MotoGP史上最強の呼び名が高いホンダ+マルケスに、コンパクトな体制で戦いを挑むには、すべてが万全でなければならない。今季でスズキ3年目となる実質エースライダーのアレックス・リンスが求めるマシンが作り込まれている。’19年から加入した新人ジョアン・ミルに対しても同様。バランスを重視しながら各人のニーズに合った開発が続く。
アレックス・リンスが強大なライバルを従え、青い光が鮮やかに輝きながら、トップを走った。イギリスGPで接戦を制するなど、’19シーズンに2勝を挙げたスズキ。ライダーの感覚を重視しつつ、手堅い開発を続けた姿勢が結実した結果だった。開発者へのインタビューとともに’19シーズンを振り返る。 目次 1 コンパクトな体制で戦い、もぎ取った勝利2 トップから現場まで一体となり、確実に前進3 バランスを崩さずにト […]































