VMX(ビンテージモトクロス)を楽しむ

’69ヤマハ トレール250 DT-1をフルレストア〈フレーム&インナーチューブ編〉

絶版インナーチューブには硬質再ハードクローム仕上げを施す

さて、フロントフォークの方は重要なインナーチューブがサビサビの状態。前オーナーからは新品純正インナーチューブを受け取っていたのだが、確認すると年式違いの別部品ということで、残念。

シャシテックでインナーチューブも曲がりがないことを確認していたので、迷うことなく福岡県久留米市の「東洋硬化」に再ハードクロームメッキ処理を依頼。ご覧の通り素晴らしい出来映えで大満足だ。

ちなみに、チューブボトムの構造がオリジナルのそれとは異なっており、DT-1用のインナーチューブは三つ叉クランプのアッパーとロアで太さが異なる段付き仕様。依頼時には仕上げ仕様を明確に伝えよう。

サビサビのインナーチューブ

純正のインナーチューブはサビサビ状態。これを再ハードクロームメッキ処理で仕上げてもらう。 [写真タップで拡大]

依頼するときにはリクエストを明確に

納期は状況にもよるがおよそ20日前後。DT-1 のような段付きフォークをすべてハードクロームすると、1本あたり2万4000円(税抜)。ストレート部分(純正同様の仕上げ)だけなら、1 本あたり1万9000円(税抜)。依頼する際にはリクエストを明確に。 [写真タップで拡大]

フレーム&足まわりパーツの組み立て開始

フレーム&足まわりパーツのペイントが仕上がってきたので、さっそく組み立て開始。ステアリングまわりの重要な部品が販売中止になってしまったら困るが、今回は運良くすべて新品部品が納品された。機種統合部品になるのは大歓迎だ。

そして現在。夜な夜な組み立て作業を行い、シャシーはほぼ完成目前という状況である。

新品ベアリングレースを圧入してグリス塗布

念のためにすべてのネジ部分にはタップを通してエアーブロー。まずはステアリングヘッドパイプに新品ベアリングレースを圧入してグリスを塗布。 [写真タップで拡大]

使いやすいアジャスタブルフックレンチ

アジャスタブルフックレンチは大変使い勝手が良く、超オススメの特殊工具。先端が薄いからなおさら使いやすい。この段階ではトルクを掛け過ぎずに組み立て、試走直前にじっくり調整するのが良いだろう。 [写真タップで拡大]

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●文:たぐちかつみ ●写真:モトメカニック編集部 ●取材協力:シャシテック パウダーコーティング・カトー 東洋硬化
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※この記事はバイクいじりの専門誌『モトメカニック』に掲載したものを加筆修正したものです。最新の雑誌は書店もしくは下記サイトにてお買い求めください。

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