タイガー900に採用したクランク形状のことをトライアンフは「Tプレーン」と呼ぶが、それがよく分かるイメージイラストだ。クランクピンは90度ずつ位相され、真横から見ると「T」の字に見えることが由来となる。ちなみにこれに1気筒加え、「十」に見えるのが、ヤマハYZF-R1の「クロスプレーン」だ。1番シリンダーが爆発した後、クランクが180度回転したタイミングで3番が、そこからやや間隔が空き、270度回転してから最後に2番が爆発する不等間隔ユニットとして開発された。
’10年に登場し熟成が進められてきたトライアンフのアドベンチャーモデル・タイガー800が、900にフルモデルチェンジ。エンジンもフレームも刷新されたそのフィーリングを体感すべく、テスターの伊丹孝裕氏がモロッコへと飛んだ。 目次 1 見た目はキープコンセプトでも中身はまるで別モノ 見た目はキープコンセプトでも中身はまるで別モノ タイガー800のデビューは2010年のことだ。その後、’14年と’18年 […]


































