軽さは、運動性能向上をめざすレーシングマシンの絶対条件。一方で、リヤのハンドブレーキシステムの追加など、補機類などが増加。当然、重量増にもつながるのだが、そこで「どれを取るか」という選択が重要なカギを握る。RC213Vも最低重量157kgを下回ってはいないそうだ。ちなみに'02年のMotoGP開始当時の最低重量は145kgだった。
もはや異次元と言える強さで’19シーズンのMotoGPを制したレプソル・ホンダチームのマルク・マルケス選手。No.93のホンダRC213Vは、車体レイアウトまで変更するとともに、彼のリクエストを最大限に生かしたセッティングが施され、「彼にしか乗りこなせない」とまで噂された。そのモンスターマシンのディテールを写真20点で紹介する。

















































