●文/写真:ウィズハーレー編集部 ●取材協力:ブルズアイ
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走り&実用性を追求したオーナーカスタム
ショベルエンジンの時代にデビューしたローライダーは、ある意味ハーレーの代名詞にもなったほどの人気モデルで、そのシルエットとイメージは、どの時代のモデルにも引き継がれている。
今回紹介するカスタムは、エボリューションエンジンの時代に人気を博したダイナローライダーがベースだ。フロントフォークが細い、通称ナローフォーク時代のモデルを長く乗り続けるライダーは多く、このカスタムもまたそんな1台である。
【’97 HARLEY-DAVIDSON FXDL DYNA LOWRIDER】
この車両の普段使いから長旅まで快適に網羅できるような装備は、フロントのカウリングや手作りのキャリヤなどに主張されているが、ハード面では、サスペンションにサンダンス製「トラックテック」を採用していることが注目される。
ナローフォーク時代は、その細身のシルエットが魅力だが、ストックでの性能には不満が残るものでもあり、その点も解決すべく開発されたのがトラックテックだ。開発者の柴崎氏は、基本的に前後セットでなければ販売しないというポリシーを持っていて、その高バランスは高い評価を得ているものだ。
長く乗り続ける秘訣としては、見えない部分のメンテナンスも重要。古いダイナシリーズの泣き所でもあるエンジンマウントも新品に交換済みだ。長年のライディングでヘタってしまったシートもアンコを肉盛りして再生するなど、シェイプアップされている部分も多い。
ブルズアイのカスタムは細かい部分に手が届く繊細な作業も多く、1台のバイクを長く乗るヘビーユーザーにとって頼りになるショップだろう。エボリューション時代のダイナローライダーには、さらに歴史を刻んでもらいたいと思う。
信頼性の高い最後期型のエボリューションエンジン。キャブレターはS&SのEタイプを使用する。
オーバーヒート対策に、大容量のオイルクーラーを追加装備する。
マフラーはBUB製。独立管で歯切れのよいサウンドだ。
リヤサスペンションは、サンダンス製のトラックテックユニット。
フロントブレーキはPM製の4ポッドキャリパーのダブル装着。
リヤブレーキもPM製足回りのモディファイに特化しているカスタムだ。
ホイールは、オリジナルをブラックで塗装し、オレンジのテーピングを施す。
コンパクトなアッパーカウルは、アレンネス製。マウントステーは、ワンオフ製作された。
ハンドルバーはやや幅広のセミアップタイプ。
キャリヤはオーナーが製作したものだろうか。ボルトオンになっている。
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