エンデュランスからドライブレコーダーが新登場。IP57相当の防水仕様で、2K(30fps)という高画質録画が可能だ。さらにWi-Fi内蔵なのでお手持ちのスマートフォンと連動し、すぐに動画の確認などができる。今回はその実力を試してみた。
ドライブレコーダー最高水準の高画質で確実録画
(◯)上下反転撮影も可能。60fpsは滑らかだ
このマルチドライブレコーダーのポイントは、ドライブレコーダーとしては現時点で最高水準となる360万画素のCMOSセンサーを搭載していることだ。2K(30fps)という高画質な録画ができるほか、フルHDなら60fpsで録ることも可能。ドライブレコーダーとしての機能は基本的にループ録画のみで、Gセンサーによる自動ファイル保護システムはなし。とはいえ、常時録画できるというだけでも魅力的な製品と言えるだろう。
同梱品のホルダーとミラーステーを使って本体を装着し、実際に録画してみる。フレームレートが30と60fpsしか選べないので、電源周波数が50Hzの地域では信号機などが点滅してしまうものの、さすがに画質は非常にいい。特に60fpsの動画はヌルヌルと滑らかで、これがフルHDで録れるのはありがたい。
WDR機能によりトンネル内でも白飛びや黒つぶれはなく、色味も実に自然だ。手ぶれ補正機能がないので振動の影響を受けやすく、また音質もそれなりだが、ドライブレコーダーとしても使えるアクションカムと考えると食指が動く人も多いはず。装着場所の自由度が高いのもポイントだ。
(△)Gセンサーは未搭載。ボタン操作でロック
録画ファイルを上書きされないようプロテクトするには、三角のボタンを短押しする必要あり。Gセンサー内蔵のドライブレコーダーならこれを自動的に行うので、その点は面倒かも。
【結論】画角が広いのでどんなシーンも逃さず録画する
このテスト中、本当にヒヤリとする場面に遭遇し、身をもってドライブレコーダーの必要性を実感した。ゴープロ7の優秀さを知ったあとなので手ぶれやコンニャク現象が気になるが、価格とスペックのバランスで十分に実用に足ると感じた。
●写真:真弓 悟史
※取材協力:エンデュランス
※ヤングマシン2019年5月号掲載記事をベースに再構成
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