GSX-R250登場の噂はつかめず

ネオ250未来車予想〈スズキ〉新油冷の新ジクサー発表か?!

SUZUKI GIXXER [CG]

未来の新車を大胆に予想(×妄想)することでおなじみの『ヤングマシン』。フルカウルモデルの魅力が増しているネオ250カテゴリーでスズキが打つであろう次の一手は、インドで絶大な人気を誇る「ジクサー」強化版とみた!

’19年春、まずはネイキッドが登場か?

カワサキのニンジャ250に続いて’19 ではヤマハYZF‐R25 もモデルチェンジ。さらにスポーティに魅力を増している250フルカウル市場にあって、巻き返しを心から待ちわびているスズキファンも多いことだろう。

スズキの新250は、もうすぐインドで登場する。とは言っても、他メーカーと同様の水冷2気筒路線とはちょっと異なる。ダウンドラフトのエアクリーナーボックス配置構造や燃料配管構造についての公開特許から見え隠れしていたDOHC並列2気筒と目されるGSX‐R250については、情報が途絶えて現在のところの情報は不明となっている。

【GSX-R250登場の噂はつかめず】『ヤングマシン』2018年7月号で紹介したGSX-R250と目される特許公開は、ダウンドラフトのエアクリーナーボックス配置と燃料配管方法に関するものだった。そこに描かれた図版には上下2本のパイプで構成されるトレリスフレームや、DOHC並列2気筒と思われるエンジン、倒立フォーク、鋭いカウル形状など、かなり具体的な姿が表されていた。しかし、現在ではその後の情報は一切本誌に届いておらず、進行具合は不明。

SUZUKI GSX-R250 [IMAGE CG]
SUZUKI GSX-R250 [IMAGE CG] 本誌が以前に特許公開図を元に作成したGSX-R250予想CG。トレリスフレームやダウンドラフトエンジンなどガチSS方向だ。
GSX-R250関連特許図?
特許公開図はトレリスフレームが大容量エアクリーナーボックスを挟み込み、吸気口もラムエアを見据えた前方に設置。リヤサスもリンク式など胸躍る内容だった。

代わりにこの春にも登場しようというのが、インドで絶大な人気を誇るジクサー150の強化版だ。シングルながら従来ジクサーの空冷ではなく、循環型油冷システムを採用した新しいエンジンを搭載する。まずはネイキッドから登場して次にフルカウル版発表という流れになるはずだ。これまでフルカウル版は車名末尾に「SF」が付けられていたが、’19ではスポーツ性が増して「R」に代えられ、「ジクサー250R」となる可能性もあるだろう。

【SUZUKI Gixxer】インドで生産され、アジアや中南米で絶大な人気を誇るジクサー。日本でも2017年から正式に販売が始まった。海外ではフルカウル版のジクサーSFもラインナップされている。

SUZUKI Gixxer
SUZUKI Gixxer ■空冷4スト単気筒 154cc 14ps 1.4kg-m 135kg 32万1840円(税込)
SUZUKI Gixxer
インドではジクサーカップとしてワンメイクレースが行われ、世界やアジア選手権を目指す若いライダーたちのレース登竜門として熱い人気を集めている。スズキも全面的にバックアップ。

さらにもう一歩踏み込んでみる→Gixxer 250RR

ジクサー250/Rの評価次第で望めるCBR超えの新油冷スーパースポーツ

“循環型油冷方式”は従来よりも速い速度でオイルを循環させることで、シンプルながら軽量&高性能エンジンを実現する技術。ジクサー250で成功したなら、将来的にあらためてこれを採用した2気筒エンジン開発もありえる話。そのときは上で紹介した特許技術も使ったCBR超えの新油冷スーパースポーツ誕生に期待したい。

SUZUKI GIXXER 250RR [IMAGE CG]
SUZUKI Gixxer 250RR [IMAGE CG] ジクサー250 の循環型油冷ニューエンジンと、GSX-R250と目されていた上の特許図の車体を融合させたマシンの予想CG。ちなみに近日登場するジクサー250Rは2灯ヘッドライトが採用されるという。

※ヤングマシン2019年2月号掲載記事をベースに再構成

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