カワサキがフェイスブックで展開している「Kawasaki – RIDEOLOGY」というページをご存じだろうか。カワサキの伝統と哲学、そして情熱を伝えるページで、英語と日本語が入り混じりながらカワサキのレア車や最新技術を紹介しているのだ。
1990年、全日本TT-F3チャンピオンマシン
冒頭でも紹介したように、カワサキは「Kawasaki – RIDEOLOGY」というフェイスブックページを展開している。今回は英語の短い記事ながら、面白いマシンが掲載されていたので紹介したい。
マシンの名はZXR-4 Racer。398ccの並列4気筒エンジンをアルミ製ツインスパーフレームに搭載したプロダクションレーサーで、ベースマシンはカワサキのZXR400Rだ。このマシンは1990年、全日本ロードレースにチームグリーンから参戦する鶴田竜二選手(現トリックスター代表)が走らせてTT-F3の年間タイトルを獲得している。
TT-F3とは、量産車ベースの4ストローク400cc以下、および2ストローク250cc以下のマシンで争われるレースで、1984年から1991年にかけて存在した。いわゆる中免がメジャーだった日本においてはとても人気のあるクラスであり、このレースの存在がレーサーレプリカブームを生む一因ともなった。この熱狂の時代は多くの才能にあふれたライダーとチューナーを育てていったのだ。もちろん、ストリートモデルのZXRがその中で大きな役割を果たしたことは言うまでもないだろう。
KAWASAKI ZXR-4 Racer[1990]
●情報提供:Kawasaki – RIDEOLOGY
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