巻頭特集「ぼくらのガレージ」 様々な形態の個人ガレージを覗き見して、サンデーメカニックの夢である「マイガレージ製作」の参考にしよう! 自分仕様的なアイデアを思い浮かべるにも参考になるはず。また、ガレー[…]
狭い場所でも自由自在にバイクを動かせる
チェーンやブレーキなどリア周りのメンテや、洗車でも重宝するメンテナンススタンド。センタースタンドのないバイクにとっては必需品といっても過言ではないメンテスタンドの中で、スタンドを掛けた状態でバイクを前後左右にスライドできるユニークなアイデアで注目を集めているのが「ガレージレボ」である。
【ガレージレボ STDショートタイプ】●税別本体価格:3万5445円
STDタイプに比べてスタンド後部のハンドルが短いのがショートタイプの特徴。フックボルトの位置にもよるが、リアタイヤから後方に大きくはみ出さないので、スペースに制限のある場所でも使いやすい。
多くのユーザーに馴染みのある形状のスタンドの外側にサイドフレームを配置したガレージレボは、自在キャスターによって自由に動き回ることができる。
自在キャスターだけなら既存のスタンドに取り付けるだけで同じ動きができそうなものだが、ガレージレボはサイドフレームとスタンドが支点によってシーソーのように揺動し、サイドフレームの4つのキャスターは常に床面に接地しているのだ。
そのためガレージレボ自体の安定感が抜群で、フレームが抵抗感なく動くため軽い力でバイクを持ち上げることができる。いったん持ち上げて安全装置のロックピンをセットすれば、意図せずスタンドが外れることはないので安心して押せる。
ガレージでメンテスタンドを使っていると、もう少し前後に動かしたい、180 度転回したいという場面もあるが、このスタンドならハンドルを細かく切り返すことなく必要に応じてバイクの向きを変えられるため、作業効率が格段にアップする。
スイングアームにスタンドフックが取り付けられる機種や、アクスルシャフトが中空のスーパースポーツ系なら、C型フックと貫通シャフトが付属するSTDタイプがオススメ。地面が土や凹凸の多い場所では使えないが、カーポートやガレージでバイクを保管しているユーザーなら絶対に重宝するアイテムである。
C型フックと貫通シャフトを標準装備。絶版車はどちらも使えない場合が多いのでスイングアーム下を受けるアタッチメントが欲しいが、押し歩きの際に安定性が確保できないので設定がない。
C型フックを使えば、リアタイヤを外してメンテナンスができる。
貫通シャフトはスタンドが外れないので保管時の安心感が高い。
C型フックを軽く掛けて車体を垂直すれば、サイドフレームの4輪が接地して安定する。スタンド操作を軽くするには、リアタイヤの浮き上がりがなるべく少なくなるように高さを調整しておくのがポイント。
バイクの横から軽く押すだけで、リア部分がスーッと動いて簡単に位置を変えられる。ガレージ収納時に壁ギリギリにバイクを寄せたい時に、リアタイヤを引きずらずに済むのはとても楽だ。
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●文/写真:栗田晃 ●取材協力:Garage-Revo ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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