一気に肌寒さを感じるようになってきた。朝晩の違いだけでなく日によってもマチマチな気温差に適応するには、電熱で温かさを調整できるグリップヒーターを導入するのが一番だ。操作性を損なわない薄手のグローブのままでも、常に快適なライディングを約束してくれる。
ユーザーの最良を追求した、幅広い対応力と基本性能
冬のライディングシーンにおいて、ライダーの負担を大きく軽減してくれるグリップヒーター。しかし、車種によって違うグリップ長やバーエンドの有無など、愛車に適合するグリップヒーターを探すことにハードルの高さを感じることもあるだろう。
プロトの提案するEFFEXグリップヒーターでは、グリップのエンド部分をエクステンドスリーブとして別パーツ化。パーツを選択することで、主要なサイズである115mm、120mm、130mmのグリップに対応してくれるのだ。さらに、バーエンド部には付属のキャップパーツを装着可能。貫通式グリップとしても非貫通式グリップとしても使用することができる。
肝心のヒーター性能だが、グリップ部の全周に熱線が配置されることで手のひら全体を5段階の温度でしっかりと温めてくれる。しかしながらグリップ径はφ33mmに抑えられており、握り心地も純正同様だ。また、せっかく取り付けたグリップヒーターが夏場などに摩耗していくのは避けたいところ。熱収縮グリップ保護チューブが付属するので、特にオフシーズンには活用していきたい。
ラインナップは、価格レンジを抑えた別体型と、スイッチ部をグリップに内蔵した一体型の2種類を用意。いずれもワンボタンでの操作が可能であり、温度調整機能などの基本機能にも違いはない。基本性能の高さはもちろん、幅広い対応力をもつことでさまざまな車種に対応。グリップヒーターの決定版といえる逸品だ。
取材協力:プロト https://www.plotonline.com/motor/effex/grip/
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