2019年9月23日に欧州&北米で先行発表されたCRF1100Lアフリカツインも、日本における市販予定車として東京モーターショーで公開される。配布された出展車両一覧を見ると、そこには「日本初公開」の表記とともにゴールドウイングの名も。さらにもうひとつ気になるのは、CBR1000RRの名がどこにもないことだ。
アフリカツイン“1100”は2タイプが出展される
新型アフリカツインの欧州&北米仕様に関しては、すでに当WEBでも詳細をお伝えしている。車両スペックに関する新情報は特になく、ホンダの東京モーターショー出展車両事前撮影会で明らかになったのは、日本仕様の市販予定車が日本初公開として展示されるということだった。
出展されるのは、CRF1100LアフリカツインDCT(Dual Clutch Transmission)、およびCRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツES DCTの2車だ。その他のバリエーション展開については不明だが、マニュアルトランスミッションや車高を下げたタイプLDなども沿発売時にはラインナップが見込まれる。発売時期は未発表だが、2019年内にはなんらかの動きが見られそうだ。以下は欧州&北米配布写真に含まれなかったたぐいのディテールカットを紹介する。
↓アフリカツイン海外仕様の詳細はコチラより↓
以前からウワサになっていたホンダの新型アフリカツインが、本誌既報通りの“1100”にフルモデルチェンジして登場だ! 単体で2kg以上軽くなったエンジンはユーロ5に対応しつつ7馬力のパワーアップを果たし[…]
突如発表されたホンダ新型アフリカツインとともに、2018年型からラインナップに加わっている“アドベンチャースポーツ”もモデルチェンジ。変更内容はSTDよりも多く、ロングツーリング適性をさらに高めた“旅[…]
出展車両一覧のリストにあるのは……
ホンダが事前発表した出展車両には、今回の撮影分に含まれない車種も多数ある。その大半はすでに市販されているモデルだが、一部にはまだ世に出ていないと思われるものも。以下に気になったものを挙げたい。
[市販予定モデル]
・Goldwing Tour(日本初公開)
[カスタマイズコンセプトモデル]
・CB1000R カスタマイズコンセプト(世界初公開)
まずは以上の2車である。ゴールドウイングと言えば、2018年末に日本仕様および海外仕様の2019年モデルが発表されて以降、特に発表モデルはないはず。ということは、東京モーターショー前に海外でなんらかの発表があり、続いて日本初公開として出展されると見るのが自然だろう。もうひとつのCB1000Rカスタマイズコンセプトについては、正直に言って予想が絞り込めない。カウル付きカフェレーサーもしくはクラシカル路線のカスタムなどはすぐに思い付くが、さらなる新鮮な驚きも期待したいところだ。
さて、もうひとつ気になることがあった。それは、機種名が記載されて“いない”のだ。市販モデルは跨りOKの展示などで主要機種が投入されるのが常だが、そこにCBR1000RRの名前がない。勘のいい読者はピンときたことだろう。かねてより噂のある新型の登場は東京モーターショーではなく、2019年11月5日に始まるミラノショーことEICMA 2019で、ということになる。あるいは隠し玉として東京でのサプライズ発表があり得るのか……。やきもきしながら10月23日を待つしかなさそうだ。
また、CBシリーズの誕生60周年を記念し、ヒストリーモデルとしてCB92(1959)、CB750 Four(1969)、CB750F(1979)、CB1000SF(1992)も出展されるという。こちらも要チェックだ。
関連する記事/リンク
ホンダが誇るスーパカブ系における究極のアウトドアマシンだった“ハンターカブ”ことCT110が生産終了となってから7年、最新スーパーカブC125をベースとしたハンターカブコンセプトの「CT125」が第4[…]
ホンダがインドネシアで先行発表し、日本でも「欲しい!」という声が大きかった都市型オートマチック・アドベンチャー、ADV150が“市販予定車”として東京モーターショーで日本初公開される。前後ディスクブレ[…]
PCXエレクトリック(ELECTRIC)と共通規格のモバイルパワーパック(バッテリーのこと)を採用するビジネスバイク×2車が東京モーターショーで世界初公開される。一方は2019年春の東京モーターサイク[…]