タイでシェア3位に食い込む新興バイクメーカーのGPXが、東京モーターサイクルショーで初公開したのは、ジェントルマン レーサー200だ。ロケットカウルにセパハンというネオクラシックのカフェレーサーとして仕上げられ、価格は39万9000円。その魅力について、映像レポートを交えてお送りする。
タイ国内メーカーで1位、ホンダとヤマハに次ぐシェアを誇る
誕生して8年目という新興メーカーのGPXは、デザイン性の高さと価格の安さが魅力。30万円台で軽二輪クラスの新車が買えるというのは、筆者のようなオジサン世代が若かった頃の感覚に近い。日本で輸入元となるGPX JAPANの母体となる月木レーシングも、まさしく若者の入門用モデルととらえており、その先に国産車などに乗り継いでいってもらえればと語る。
軽二輪ならではの「高速道路に乗れる」という点や、欧州のバイクメーカーに迫るデザイン性の高さは、ベテランライダーも注目してみてもいいかもしれない。今まではクラシカルなモデルとスーパースポーツテイストのデーモン150GRがラインナップされていたが、ネオクラシックのカフェレーサーが加わったことで選択しも広がった。フリーライターの『やたぐわぁ』ことヤタガイ氏はプレスの役得で跨ってみたりしたが、前傾姿勢でやる気にさせつつも軽くて扱いやすそう、と述べている。
兄弟車のジェントルマン200のインプレッション
【グっと前傾で雰囲気は満点】スリムな車体と強めの前傾でカフェレーサー気分が味わえると同時に、グっと幅広いフラットバーでマッスルネイキッド気分も味わえる独特の世界観。そのポジションからDEMON150やLEGEND150と比べて、最も趣味性の高い出来となっていたが、この世界観をわずか30万円台で手にできるというのが、このマシンのポイントだろう。パワーは11.5psとDEMONよりわずか上となるが排気量的な余裕さは感じられる。車体も足まわりを中心に1つ上の質感や剛性感を持っていた。
ジェントルマン レーサー200のディテール
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