通常サス仕様やMT/DCTも選べる[欧州&北米で発表]

ホンダ 新型アフリカツイン“アドベンチャースポーツ”は電子制御サスペンション搭載のロンツー仕様!

  • 2019/9/24

2020 Africa Twin and Africa Twin Adventure Sports

突如発表されたホンダ新型アフリカツインとともに、2018年型からラインナップに加わっている“アドベンチャースポーツ”もモデルチェンジ。変更内容はSTDよりも多く、ロングツーリング適性をさらに高めた“旅仕様”としての完成度を増している。

電子制御サスペンションやチューブレスタイヤがトピック

当記事では、スタンダードモデル(↓関連記事参照↓)をベースとしたロングツーリング仕様であるCRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツに焦点を当て、アドベンチャースポーツならではの変更点に絞ってお伝えしたい。

24.8Lのビッグタンクやコーナリングライトを採用

CRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツのスタイリング上の特徴として、まず目につくのは大型スクリーン、そしてビッグタンクだろう。

ウインドプロテクションを高めたスクリーンは、新たに5段階の高さ調整が可能になった。また、ビッグタンクは従来の24.2L(欧州仕様表記。日本仕様は24L)から24.8Lへとわずかに大容量化している。スタンダードモデル同様に40mmスリム化されたシートに合わせ、燃料タンクも後半部分が大きく絞られているのも見て取れる。

シートは従来のフラットなものから段付きタイプへと改められ、シート高は920/900mm(欧州仕様)から870/850mmに。これはスタンダードモデルと同じ数値となる。また、パッセンジャーシートはアドベンチャースポーツ独自のコブ付きタイプとなり、タンデムライダーの快適性を向上した。

ヘッドライトはメイン部分をスタンダードモデル同様としながら、コーナリングライトを新設。カーブでバイクが傾くとIMUが検知し、曲がっていく先の道を照らすもので、バンク角に応じて3ステージの照射範囲を持ち、利便性と安全性を高めている。

また、スタンダードモデルではオプション設定となるグリップヒーターやACC給電ソケットを装備するのも、ツーリング仕様のアドベンチャースポーツならではだ。

2018 Africa Twin Adventure Sports

2018 Africa Twin Adventure Sports

2020 Honda CRF1100L Africa Twin Adventure Sports SE

2020 Honda CRF1100L Africa Twin Adventure Sports SE

電子制御サスペンションはオプション設定

IMUとストロークセンサーが連動し、車体のロール/ヨー/ピッチを検知しながら、速度や路面の凹凸に合わせてサスペンションのセッティングを瞬時に調整するSHOWA製電子制御サスペンション“EERA”をオプション設定する。これは、いずれ登場するであろう日本仕様でもオプション扱いになるかは不明だが、いずれにせよ新世代のアフリカツインを象徴する装備と言えそうだ。

通常のサスペンションを含め、ストローク量がスタンダードモデルと同じ設定になったことも見逃せない。従来型のホイールトラベルはフロント252mm、リヤ240mmとロングストローク設定だったが、フロント230mm/リヤ220mmに改められた。これは、シート高を下げて扱いやすくする狙いのほか、電子制御サスペンションがあれば短めのストロークでもオンロード/オフロードともに対応できる、といった理由もありそうだ。

20YM Africa Twin Adventure Sports with Electronic Suspension

SHOWA製EERA(Electronically Equipped Ride Adjustment)をオプション設定(日本仕様でオプション設定となるかは不明)。ソレノイドバルブで減衰力を制御することから、ステッピングモーターを使用するタイプよりも2倍の追従速度を実現している。

SHOWA製EERAは、オンロード向けセッティングにソフト/ミディアム/ハードの3種類のセッティングを持つほか、オフロード専用セッティングも。また、リヤのスプリングプリロードはサスペンションのモード設定とは別に調整することができ、1人乗り/1人+荷物/2人乗り/2人+荷物の4種類に加え、ユーザー設定も可能だ。また、ダンピング特性も前後それぞれ24段階に調整することができる。EERAを装備することによる重量増は2kgとされる。ちなみにキャスター/トレールなどのディメンションはスタンダードモデルと同じ。

20YM Africa Twin Adventure Sports Wheel Stripe

アドベンチャースポーツでは、前後にクロススポークタイプのチューブレスホイールを採用している。これはロングツーリングにおける耐パンク性能を考慮したため。写真のホイールストライプはオプションだ。

電子制御まわりはSTDと同様、ユーザー設定では電サスも連動

搭載する電子制御の項目はスタンダードモデルと同様だ。トラコン、ウイリーコントロールのほかコーナリングABSを備えている。また、走行モードもツアー/アーバン/グラベル/オフロード/ユーザー設定1&2でスタンダードモデルと同じ項目数だが、ユーザー設定では電子制御サスペンションも含めて自分好みに調整できる。

20YM Africa Twin Adventure Sports Meter

メーターのレイアウトはスタンダードモデルとほぼ同様。電動調整プリロードや電子制御サスペンションのモードなども表示できる。

20YM Africa Twin Adventure Sports Handlebar

大型スクリーンにより、コックピットの風景はスタンダードモデルと大きく異なる。ナックルガードは延長タイプが標準装着となっている。

ホンダCRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツ Specifications

20YM Africa Twin Adventure Sports Darkness Black Metallic

20YM Africa Twin Adventure Sports Darkness Black Metallic

20YM Africa Twin Adventure Sports Tricolor

20YM Africa Twin Adventure Sports Tricolor

【HONDA CRF1100L AFRICA TWIN ADVENTURE SPORTS】主要諸元■全長2330 全幅960 全高1560 軸距1575 シート高850/870(各mm) 車重238kg[DCT=248kg]■水冷4ストローク並列2気筒 SOHC4バルブ 1084cc 102ps/7500rpm 10.7kg-m/6250rpm 変速機6段 燃料タンク容量24.8L■タイヤサイズF=90/90-21 R=150/70R18 ※諸元は欧州仕様 ●価格:未発表

オプションラインナップはSTDよりも豊富?

CRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツ用にラインナップされるアクセサリーは、STD同様のアルミ製42Lトップボックスやローシート(825-845mm)/ハイシート(870-895mm)などのほか、スクリーン延長&ディフレクターセット、4.5L容量のタンクバッグ、サイドタンクパッド、エンジンガード、サイドパイプ、LEDフォグライト、そしてセンタースタンドがある。ただし、なかにはスタンダードモデルに装着可能と思えるものもあるので、すべてがアドベンチャースポーツ専用というわけでもなさそうだ。このあたりは、いずれ発表されるであろう日本仕様が出たときに詳しく調べてみたい。

20YM Africa Twin Adventure Sports Tricolor

[CRF1100L Africa Twin Adventure Sports Tricolor]オプション装着車。

20YM Africa Twin Adventure Sports Front Wheel Detail

クロススポーク採用のチューブレスホイールを標準装備。サイドパイプやエンジンガードはオプションだ。

20YM Africa Twin Adventure Sports Fuel Tank

ビッグタンクは上から見るとニーグリップ部が大きく絞られていることがわかる。

20YM Africa Twin Adventure Sports Tank Bag

容量4.5Lのタンクバッグ(オプション)。

20YM Africa Twin Adventure Sports Aluminium Panel

1100の文字が誇らしいアルミ製サイドパネルはオプション設定。

20YM Africa Twin Adventure Sports Tricolor Seat

シートは段付きタイプで、パッセンジャーシートはコブ付き。アルミ製トップケースは容量42Lだが、プラスチック製58Lのものもラインナップ。サイドケースは容量未発表。

20YM Africa Twin Adventure Sports Skid Plate

大型スキッドプレートは標準装備。その横のエンジンガードパイプはオプションだ。

20YM Africa Twin Adventure Sports Radiator Guard

アルミパイプの大型ラジエターガードにLEDフォグランプ。ともにオプション設定。

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ヨ

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帰ってきたネイティブ足立区民。ヤングマシン、姉妹誌ビッグマシンで17年を過ごしたのち旅に出ていた編集部員だ。見かけほど悪い子じゃあないんだぜ。
■1974年生まれ
■愛車:MOTOGUZZI V7 SPECIAL(2012)