モトメンテナンス(MM)誌から『モトメカニック』へと生まれ変わって2号目となる2020年春号発売! 旧MM時代にも大人気企画だった「個人ガレージ」の巻頭特集や、メンテナンスに不可欠な工具にフォーカスし[…]
狭い場所でも自由自在にバイクを動かせる
チェーンやブレーキなどリア周りのメンテや、洗車でも重宝するメンテナンススタンド。センタースタンドのないバイクにとっては必需品といっても過言ではないメンテスタンドの中で、スタンドを掛けた状態でバイクを前後左右にスライドできるユニークなアイデアで注目を集めているのが「ガレージレボ」である。
多くのユーザーに馴染みのある形状のスタンドの外側にサイドフレームを配置したガレージレボは、自在キャスターによって自由に動き回ることができる。
自在キャスターだけなら既存のスタンドに取り付けるだけで同じ動きができそうなものだが、ガレージレボはサイドフレームとスタンドが支点によってシーソーのように揺動し、サイドフレームの4つのキャスターは常に床面に接地しているのだ。
そのためガレージレボ自体の安定感が抜群で、フレームが抵抗感なく動くため軽い力でバイクを持ち上げることができる。いったん持ち上げて安全装置のロックピンをセットすれば、意図せずスタンドが外れることはないので安心して押せる。
ガレージでメンテスタンドを使っていると、もう少し前後に動かしたい、180 度転回したいという場面もあるが、このスタンドならハンドルを細かく切り返すことなく必要に応じてバイクの向きを変えられるため、作業効率が格段にアップする。
スイングアームにスタンドフックが取り付けられる機種や、アクスルシャフトが中空のスーパースポーツ系なら、C型フックと貫通シャフトが付属するSTDタイプがオススメ。地面が土や凹凸の多い場所では使えないが、カーポートやガレージでバイクを保管しているユーザーなら絶対に重宝するアイテムである。
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●文/写真:栗田晃 ●取材協力:Garage-Revo
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