第47回マシン・オブ・ザ・イヤー2019

PCX150ベースのADV150は“市販予定車”として展示される

【動画あり】ホンダ[ADV150]話題沸騰のアドベンチャースクーターが日本発売決定! 東京モーターショーで初公開

  • 2019/9/26

ホンダがインドネシアで先行発表し、日本でも「欲しい!」という声が大きかった都市型オートマチック・アドベンチャー、ADV150が“市販予定車”として東京モーターショーで日本初公開される。前後ディスクブレーキの採用など、足まわりも充実しているぞ!

エンジンと車体はPCX150がベース、足まわりは強化される

2019年7月にインドネシアで先行発表されたホンダADV150は、イタリアでヤマハTMAXを上回る人気を獲得し日本でもコアなファンに支持されているX-ADV(745ccのオートマチック・アドベンチャー)を兄貴分に持つ都市型アドベンチャースクーターだ。スマートなスタイリングで好評なPCX150をベース車両としながら、ワイルドなスタイリングや強化された足まわり、調整機構付きウインドスクリーンなどの豪華装備を誇っている。

そんなADV150が東京モーターショーで“市販予定モデル”として日本初公開となる。市街地ではアクティブに、郊外の荒れた路面でもタフな走りを実現するために、ベースモデルのPCX150からサスペンション、タイヤ、ライディングポジションに至るまで手を入れられている。2段階可変スクリーンやスマートキーなどにより日常の使い勝手や快適性も良好。この排気量帯のスクーターとしては、かなり趣味性に振った、SUV的なライフスタイルを想定しているようだ。

気になるのは発売時期だが、ヤングマシンでは年内の正式発表、春頃までに発売されるのではと睨んでいる。その頃にCT125の市販モデルが発表されたとしたら……。110~150ccクラスの熱さは、一過性のブームでは終わりそうもない!

HONDA ADV150 市販予定車[2020年モデル]スタイリング

ベースモデルのPCX150とスペックも比較してみた。ワイルドかつボリューム感のあるデザイン、走破性を高めた足まわり設定により、車格はワンクラス上といっても過言ではないだろう。

HONDA ADV150

【HONDA ADV150】主要諸元■全長1950 全幅763 全高1153 軸距1324 シート高795(各mm) 車重133kg■水冷4ストローク単気筒 SOHC 150cc 14.5ps/8500rpm 1.34kg-m/6500rpm 無段変速 燃料タンク容量8L■ブレーキF=φ240mmディスク R=φ220mmディスク タイヤサイズF=110/80-14 R=130/70-13 ※諸元はインドネシア仕様ABSタイプ

HONDA PCX150

【HONDA PCX150】主要諸元■全長1925 全幅745 全高1105 軸距1315 シート高745(各mm) 車重131kg■水冷4ストローク単気筒 SOHC 149cc 15ps/8500rpm 1.4kg-m/6500rpm 無段変速 燃料タンク容量8L■ブレーキF=ディスク R=ドラム タイヤサイズF=110/80-14 R=120/70-14 ●価格:37万3680円~ ※諸元は日本仕様

HONDA ADV150

HONDA ADV150[市販予定車]………マフラーはカチ上がり、全体に高さがある。実際に最低地上高はPCX150の137mmに対し、ADV150は165mmを確保。走破性重視の車高設定だ。

HONDA ADV150

HONDA ADV150[市販予定車]………タイヤは前後ともPCXよりワンサイズ太く、フロントに110/80-14、リヤは130/70-13を装着する。リヤはPCX150の14インチに対し13インチと小径化しているが、ワンサイズ太く扁平率が同じ70%となっていることから、外径に大きな変化はなさそうだ。

HONDA ADV150

HONDA ADV150[市販予定車]………フロントカウルまわりにボリューム感があり、高められた車高もあいまってワンクラス上の車格に見える。シート高は、日本仕様のPCX150比で50mm高い795mm(インドネシア仕様)。

HONDA ADV150 市販予定車[2020年モデル]ディテール詳細

市販予定車というだけあって、灯火類などもすべて可動する状態。ただしホンダから日本仕様に関する詳細は発表されていないため、解説に出てくる数値等はすべてインドネシア仕様のものとなっている。

HONDA ADV150

HONDA ADV150[市販予定車]………ラリーマシンを彷彿とさせる、反転液晶表示のフルデジタルメーター。速度や回転のほか、オド&トリップ、燃費、燃料残量計、バッテリー電圧、時計(月日まで表示)を一度に表示できる。各種インジケーターランプは別枠だ。

HONDA ADV150

HONDA ADV150[市販予定車]………テーパーハンドルバーを装備し、ヤル気感みなぎるコックピット構成。X-ADVはアフリカツインと同じハンドルバーを装着していたが、ADV150は専用品と思われる。

HONDA ADV150

HONDA ADV150[市販予定車]………スマートキーシステムを採用。メインスイッチやシート&フューエルリッドオープナーのスイッチはPCXシリーズと同じもののようだ。

HONDA ADV150

HONDA ADV150[市販予定車]………2段階に可変するウインドスクリーン。左右のノブを引っ張ることでカンタンに上下できる。実際のウインドプロテクションも期待できそうだ。

HONDA ADV150

HONDA ADV150[市販予定車]………ヘッドライトはLED。目尻から上に伸びるのはインドネシア仕様ではデイタイムランニングライト(DRL)だが、日本仕様ではヘッドライトが常時点灯になる?

HONDA ADV150

HONDA ADV150[市販予定車]………フロントブレーキはφ240mmのウェーブディスクに片押し2ピストンキャリパーを組み合わせる。タイヤはIRC製のトレイルウィナー GP212だ。

HONDA ADV150

HONDA ADV150[市販予定車]………リヤタイヤは130mm幅とPCXよりワンサイズ太くなり、14→13インチ化。PCXはドラムブレーキ(インドネシア仕様の150ハイブリッドはリヤディスク)だが、ADV150はリヤもディスクブレーキとし、φ220mmディスクに片押し1ピストンキャリパーを組み合わせている。

HONDA ADV150

HONDA ADV150[市販予定車]………ショーワ製のピギーバック式リザーバータンク付きリヤショック。PCX同様に3段バネを採用しているようだが、ショック長は明らかに長くなり、車高を稼いでいる。

HONDA ADV150

HONDA ADV150[市販予定車]………シートは前方をスリムに絞り込んでいるため、数値ほど足着き性は悪化していないという。パッセンジャー側にはコブを設けてあり、タンデム時のズレを防止する。

HONDA ADV150

HONDA ADV150[市販予定車]………シート下スペースはPCXの28.8Lに対し、ADV150は28Lとなる。実質的にはほとんど変わらないだろうが、実際の収納性は近日インドネシア仕様でのテストを予定している。

HONDA ADV150

HONDA ADV150[市販予定車]………PCXと同じ容量8Lの燃料タンクはステップ中央にあり、メインスイッチ横のオープナースイッチで開くのもPCXと同様だ。

HONDA ADV150

HONDA ADV150[市販予定車]………足を前方に投げ出すスタイルも許容するステップボード。アルミパイプのバンパーなどを装着したら似合いそうだ。

HONDA ADV150

HONDA ADV150[市販予定車]………タンデムステップは折り畳み式。アルミ製で滑り止めの段付きもデザインされており、質感が高い。

HONDA ADV150

HONDA ADV150[市販予定車]………車名にXは付かないが、テールランプはXの字を表現する。ウインカーも含め、すべてLEDとなっている。

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ヨ

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帰ってきたネイティブ足立区民。ヤングマシン、姉妹誌ビッグマシンで17年を過ごしたのち旅に出ていた編集部員だ。見かけほど悪い子じゃあないんだぜ。
■1974年生まれ
■愛車:MOTOGUZZI V7 SPECIAL(2012)