第47回マシン・オブ・ザ・イヤー2019

2020年モデルとして新たに登場

[無印]カワサキW800が正式発表! フロント19インチにシルバーエンジン、ハンドル&シートも専用品

  • 2019/10/23

いったんは生産終了となり、排ガス規制への対応とともにW800 STREET/CAFEの2本立てで復活したW800。フロント18インチホイールにリヤディスクブレーキなど、やや現代車寄りの装備となっていたが、まさかの3本目の矢が待っていた。それは、無印とも言うべきW800だ。

ヴィンテージテイストが蘇る

カワサキのW800は、カムシャフト駆動にベベルギヤを採用したSOHCバーチカルツインを搭載し、スポークホイールなどクラシカルな車体構成で愛され続けている。2016年に平成28年度排ガス規制の影響で従来型がファイナルエディションとなり、惜しまれつつ姿を消したが、2019年型で規制対応およびABS採用、リヤディスクブレーキ、フロント18インチホイールなどを携えて復活。この際にW800ストリートおよびW800カフェの2本立てとなったのは記憶に新しいところだ。

しかし、旧き良き時代の“W”テイストを愛するファンにとっては、やや現代的すぎるように思えたのも事実。カワサキもそのことを承知していたからこそ、今回の無印W800デビューとなったのだろう。

【KAWASAKI W800 [2020]】主要諸元■全長2190 全幅790 全高1075 軸距1465 シート高790(各mm) 車重226kg■空冷4ストローク並列2気筒 SOHC4バルブ 773cc 52ps/6500rpm 6.3kg-m/4800rpm 変速機5段 燃料タンク容量15L■タイヤサイズF=100/90-19 R=130/80-18 ●価格:110万円 ●色:緑  ●発売日:2019年12月1日

W800ストリート/カフェとの大きな違いは2点。フロントホイールサイズを18→19インチにしたことと、“ほど好い”ライディングポジションとすべく、専用ハンドルバーとシートを採用したことだ。

フロント19インチホイールは、回頭性がややゆったりとしたものになるのと引き換えに、軽快感や走破性、快適性、直進安定性が増す傾向になる。たかが1インチと侮るなかれ、大径ホイールならではのゆとりのあるフィーリングが違いとして味わえるはずである。

ハンドルバーは、アップハンドルのW800ストリートと前傾ポジションのW800カフェの中間的な味付け。応用幅の広い、リラックスしたライディングポジションとなる。シートはクラシカルなイメージを増したタックロールと外周の白いパイピングがヴィンテージテイストを演出している。

発売予定日は2019年12月1日、価格は110万円(カフェは113万3000円/ストリートは101万2000円)だ。

KAWASAKI W800 ディテール

フロントに19インチホイールを採用。2016年モデルまでのサイズと同様だ。ABSを採用し、フロントフォークのインナーチューブ径はφ41mm。

リヤホイールはストリート/カフェと共通の18インチ。もともと復活の際にサイズは変わっていなかった。リヤにもディスクブレーキを採用しているのが最新世代だ。

ヴィンテージスタイルのライディングポジションポジションとするため、スタンダードなハンドルバー&シートを採用。ストリート(左)およびカフェ(右)と比べると、ちょうど中間なのがわかる。

前後に長く、厚みを持たせたタックロールシート。シート前方を絞ることで足着き性を高めている。シート外周部には白いパイピングを施し、ヴィンテージテイストを演出。

エンジンはブラックアウトされたストリート/カフェと異なり、大部分がシルバーに仕上げられている。ほぼ垂直とされたシリンダー&ベベル駆動シャフトが美しい。

深いメタルグリーンの燃料タンクにはクロームメッキのエンブレムをあしらう。ニーパッドはW800カフェと同デザインだ。

クラシカルな2眼メーターは、W800のデザインに合わせた書体を用いる専用の文字盤。

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ヨ

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帰ってきたネイティブ足立区民。ヤングマシン、姉妹誌ビッグマシンで17年を過ごしたのち旅に出ていた編集部員だ。見かけほど悪い子じゃあないんだぜ。
■1974年生まれ
■愛車:MOTOGUZZI V7 SPECIAL(2012)