タイヤ」はいわゆる外来語で、英語由来の言葉です。
どっちがどんな意味? 気になる「TIRE」と「TYRE」
英語表記をする場合、アメリカ英語の「TIRE」とイギリス英語の「TYRE」、2種類のスペルがあります。
タイヤメーカーは世界各国にありますが、自社ウェブサイトや広告の製品紹介など、公式な場面でどちらのスペルを使うかはマチマチです。
言葉の歴史をたどっていくと、意外かもしれませんがアメリカ英語の「TIRE」の方が古い英語で、15世紀~16世紀ごろには「TYRE」の表記が使われ始め、両者が入り交じって使われるようになったそうです。
19世紀になるとゴムのタイヤが登場します(それまでは金属製や木製でした)。それを機にイギリスでは「ゴムのタイヤ」を「TYRE」と表記して区別するようになりました。
「タイヤ=ゴム製」が当たり前になるにつれイギリスでは「TYRE」が定着していきましたが、世界的には「TIRE」が主流となっていきました。(ただし20世紀初頭のイギリスの新聞では、ゴム製のタイヤでも「TIRE」で表現しているものもあるなど、人々の間で区別が徹底していたとも言い切れない模様です)
では、バイクのタイヤをラインアップしているメーカー・ブランドの公的な表記を見ていくと……。
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